LED
電気スタンド ja1cvf 0502 |
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机の上は狭いので壁に取り付けたアームライト、ランプシェードはキュートなお菓子の空き缶。 アームの後ろ側に糸で吊った錘でバランスをとっています。中が丸見えにならないように薄いプラスティックのカバーを付けます。 明るさはまだ不満足です。このようにたくさんのLEDを並べるのではなく集積化された照明用LEDの発売が待たれます。 |
LEDの電気スタンドはAC100Vで直接点灯させます。 1個だけ付けるのであればLEDに直列に10kΩ程度の抵抗を入れてやればOKのはずですがここに落とし穴があります。 この場合LEDに正方向の電圧が掛かったときだけ光っていますが 逆方向の電圧が掛かったときはLEDの逆耐圧が小さいことから壊れる可能性があります。 電流制限抵抗が入っているので壊れないかなあとも思いましたので実験してみました。 見事壊れたのです。この実験ではLEDは壊れましたがどのような壊れ方をしたか検証してみる必要があります。 LEDに過大電流を流すとオープンになる時とショートになる時が有ります。 と云うことは何らかの保護をしないと事故に繋がることになります。 この実験では直列の抵抗(10kΩ)が保護回路として有効です。 そして壊さないために逆方向の電圧をLEDに掛けないための一工夫が必要です。 その方法として整流してしまう・これは面白くありませんし趣旨に反します。 次の方法として逆方向にダイオードを入れて逆電圧をショートする・これもある意味では整流です。 保護している時にも電流が流れ損失になります。 この逆方向のダイオードをLEDにしてしまえば両方向光りますから損失にはなりません。 つまりACで点灯する時は正逆方向に2個のLEDを使えばよいのです。 実際の電気スタンドには光量の関係でたくさんのLEDが必要です。
正逆に繋いだLEDを一組とすれば明るさから考え100組ぐらいまたはそれ以上欲しくなります。
しかしコストが高いので今回は30組としました。 電流制限回路は単純に1/4W型の抵抗です。
万一すべて(多数の)のLEDが短絡した場合(そのようなことは起きないと思いますが)この抵抗がフューズの役目をします。 ※電流制限抵抗について |
LEDは交流で点灯した場合LEDに対し正方向の電流しか流れません。 そこで反対側の周期にも点灯するようにLEDを逆向きに接続します。 このようにすれば交互に点灯しますがちらつきはほとんど感じられません。 またLED一つずつ正逆に組み合わせていますがこれはLEDの性質上逆耐圧が低いので 正逆方向のダイオードを入れることにより相互に保護できます。 LEDに流れる電流を調べてみました。単純に抵抗の両端の電圧をテスタで測ってみるのは正解ではありません。 オシロスコープで抵抗の両端の電圧を見るとこのようにパルス状になっていますのでテスタでは正しく読み取れません。 チョット試しに電圧を下げてどのような振る舞いをするか試してみました。 かなりバラツキが有ります。高電圧で直列点灯させる時はこのバラツキが災いの元です。 この結果を見て5組毎にバランス用にツェナーダイオードを入れることにしました。 交流高電圧点灯は直流点灯の場合には考える必要がない注意点がありますがトランスも使わず点灯できるおもしろさがあります。 間違ったLEDの使い方 |