LEDポケットLAMP
単3電池1個で使えるLED懐中電灯です。

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コンデンサを電池代わりに使う新しいアイディアの
懐中電灯です!

ジャンクのプラスティックケースを利用しての工作です。
電池はどこでも手に入る単3型です。その横にある少し太めの部品がコンデンサ(2.3v56F)です。 LEDの前にプラスティックレンズを被せる予定でしたが間に合いませんでした。

 

最近、LEDを使った懐中電灯が大流行です。

私も乗り遅れてはなら時と作ってみました。 流行の白色や電球色は3,5V程度の電圧が必要で電池が3本必要です。 さもなければICやトランジスタの力を借りなければならないようです。

いろいろ考えてるうちにコンデンサの力を借りればよいことに気が付きました。
普通は4回路のSWの代わりをICを使ってやるのですがそれを手動でSWを切り替えます。 常識的に考えると一瞬しか光らないのでは無いかと思われます。LEDが点灯するとすぐにコンデンサが放電してしまうからです。
コンデンサを大きなモノにすれば長い時間光らせることが可能なはずです。世の中は進歩しています。 ここで使ったコンデンサは電気2重層コンデンサで56F(μを書き忘れたのではありません)と云う巨大なモノです。

回路図のSW位置では充電状態です。 電池はいつも繋ぎっぱなしですが充電が完了すれば電流は流れませんから電池が消耗してしまうことはありません。 充電は10秒ほどで完了です。SWを切り替えると電池とコンデンサがすべて直列になりLEDに供給されます。 このときの電圧は4.5vです。
LEDを2組点灯させて30分くらい十分な明るさを維持します。少し暗くなりますが数時間は点灯します。 そこで無理せず一度SWをoffにして一呼吸おいてSWを入れれば再び輝きを増します。
もう一つ良いことがあります。
SWを切り忘れても電池が無くなりません。
SWを入れっぱなしにしているとそのうちコンデンサの電気が無くなります。 そうすれば自動的に消灯します。消灯すればもちろん電池から電流は流れません。

コンデンサの充電は一瞬(実際には内部抵抗の関係で10秒ほど)で完了し、過充電、過放電のトラブルはありません。
これは手動で操作しますが時代の最先端のハイブリッドカーなどにも応用されている最新技術です。
電気2重層コンデンサは数千ファラッドと云う想像も出来なかった超巨大なモノが作られていますが 私たちが秋葉原で買えるのは今回使用した程度のモノです。 それでも最新技術にチョット触れることが出来るのは楽しいモノです。
電気2重層コンデンサについて興味のある方は
ECaSSフォーラム<http://www.ecass-forum.org/jpn/index.html>を参照ください。
主宰されている岡村さんにはその昔アマチュア無線の技術をいろいろご指導頂きました。
(多分もうお忘れと思いますが)

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