ja1ｈｖｗ　宮内さんの作品

蒲鉾板に洗濯はさみ・これで電信が楽しめる???

ユニークな作品です。一番原始的なモードと言われる電信用の電鍵。

よく見ると裏に”小田原・籠清”と書いてある。これは蒲鉾板である。たくさんの電鍵を手作りして楽しんでいる宮内さんは、蒲鉾を買ったときすでに食べるより早く電鍵のイメージが出来ていたに違いない。

上ものの心臓部はなんと洗濯はさみである。それも竹の洗濯はさみだ。蒲鉾板にプラスティックでは似合わない。

これを見ていると子供の頃にブリキを刻んで作った電鍵を思い出す。

過去の遺物と云われる電信・しかしその簡便さは、手作りの楽しさを存分に味わうことを与えてくれるようです。

キツツキ電鍵を作って楽しむ宮内さんもデイトンのHAMＶＥＮＴＩＯＮでは、数百ドルもするブランドものの電鍵を買っていました。趣味の世界では本当のおもしろさは本人しか解らないのでしょう。数百円で作れそうなキツツキ電鍵と数百ドルもする電鍵、突き詰めれば機能は同じである。何とも愉快な話であります。

蒲鉾をつまみに一杯やりながらキツツキ電鍵で遙か遠くの友達と高級ブランド電鍵の話が弾んでいたのかも知れません。

【サイズ 125×50】