バッテリ式工具のACアダプタ ja1cvf 0501 |
何とも間抜けな工作です。 |
これでバッテリ上がりによる作業中断から解放されます。 |
この装置は電気的定格を超えて動作している部分があります。 機器に損傷を与える可能性があります。 類似品を製作されるときはご注意ください。事故に関していっさいの責任を負いません。 |
バッテリ式電動工具は邪魔なコードがないので便利です。
しかしそれらのほとんどがバッテリの性能を超える過激な使い方をしています。そのためバッテリの持ちが悪く性能が落ちてきます。そして交換用バッテリは本体に比べ割高です。 しばらく使ってるうちにドライバでは感じなかった電力不足に悩まされはじめました。電池がくたびれてきたのです。電池容量が低下して充電してもすぐ空になるのです。もちろん予備バッテリも買いました。”やはり専門家の云うことを聞かないからだ”と自らを慰めてみたものの便利さで使う工具がすぐ動かなくなるのでは不便そのものです。 輪廻とは良く云ったもので最近はACコードが付けられるバッテリ式電動工具というのが販売されているのです。それがヒット商品かどうかは別としてコード付き電動工具とは、昔に戻っただけです。 私もまねしようっと! モータの定格は 過負荷での使用を想定した場合電子制御の安定化電源や軽量のスイッチング電源は不向きです。トランスとダイオードによるブリッジ整流で作ります。ダイオードは過負荷で短絡することがありますから25A・100V定格の手持ち品を使いました。ダイオードには逆電圧保護用コンデンサなど入れるべきですが現在、無防備です。平滑用のコンデンサは不要です。 *参考 松下電工の業務用バッテリ式電動工具(充電工具)のAC対応製品はAC電源用コイルが組み込まれている専用モータを使用しています。 |
【材料の準備】
ジャンク市で買ってきたトランスが始まりです。材料はなるべく手持ち品を使います。
バッテリケースは端材をかき集めて。 | 本体のサイズに合わせて木を削り電極部分はプリント基板用端切れ板です。 | ケースの裏からコードを出してコネクタを付けます。 |
しっくり合うように木を削りヤスリで仕上げます。 これに使ったのは2X4材の端切れです。決して良い選択ではありません。木目が粗くて精密な工作には不向きなことは承知の上です。慎重に下穴を開けておかないとビスがずれます。 |
部品はこの板に組み付けます。シンナー空き缶に合うよう縁を削ってこのあと角を丸くします。 | 写真では判りにくいですがフューズ(1次側3A)を入れたり絶縁スリーブなどを被せます。この電源装置は連続使用に耐えません。 | 取っ手が付いているので高さだけを少し詰めて切りました。蓋にコードを出す穴を開けます。絶縁用の保護を忘れないように。 |
ベースもしっくり入るよう角を丸めます。 空き缶は薄い素材を使っていますから少し余分に縁を出します。ビス8本と少し多めに固定します。缶がつぶれても電気回路がショートしないよう絶縁に対する配慮をお忘れ無く。 仕上がりサイズ 約95X120X125 |