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日本野鳥の会愛媛の紹介

財団法人日本野鳥の会の、愛媛県内在住会員その他で構成される組織です。
詳しくは、こちらhttp://www.dokidoki.ne.jp/home2/kensizen/yachou2004.htm
(愛媛県自然保護協会のサイトの一部です)をご覧ください。
当会の活動状況、探鳥会の予定、探鳥地案内、現れる鳥、連絡先
などが掲載されています。 
「日本野鳥の会愛媛県支部」は、公益法人に係る法律の改正により、
2010年6月6日から「日本野鳥の会愛媛」と改称されました。

   2005/4/1 「日本野鳥の会愛媛」のホームページが出来ました → こちらからどうぞ  

「日本野鳥の会愛媛」主催の探鳥会案内
 
                          こちらから (会報『コマドリ』からの転載です)

「日本野鳥の会愛媛県支部」は、公益法人に係る法律の改正により、2010年6月6日から「日本野鳥の会愛媛」と改称されました。


   日本野鳥の会には、どなたでも入会できます。会員種別は下表のとおりです。
      会員種別は、お好きなものを選んで入会できます(会費は年会費)。

会員種別 本部会費   愛媛会費 合計 送られてくる会誌など
青い鳥会員(本部型)   5,000円※      − 5,000円 会誌『野鳥』
赤い鳥会員(地方型) 1,000円  2,000円 3,000円 会報『コマドリ』
おおぞら会員(総合)   5,000円※  2,000円 7,000円 『野鳥』と『コマドリ』
特別会員 10,000円  2,000円 12,000円 『野鳥』と『コマドリ』
 (注)※本部会費5,000円には、共通会費1,000円が含まれています。入会時に入会金1,000円が必要です。
入会方法は、日本野鳥の会愛媛(089−923−3081留守番電話)までお問い合わせください。

【特報】 上のサイトで紹介されていない、活動の一環として生まれた成果の紹介をしておきます。
1992年、支部会員64名が協力して、
『愛媛の野鳥 観察ハンドブック―はばたき―』を出版しました。
B6判変形384頁(発行 愛媛新聞社 ¥2,855 本体¥2,719)
全国的に話題を呼び、好評だったため1995年改訂版を発行、
現在第3刷を行って、なお販売部数は伸展しています。

           【当時の、専門雑誌の書評】

愛媛の野鳥観察ハンドブックはばたき表紙

『BIRDER』1993年2月号(文一総合出版)
 本書はひとことで説明するなら、愛媛県の鳥の写真図鑑である。しかし、ほかに類を見ないユニークな内容の力作だ。「図鑑編」「ガイド編」「資料編」の3部から成り、中心を占める「図鑑編」は、県内で記録された297種中245種を取り上げて解説。〔写真データ図鑑〕と副題が付けられているとおり、データ面の充実はすばらしい。属する目名・科名、生息状態の季節による区分、県内で観察できる季節の表示、和名の漢字表記、地方名、学名とその読み方・意味、世界の分布、食性、生息環境、鳴き声についての記述がある。写真はすべて愛媛県内で撮影されたものが使われており、未撮影の2種は県外で撮られた写真を載せるのではなくて、イラストで示してある。種の解説文には、特徴や県内での生息環境と生息状況、観察に役立つ情報が記されている。「図鑑編」に見られる本書ならではのくふうは数々。3段階に分けられた飛び立ち距離マーク、県内と国内の生息危険度の表示、鳥の特徴を強調したかわいいデフォルメ・イラストとコピーも掲載され、県内の分布地図も収録。さらには全長、体重、翼長、嘴峰長など各部6か所の測定値まで表示されているという徹底ぶりである。また、各ページには部分的に色が付いている。これはなんとその鳥の原寸大のシルエットで、全体もしくは特徴の出ている部分を示してある。「ガイド編」は愛媛県内の探鳥地32か所の案内をはじめ、読み物、エッセイ、観察記を扱い、「資料編」には鳥とつきあう職業紹介、鳥に関する関係機関一覧、日本産鳥類の種名と愛媛県内の記録、声の検索早見表(これも力作)などが収められている。もはや地方出版物の域を超えている。日本全国すべてのバーダーにお勧めしたい1冊。

『自然保護』1993年2月号(日本自然保護協会)理事・金田平
 このところ地方行政単位での自然観察ガイドブックの出版が増えている。
 生物の生息域は行政区画と無関係だが、観察グループが行政単位でまとまりやすいなら、こうした出版は歓迎されよう。
『愛媛の野鳥・観察ハンドブック』を見た。初心者からベテランまで使えるというキャッチフレーズどおり、深い内容がじつに上手にまとめられている。美しい写真――それも、いつ、どこで撮ったかメモされていて、ウム行ってみてやろう! という気にさせる――を中心に、生息環境区分、出現月別など基本的な部分はもちろん、それぞれに和名の漢字表記はある、学名みの意味がつけてある。という親切さなのだ。にもかかわらず、すぐれた記号化とレイアウトのよさで、じつに安易に読みとれる工夫がなされている。
 探鳥地域内マナーの講座や、傷病鳥の救護法と野鳥の赤ちゃんの絵、俳句に登場する野鳥など、図鑑部分以外もユニークだ。
 あえて注文をつければフィールド用を分冊にし、野外向きの紙質を選ぶなどができるといいと思うのだが。

『野鳥』1993年3月号(日本野鳥の会)柚木修
 書評を頼まれました。気軽に引き受けました。さて、その後が問題です。図鑑っていうのはほめるのが難しい。読むんでなくて、見てしまうから。すぐにあら探しをしてしまうんです。そうかと思うと、すぐに買ってしまうんですね。でも図鑑が本棚にたくさん並んでいるっていうのもいいものです。
 図鑑の紹介は、やはりいい本だから紹介するんですよ。だから、ほめたくないのをほめるのはとっても嫌なことなんです。杞憂でした。そんなこと心配などしなくていい、いくらでもほめられる図鑑だったんです。
 それから図鑑に宣伝パンフレットが挟み込まれていました。「愛媛はじめてのハンディ版野鳥写真図鑑登場」ですって。この本は地方区ではなくて全国区に立候補しなければいけない図鑑です。日本で初めての試みがなされているから。
 もっとも地方区の良さはあります。例えば分布や生息環境については、おおまかな記載ではなく、相当具体的に書かれていますから。それに地方名っていうのがいい。でも日本全国のものでなく、愛媛で地方名を収集してほしかった。そこまで徹底していれば満点でした。
 さて、巻頭には姿の検索早見表っていうコーナーがあって、体型をおおまかに分けてその代表選手を写真で紹介している。野鳥を見はじめた人にとって、ここが最初に役に立つんです。しかも、その種類の選択が重要だし、代表と類似種をどう振り分けるかっていうのも、実際にやってみると難しいものなんです。
 でも、この図鑑は相当多くの人から、初心者だった頃の失敗談を聞いたんでしょうね。誠にもって的確です。
 メインの図鑑編はどうでしょう。「ちょっと文字が多くない? 写真が小さいし」って声が聞こえてきそうです。でも、食性や生息環境がマークで示されていて、文字の嫌いな人には便利です。もっと良く知りたい人のためには、ちゃんと解説もついています。見られる季節や一種ごとの漫画っぽく表現されたカットやそれに添えられた一口メモは、視覚派の人にうけるでしょうね。
 それからこの図鑑のユニークなところは、飛び立ち距離が三段階のマークで示されていて、警戒心が強いか弱いかがすぐにわかる。
 あれ? 全長については二か所に記載されている。しかも数字が異なっていたり。そうか、下の測定値は文献からの参考という意味ですね。だとしたら種名のすぐ下の全長はなくてもよかったかもしれません。なにしろ、この図鑑の最もユニークなところとしては原寸大のシルエットが本文の地に薄く印刷されていること。オオハクチョウなんかは頭だけですよ。でも大きさがよくわかる。これは拍手です。もしかして、これって愛媛県支部の会員がボランティアで作ったものなんですか。すごいなー。

『BIRDER』1993年11月号(文一総合出版)   
「これは驚いたね。地方の鳥の本としてはできすぎなくらい」(茂田)
「普通の図鑑に載ってないことがたくさん載っている。小さなイラストにも味がある。読んでいて楽しくなる本」(島田)
「この本はバーダーみんなに買ってほしい」(永石)
「これはもう、くふうしまくりのすばらしい本。持ってて損はない。日本の鳥の本の歴史に残るでしょう」(亀谷)

●この本の入手方法。
1)松山市内書店(紀伊国屋、明屋、丸三、宮脇など)店頭。
2)近くの「愛媛新聞エリアサービス(愛媛新聞販売店)」に取り寄せを依頼する。
3)発売元の愛媛新聞メディアサービスへ注文。次のページから申し込み可能(内容紹介もあります)。
http://www.emc.ehime-np.co.jp/books/a011/index.html  
問い合わせメールは books@emc.ehime.np.co.jp

● 鳥に関する本の紹介は、→こちら、tori・tori・ワールドの「オススメの本」の「bird book」のページ(当会の若い若い会員のHPです)をご覧ください。

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