炭のお話
あなたは炭火派?そろてもロストル派?
私はかねては安定的な火力を維持できる
ロストルなどで焼くガス焼派であった。
しかしながら、色々と食べ歩くにつれ
炭の魅力を知ることに・・・そのあたりを触れてみよう!


ガス火(ロースターやロストル)
メリット *火がまんべんなく肉にいきわたる
デメリット *肉の燃焼時に水蒸気を発生させ肉を湿らせてしまう。
*ガスに添加された臭いが肉についてしまう。

炭火(七輪や炭火ロースター)
メリット *炭火が発する遠赤外線と輻射熱効果
*肉の表面だけでなく中心部まで火が通る
*遠赤外線が肉の中のうまみ成分(グルタミン酸)を作る
*炭に含まれる微量の灰成分が肉表面の脂肪酸を中和しうまみ をとじこめる役割をになう
デメリット *着火に時間がかかる
*中国炭の輸出が禁止となり国産の備長炭などの急騰

ホットプレート
メリット *お子さんにも比較的安心
*コーンスィートが一緒にバター炒めできる
*片づけが簡単
デメリット *美味しくない
*肉のうまみを思う存分楽しめない。
*肉の脂が下に落ちないので逆に高カロリー


炭の種類
木炭 木を熱して炭化させたもの
白炭 馬目樫を材料とした白炭。火付きは悪いが火持ちが良い。炭化温度が高い。硬く重く、水に沈む。密度が高いものは火力が強力。紀州備長炭や土佐備長炭など
黒炭 炭の色は黒く軽く感じる。
オガ炭 おがくずをチクワ状に固めたもの。
備長炭練炭 備長炭の嘘もん。備長炭を粉にして加工炭にしたもの

備長炭の歴史
岩釜を築いて炭を焼く技術は6世紀頃に仏教が大陸から伝承された時に
中国から伝えられた生活技術のひとつ



白炭技術
→和歌山県で高野山を中心に熊野木炭となり改良され
備長炭となった。
名前の由来は「備中屋長左衛門」この人が江戸時代に田辺藩城下で代々
回船問屋をしており紀州備長炭の白炭を扱っていてその商標が備長炭やったらしい。