不明の野バラ


 山口県の南部干拓の埋立地に見慣れないバラが咲きました。直径が4cmほどの純白の花をつけ、新芽や萼片は赤みを帯び ています。
どなたかこのバラの正体が判りましたら是非ご教授ください。
                      2009年5月22日撮影 山口県

 托葉は離生で、古い葉ではすでに落ちています。茎は滑らかでほぼ無毛に見えます。 日本のノイバラでこのような托葉を 持つものはほとんどありません。カカヤンバラやナニワイバラのように中国や東南アジアから帰化したバラの托葉によく似ています。野鳥の交差点とも言われる 場所に生えていたこのバラは南方から渡り鳥が運んできたものかも知れませんね。


葉は表面に光沢があり、5小葉よりなる羽状複葉で周囲に浅い鋸歯があります。