CHATで出来た物語です。
今後の展開をお楽しみください(更新は未定です)
また、CHATログをそのまま掲載しています
物語は下のほうから読んでください

〜酒は泪か溜息か〜


お知らせ   imagasaさんは、その音すら気付かなかった。
07月03日10時23分24秒

imagasa   マスターは磨いていたグラスを落とした。

imagasa   えらく色が濃いよな?

imagasa   なぁマスター、このジンって、どんな名前だっけ?

imagasa   今の俺には紫色に見えるんだ・・・

imagasa   カクテルライトを受けると赤く見える。

imagasa   面白いよな、スポットライト受けると黄色く見えるし

imagasa   ・・・マスター、あの片隅のチューリップ、何色に見える。

お知らせ  imagasaさんは、カウンターに座ったままだった。

お知らせ   瑠璃さんは、涙を拭うと扉に・・・・

瑠璃   だって、あの人が好き。まだこんなに好きなんだもの。

瑠璃   溢れ出る想いに涙が零れ落ち、瑠璃はしばらく声を殺して泣いた。

瑠璃   このまま会わないで行こうと決めたのに、

瑠璃   どうしようもないわね、あたし。

瑠璃   ・・・・・

瑠璃   マスターに聞けば分かることだけど。

瑠璃   「失恋」と「思い出の恋」を意味した白い花。

瑠璃   あの人は花束を受け取ったのかしら。

お知らせ  瑠璃さんは、扉の前で迷っていた。

お知らせ   imagasaさんは、両の手を握ったままカウンターに座りつづけた。何も知らないままに。

imagasa   (耐えてみせるさ、2人の距離だって、歳の差だって・・・絶対に)

imagasa   さ、さっぱりしたところで、アードベック。

imagasa   近頃仕事が忙しいらしくってなかなか会えないけど、俺も男さ、ここは耐えてみせるよ。

imagasa   ちぇっ、だんまりか・・・まぁいいさ、今の俺は、そう、花言葉の如く、君ありて幸福なんだよ。

imagasa   ん?なんか言いそうだったねマスター?

imagasa   なんだか縁起が悪いねぇ、俺は貰いたくないねぇ

imagasa   マスターはカウンターの隅にある花束を一瞥して言った。「失恋」と。

imagasa   「君ありて幸福」?ああ、ゼラニウムの花言葉が?へぇじゃあアレは?

imagasa   どうしたんだい、マスター?

imagasa   マスターはimagasaの返事を聞くとうつむいてシェイカーを置いた。

imagasa   ゼラニウム、たしかそうだよ。

imagasa   花言葉を知ってるかって?知らないよ、あ、でも俺、自分の誕生日の花なら知ってる。

imagasa   おや?珍しいついでにどうしたんだい、この白いチューリップの束は?

imagasa   マティーニやギムレットはやっぱり腕がわかるね、痛感したよ。

imagasa   珍しいって?いや、先日、若者が行くような店で頼んだんだが水っぽくてね。

imagasa   マスター、ギムレットを。

お知らせ  imagasaさんは、入るなりカウンターに座った。

お知らせ   瑠璃さんは、夜の街へと去り、後に残った微かな花の香りも夜風に消えた・・・

瑠璃   もっと足掻いてみればって笑ってるみたいに思えるわ。

瑠璃   どうやらあなたの花言葉じゃ綺麗すぎたのね。

瑠璃   決心したから、選んだと思っていたけど。

瑠璃   そう・・なのかもしれないわね。

瑠璃   白い花びらが風に揺れる

瑠璃   あたしは、ただ逃げたいだけなのかしら。

瑠璃   弱気なのか強気なのか、自分でもよくわからないのよ。

瑠璃   すべてが思い出になるなら・・・なるならいいのに。

瑠璃   いつか全部が想い出になったとしても・・・か。

瑠璃   瑠璃は、手にした一輪の花に話しかけていた。店に置いてきたものと同じ白い花。

瑠璃   外は、雨露を含んだ夜風が吹いていた。


お知らせ   瑠璃さんは、立ち去りました。カウンターに、白いチューリップの花束を残して。

瑠璃   きっと・・忘れないわ・・・

瑠璃   いつか全部が想い出になったとしても。

瑠璃   あたし、この店好きよ。

瑠璃   ねえ、マスター。

瑠璃   うふふっ、ありがとう。

瑠璃   飲めないはずのお酒も大分様になったと思わない?

瑠璃   あの人を待つようになって、幾夜が過ぎたのかしら。

瑠璃   ・・・・・

瑠璃   これは、あたしなりのけじめなの。

瑠璃   (マスターの怪訝そうな顔に微笑み返す)

瑠璃   ・・誰も来なくていいのよ。

瑠璃   いいえ、・・誰も来ないわ。

瑠璃   あら、なんか嬉しそうね。

瑠璃   待ち合わせかって?

瑠璃   2杯もらうわ。あたしと、隣に。

瑠璃   ここ?・・・そう、隣だったなんて・・・偶然って皮肉なのね。

瑠璃   あの人が、いつも座ってたのはどこかしら?

瑠璃   ねえ、マスター。

お知らせ  瑠璃さんは、なにか吹っ切れた様な笑顔で扉をくぐった。

お知らせ   imagasaさんは、恥かしげに出て行った。(しゃら〜ん・ドアベルの音)

imagasa   マスターは鼻先を恥かしげに掻くimagasaをにこやかに見ているだけであった。

imagasa   その時は、マスター・・・

imagasa   だから、近いうちに、あいつと、瑠璃と一緒に来るさ、ここへ。

imagasa   ・・・だからこの寸劇もそろそろ終わりって事さ。

imagasa   それからでも遅くないって・・・

imagasa   だから・・・決めたんだ、会って全てを決めようと。

imagasa   逃げてばかりの人生だけどここまで気にかかるとはな。

imagasa   夢にまで出るようじゃ、俺も骨の髄までそうだったらしい。

imagasa   そりゃそうさ。・・・決めたんだ。

imagasa   それにしてはなんか暗くないって?

imagasa   マスターが気にしてる事は多分、あたりだよ。

imagasa   アベラワーを頼む。

お知らせ  imagasaさんは、いつもの如くカウンターに座った

お知らせ   瑠璃さんは、ひとり、滲んでいくグラスに語りかけた。

瑠璃   莫迦よね・・・

瑠璃   所詮独りよがりだとしても、終わりなんて知りたくないの。

瑠璃   だけど、夢見ていたかったのよ。

瑠璃   わかって・・・いたわ。

瑠璃   (綴られた物語りを混同してるんじゃない?)

瑠璃   そんなこと、わかってるわ。

瑠璃   (夢と現実は違うのよ)

瑠璃   ごめんなさい、今夜はなにも話したくないの。

瑠璃   え?・・・いいえ。

瑠璃   「カラ・・ン」グラスを傾け、氷が鳴る

瑠璃   マスター、一杯お願い。・・・ええ、そうね。

お知らせ  瑠璃さんは、想い沈む顔で静かに扉を開けた。

お知らせ   imagasaさんは、少し軽くなった心持ちでドアを閉めた。

imagasa   じゃ、マスター、また。

imagasa   逃げてばかりの人生、最後まで逃げて見せるさ、重荷もないのだから。

imagasa   俺は俺なりの生き方を過ごすとするよ、それが親友との約束だしな。

imagasa   いい加減奴も夢から覚めてる事だろう?

imagasa   ふっ、よっぽど物好きでない限り会う奴もいないがな。

imagasa   なら、それに答える前に合わないっていうのが俺にとっての最善手じゃないか?

imagasa   こんな俺に気があるっていう奴がいるとしても、俺はそいつに何も答えてやれない。

imagasa   今は・・・今は、ただ終結の為に生きてるだけさ。

imagasa   ああ、生きてる苦しみから逃げてるだけさ。

imagasa   別に死にたいっていうわけじゃないんだ、ただ生きたくないんだ。

imagasa   マスターには言ったっけ?俺、長生きしたくないって。

imagasa   おっと、眠っちまったか。

お知らせ   imagasaさんは、また深い眠りについた。

imagasa   imagasaは飲んだ残りの琥珀の液を見て自嘲した。

imagasa   ま、今の俺にあいつを引きとめるだけの魅力はこれっぽっちもないけどな。

imagasa   ふっどうせ会ったところで何かが変わるわけじゃないけどさ。

imagasa   会いたいさ、会いたいけど・・・許してはくれないんだ

imagasa   マスターは無言でタリスカーを注いだ。

imagasa   臆病だからさ・・・今、会っても何と言っていいのかわからなくって・・・

imagasa   なんでかって?

imagasa   昼頃にぶらりと寄ろうとした時に・・・ああ、扉の向こう側まで来てたさ。

imagasa   ああ、わかってる。さっきまで居たんだろ?

imagasa   や、マスター。

お知らせ  imagasaさんは、深刻な面持ちで入ってきた。

お知らせ   瑠璃さんは、鳴らないドアを眺めながら、ゆっくりグラスを傾けた。

瑠璃   どっちが好きかって?そうねえ・・澄んだ音の方、かしら。

瑠璃   そういえば、マスター。ドアベルどうしたの?

瑠璃   静かな音楽が流れ続ける

瑠璃   ・・・恋には溺れてるけどね(wink=☆

瑠璃   溺れるほど飲めやしないから・・・

瑠璃   んふ、大丈夫よ。無理はしてないわ。

瑠璃   マスター、もう一杯もらうわ。

瑠璃   あ〜、今日は語りすぎ。

瑠璃   くすくす・・・

瑠璃   あら、笑ってもいいのよ。自分でも古い引用だと思っちゃった。

瑠璃   くすっ

瑠璃   「会えない時間が恋を育てる」のかもしれない。

瑠璃   好きなひとを想うだけで幸せになれるものなの。

瑠璃   それにね、

瑠璃   すれ違いばかりだけど、お互い仕事が忙しいって解ってる。

瑠璃   自虐的になってるんじゃないから。

瑠璃   ああ、慰めはいらないわ。

瑠璃   お酒が弱いって憶えてるなら、きっと莫迦なやつだと思ったんじゃないかしら。

瑠璃   あたしのこと、思い出してくれたんでしょう?

瑠璃   うふふ、いいのよ。

瑠璃   そう、ばれちゃったのね。

瑠璃   ・・・・・・・

瑠璃   隠したって駄目。マスターは何でもお見通しなんでしょ?

瑠璃   なあに?何か云いたそうな顔してるわ。

瑠璃   静かね・・・・

瑠璃   流れる音楽に耳を傾ける

瑠璃   ええ、それで。

瑠璃   今日はゆっくりしていけるのよ。
瑠璃   こんにちは、マスター。

お知らせ  瑠璃さんが入室しました。『・・・・・』

お知らせ   imagasaさんは、深い眠りの中へ落ちていった。

imagasa   imagasaは瑠璃色の札を眺めながらスピリタスを飲み干した。

imagasa   今頃、あいつは濃い目のカフェ・ロワイヤルでも飲んでるんだろうな・・・

imagasa   ああ、来るべき時に来ない俺が1番悪いよな・・・わかってる。

imagasa   ・・・そうか、来たのか・・・、あてつけのように俺のリベットの横に置くなんて、マスター人が悪いな。

imagasa   マスター、その札付きのビスキーは。

imagasa   そりゃいつもの時間に来れなかったのは悪かったけどさ、仕事だし・・・

imagasa   「貴方という人は・・・」って、俺なんかした?

imagasa   なんだよ、いきなり溜息なんかついて。

imagasa   ん?あれ、マスター、ドアベル戻さなかったのかい?

お知らせ  imagasaさんが入室しました。『からら〜ん♪』


お知らせ   瑠璃さんが退室しました。『からら〜ん♪』 (ドアベル変わったのね‥。)

瑠璃   じゃあ、次は時間があるときにゆっくり飲みに来るわ。うふふ。

瑠璃   ええ。あの人にはひ・み・つ。

瑠璃   横に置いてもらえるかしら。

瑠璃   そうだわ!マスター。あたしもボトル1本キープする。

瑠璃   すれ違いばかり。運命の神様は意地悪よね。

瑠璃   あの人‥来てたのね‥

瑠璃   (カウンターのボトル)

瑠璃   はぁ〜(溜息) 0時の鐘が鳴ったみたい。戻らないと。

瑠璃   『ピピピッ』(呼び出し音)

瑠璃   ん‥ちょっとね。

瑠璃   化粧で隠したつもりなのに(手鏡取り出し覗く)

瑠璃   あらやだ、わかる?

瑠璃   だけど。今日も長くはいられないの。

瑠璃   気にしなくて?ふふっ、ありがとう(にっこり)

瑠璃   この間はごめんなさい、お水頂いただけで帰っちゃうなんて。

瑠璃   マスター、お久しぶり

お知らせ  瑠璃さんが入室しました。『からら〜ん♪』(あら?)

お知らせ   imagasaさんは、カウンターのボトルを眺めたままであった。

imagasa   マスターの変えたベルは次にならす人の為に

imagasa   マスター?ベルを替えてどうするんだい?

imagasa   蜂蜜のような甘いこれが苦い思い出を薄めてくれる・・・そんな気がして。

imagasa   でも・・・今は飲みたい気分なんだ。

imagasa   そりゃ、ロックは嫌いじゃない、仲良くしたいと思うさ。

imagasa   まるでここに引き止める魂胆でも・・・あるのか。マスター、眉が動いたぜ。

imagasa   おいおいマスターがロックを進めるなんて。

imagasa   ロックにしたほうが良いって?

imagasa   ああ、当然、ストレートさ。

imagasa   いつものハイランドパーク、ダブル。

imagasa   そりゃ気付くさ、まるで喫茶店のようだよ。

imagasa   ん?マスター、ベル変えたね。

お知らせ  imagasaさんが入室しました。『からら〜ん♪』(ドアベル)

お知らせ   瑠璃さんが退室しました。『シャララ〜ン♪』

瑠璃   ありがとう。またくるわね。じゃあ‥

瑠璃   (グラスを飲み干し)

瑠璃   いえ、なんでもないわ。

瑠璃   『カラ‥ン。』

瑠璃   あの人が来たら

瑠璃   ‥‥‥‥‥‥

瑠璃   思うようには、ならないってことよね(溜息

瑠璃   ケセラセラ‥なるようになる、か

瑠璃   『カラ‥ン。』(氷が溶ける)

瑠璃   あたしの柄じゃなかったみたい

瑠璃   溺れるほど飲んでみたいと思ったのに。

瑠璃   ふふっ‥だめね。

瑠璃   夕べ久しぶりに飲んだから、二日酔いなの。

瑠璃   マスター、冷たい水頂ける?

お知らせ  瑠璃さんが入室しました。『しゃらら〜ん♪』(ドアベル)

お知らせ   imagasaさんは、ツッコミを期待しながら去っていった。

imagasa   男の私が見れる夢を。

imagasa   さぁ今宵も夢を見よう。

imagasa   でも、私は今の私を受け入れれる。

imagasa   夢と現実を上手に扱える大人の女にはなれない。

imagasa   夢をありのまま受け入れる聖母の様な私もいない。

imagasa   夢見ていた頃の無垢な少女だった私はいない。

imagasa   夢、か・・・

imagasa   ・・・