苔の洞門

苔の洞門データ
樽前山が噴火したときに流れ出た溶岩の割れ目が沢水等でにより浸食されて出来た地形で、その岩肌に苔が密集している。
苔の洞門:
  1. 位 置:支笏洞爺国立公園支笏湖南岸
  2. 総延長:洞門入り口から420b
  3. 駐車場から入り口まで:750b
  4. トイレ:簡易トイレ有
同ページの大きい写真を御覧になりたい方は「写真館」へ、どうぞ。

道路を挟んで支笏湖(しこつ湖)と苔の洞門がある。
観光スポットとは言ってもお土産屋さんがあるわけでもなく、注意していないと通り過ぎてしまう。
 駐車場から原生林の中を750b歩くと洞門入り口。
足下が砂地なのでチョット歩きづらいけど、緑の中を歩くのは気持ちがいい。
15分くらいで入り口に到着!

入り口を行くといきなり薄暗くなるけど、すぐ道幅2bもあるだろうか、その両側の苔の壁(高さ5bくらい)に目を奪われる。
その道が広くなったり、狭くなったりしながら奥へと続く。

途中、丸くてでっかい岩が道をほぼ完全に塞ぐ形で道に挟まっているので、その岩の脇を身体をかがめて通って行く。

上を見上げると壁の間から原始林が鬱蒼としていて、その隙間からお日様がこぼれます。
更に奥へと進むと道が急に狭まって、1人しか通れない梯子が垂直にかかっている。
行き来の人がここで渋滞するけど、譲り合って通ります。

足もとの石ころに気を付けながら少しひんやりして空気を楽しみつつ行くと、突然、ポッカリした空間にでる。
そこが終点。入り口から420b地点。
そこでは、みんな適当に腰下ろして休んだり、シャッターを切ったりしている。
でも、至るところに石が積み上げられていて、どう見ても”賽の河原”を連想して、写真を撮ることが出来ませんでした。
(曰くがあるのかどうかは、定かではありませんが。。)
でも、いや−−−な、気分では無いので大丈夫です。
一休みをしたら、又、来た道をテクテク戻ります。


とにかく、何もない所なのですが、一見の価値ありと云う感じです。
妙に落ち着いた気分になります。