夜へ急ぐ人
海のそばで殺された夢

1977年9月1日発売
(EP)PK-75



1977年の『NHK紅白歌合戦』での歌唱シーンが近年になり脚光を浴び、その結果、今ではちあきさんの「裏・代表曲」とも言える、カルト的人気を誇る作品です。

深夜のテレビ番組に出演していたフォーク歌手・友川かずきにちあきさんが興味を示し、それがきっかけで友川かずきからの作品提供が実現。当時開催されていた『広島平和音楽祭』の参加作品として作られたのが「夜へ急ぐ人」でした。この曲のテーマは「日本の女の狂乱」。音楽祭のテーマとは無関係だったそうです。
8回目のNHK『紅白歌合戦』には「夜へ急ぐ人」を引っさげて出場。その歌唱シーンは大晦日のお茶の間に衝撃を与えました。

ちあきさんと友川かずきとの出会いは、やがてアルバム『あまぐも』の制作へと向かいます。詳しい事については、当ディスコグラフィーのオリジナル・アルバム編『あまぐも』の項目をご覧ください。

なお、このは同年のアルバム『ルージュ』の制作の途中からちあきさんのディレクターに就任した大木舜氏が手掛けた初のシングル曲となります。