紅とんぼ
片情(かたなさけ)

1988年10月5日発売
(EP)RE-860
(SCD)10CH-30
(SCT)10SH-62

*カセットは両曲のオリジナル・メロ入りカラオケも収録


NHK『歌謡パレード’88』の9月のオリジナルソングとして披露された作品ですが、実際は前年には既にレコーディングを終えていたそうです。

テレビで披露された翌月にシングルが発売され、オリコンチャートにもランクイン。この曲で同年の『紅白歌合戦』に11年振りの出場を果たしています。その効果もあって1989年に入り徐々にチャートの順位を上げ、ロングセールスを記録(24週)。オリコン最高46位を記録しました。

1989年の春に発売された雑誌での、ちあきさんと作詞家・吉田旺の対談によると、この曲の制作にあたっては、作曲家・船村徹が作ったメロディーが先に出来上がっていたものの、吉田先生がずっと詞を書けずに困っていたところにちあきさんから「しゃべり言葉にしてください」と依頼があり、やっとの思いで出来上がったというエピソードが明かされています。

「演歌は嫌い」が定説となっているちあきさんですが、この曲に関しては「叙情歌・流行歌」と自ら位置付け、「私にとって大事な曲」と公言していました。