ヘッドライトオートレベリング by プロフェッサーO氏

20系前期型を後期型にされておられるプロフェッサーO氏よりまた貴重な情報をいただきました.同じように前期型を後期型に変更されてヘッドライトが固定式になっている方にはうれしい情報です.天下のトヨタさんのバグ情報も.

以前、断念したヘッドライトのオートレベリングですが、本日成功しました、
UZS151マジェスタ用のレベリングCPUが手に入り、セルシオに流用出来ないかと、いろいろ調べた結果、何とかなりそうな事に気づき、トライしてみました、
レベリングに必要な信号は、SBF,SGFのセンサー電源、SHF,SHRのセンサー信号、SPDRの車速信号だけ(セルシオ用CPUならば他にも必要)なので、エアサスCPUから、SBL,SGL,SHFL,SHRL端子を枝割し、ABS&TRC-CPUから、FRO端子を枝割しました、
あとは、レベリングアクチュエータへの配線、IG電源、ライトコントロールスイッチのライトON回路につなぐだけでOKでした、
あと一つ、WNG信号(レベリング系統警告)がありますが、これは、後期型のスピードメーター内のファンクションディスプレーに、HIDの異常があると警告表示をするためのもので、当然僕のクルマでは不要です、

実際の状況ですが、なかなか面白いですね、
まず、IG-ONでイニシャルチェック(基準点の位置だし)を行います、
光軸がいちばん下まで動き、その後基準点まで戻ります、
次に、Dレンジにシフトしたときや加速時には光軸が下がり、
逆に減速(ブレーキング)時は光軸を上げてくれます、
エアサスコントローラで前後の姿勢を故意に傾けても、光軸は一定位置を
キープしようとします、

当初、エアサスCPUからの配線の引き出しで、トヨタにしてやられました、
配線図のミスプリントだったんです、
SHRL信号の端子が、G57コネクターの2番端子なのに、配線図では11番端子になってたんです、
よーく見ると、11番端子が二つあるじゃないですか、
これに気づくまで、かなりかかりました、
レベリングCPUは、姿勢位置を左側の前後のハイトセンサーから判断する仕組みで、最初、配線図のままつないだときは、フロントの左右のセンサーに結線していた事になります、
だから、前後の姿勢が変わっても、全く動作しなかったんですね、
「やられました!」

バッテリーとヘッドライトの間に装着されたUZS151マジェスタ用レベリングCPU.
品番は89960-30031で,参考価格が\18,600.
今回、マジェスタ用のCPUを使われましたが,セルシオ用のCPUでも可能とのことです.
セルシオはエンジンルームに余分な空間がほとんどなく,装着に苦労されたと思います.

とても前期型には見えません!

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