バックモニター

加工はトランクパネルとライセンスフィニッシャーに穴を空ける事からはじめました.

トヨタ純正 '04モデル販売店OPナビ用バックカメラ

他にECLIPSE製カメラコントロールユニット,RCA → アナログRGB変換回路,4回路リレー,タイマーリレー,その他 シールド線等です.

カメラの設置位置も,あえて後続車から わずかに見えるようにセットしてみました.

EMVディスプレイとの接続は
ナビゲーションECUとEMVディスプレイとを繋いでいるアナログRGB信号線にバックカメラの信号を,リレーで割り込み切替させる訳です.

必用な材料は「RGB変換回路」と12V動作4回路リレー(2接点型),約1秒(好みで0.5秒程度)のタイマーリレーと,適当な長さの5芯シールドケーブルです.

4回路リレーは高周波タイプじゃなくても,電子パーツ店にある通常のリレーでOKです.

タイマーリレーは1秒以下の物が手に入らない場合,内部の抵抗を変更して動作時間を変える事も可能です(僕の場合はそうしました).

5芯のシールド線も電子パーツ店などで市販している0.1sq以下の細い物でOKです.

タイマーリレーはシフトレバーが「R」位置を素通りして「D」位置に入れる時に,画面が一瞬だけ切り替わってしまう症状をキャンセルする為です.
シールド線を使うのは車両のハーネスも同様に,アナログRGB信号にノイズが入りにくくするためです.

作業方法としては
まずリレーを割り込ませる為に,車両のハーネスをカットしなければなりません.

リレーを設置する場所に合わせてEMVディスプレイ寄りかナビゲーションECU寄りかを決めます.

カットするのはカラー信号の「R」と「G」と「B」信号線及び,同期信号の「SYNC」信号線です.
同期信号アースライン「VR」はカットせずに取り出して来て,RGB変換回路のSYNC−GNDに繋ぎます.
「VG」信号線も引き出してきて,5芯シールド線のシールドラインを繋ぎます.
そして,このアースラインもRGB変換回路のRGB−GNDに繋ぎます.
要はディスプレイとECUと変換回路のアースラインをすべて繋いでおき,RGB信号と同期信号をリレーで切り替える回路を作る訳です.

回路図

ECLIPSE製カメラコントロールユニットを使った事で,リバースに関係なく付属のスイッチでモニターすることも出来ます.

走行中に後方の映像を映し出すのも,なかなか面白いです.