ストラットタワーバー by Prof.O氏

Prof.O氏のセルシオに付いたストラットタワーバー

奈良県の「K製作所」って言う所のもので,ここはストラットタワーバーの全国シェアー8割程度の製造をしている所だそうです.

TOM’Sにも供給していたそうですが,現在TOM’S製のほとんどがアルミ製になり,K製作所社長の強度に対するポリシーが邪魔をして
「スチールでしか作りません」とTOM’Sとの取引をやめたそうです.

当初,K製作所では20・21系の前期と後期で区別なく,タワーバーを作っていたそうなんですが,前期型はショックアブソーバーの右アッパーマウントにイグナイターが付いており,タワーバー装着時に干渉しまいクレームが出ていたそうで,ついにはメーカーのK製作所にもクレームが数件あったらしく,社長が色々と調べた結果,前期と後期ではアッパーマウント部分の違いが発覚したそうです.

そこで,設計変更をすることになったのですが,その時にProf.O氏の車でデーター取りして,前期専用のタワーバーを作ったんだそうです.

Prof.O氏はモデル車になったということでこのタワーバーを頂いたそうですが,下記の理由で装着はされていないそうです.
「タワーバーは,ストラットサスペンションのアッパーマウントを固定して剛性を強化するもので,セルシオのようなダブルウイッシュボーンのショックアブソーバーの頭を固定しても意味がないと思います.
10系ほどではないですが,20系でも丈夫なフレームとインナーフェンダーが付いているので、ボディー剛性には変化が無いようにも思います.」