ワイパーラバー交換

Webmasterはディーラーのスマイルパスポートに入っているため,購入1年目の点検時にディーラーがワイパーラバーを交換してくれています.

しかし最近拭き残し部分が出てきており,またフロントガラスに撥水剤塗布,ウインドウウォッシャー液も撥水型にしてので
撥水効果のあるワイパーラバーに交換しました(純正ラバーもグラファイトコーティングがしてあるが).
ブレードごと交換した方がイイのかもしれませんが,まだ新車から2年も経っておらず今回はラバーのみ交換しました.

セルシオのワイパーはフルコンシールドタイプで普段はボンネットに中に引っ込んでおり,他車のように立てて固定することはできません.
ボンネットを開け,ワイパーを少し浮かせてワイパーブレードを外します.
ワイパーを外すには画像の部分をマイナスドライバー等で浮かせてから,ブレードのU型固定部分ををずらして外します.

今回使用したGlaco撥水コーティングワイパー,撥水効果を素早く出すためにはガラスが乾いた状態で5〜10分ワイパーを作動させると書いてありましたが,乾いたガラスに5分間もワイパーを動かす気にはなれません.
以前乗っていた太古車がフロントガラスにワイパーの擦り傷がいっぱい付いていましたから.

ワイパーラバーの長さ
運転席側:600mm
助手席側:400mm

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ワイパー作動時には格納位置より少し上部でワイパーが止まりますが(ライズアップ),あれは払拭面積を増やすためと思われます.

セルシオのワイパーは4リンク式(ヒンジ部分が4カ所,画像では2カ所見える)で他車と違うのがわかります.
セルシオのフロントガラスは大きく(幅がある),普通のワイパー機構では十分ふき取れないと思われ,4リンク式にすることによって払拭面積が大きくしていると思われます.
運転席ワイパーを見ると取り付け位置が他車よりも中央寄りになっています.
そうするとワイパーが上がったときに運転席側Aピラーと平行にならず,拭き残し部分がでてきます.
そこで4リンク式にするとAピラーに近づいたときにはワイパーアームとブレード(ラバー)に角度が付き,Aピラーとワイパーが平行になり拭き残し部分がなくなります.
トラックなどもフロントガラスが大きいので4リンク式になっている車種があります.

この4リンク式の運転席側ワイパーアーム,値段が2710円.助手席側のワイパーアームは普通の一本式のものですが値段は3330円.
助手席側の単純な作りのワイパーアームの方が値段が高い.
たしかの助手席側の方が太くてしっかりしているが….
運転席側ワイパーブレード:3360円
運転席側ワイパーラバー:750
助手席側ワイパーブレード:1640円
助手席側ワイパーラバー:650円
助手席側のワイパーブレードの方が短いが,こんなに値段が違うのはなぜ?誤植?

一般的なワイパー(カローラ用)

セルシオのワイパー

「工場で発見したひときわ頑強そう(高級そう)なワイパーユニット.カローラ用ではパイプだったところが一体のアルミダイキャストフレームになっている.聞けばセルシオ用とか.確かにセルシオのワイパーは作動音が聞こえないくらい静かだった.」以上福野礼一郎氏「超クルマはかくして作られる」より無断転載

雪や氷がフロントガラスのAピラー部分やフロントカウル部分にたまっている場合,そのままワイパーが作動すると破損する可能性があるため,払拭角度を自動的に縮小してフロントワイパーのロック及び破損を防止してくれます.その可変調整をしているのが画像のスプリング部分です.