3メディアVICS装着(トランクルーム)

トランクルーム左側のヒューズボックスの後ろにVICSコンピューターを固定.

トランクルーム右側のラジオチューナーの下にFM分配器を取り付ける.

VICSコンピューターとFM分配器・ナビコンピューターの間をそれぞれ配線する.

ラジオチューナーを外す時に10mmのディープソケットが必需.

3メディアVICSにすると「渋滞考慮探索」と「割込設定」の項目が新しく出てくる(FM多重の時は出てこない).

「渋滞考慮探索」とは目的地を設定している状態でビーコンから渋滞・規制情報を受信するとこれを考慮してルートを探索してくれる.

「割込設定」とはビーコンからVICS情報を受信すると,VICS文字情報(または図形情報)を自動的に表示する.

ダイアグノーシス画面の「VICS検査」

タッチするとをれぞれの情報をキャッチした時間等を表示する.

水色の矢印は空いている,赤色の矢印は渋滞している,黄色の矢印(この画面にはない)は混雑しているというVICS情報.

丸に×は通行止め.

目的地を設定していて渋滞があると左側のVICSの下の受信時刻が赤色になる.

3メディアvicsの内容

FM多重放送

都道府県内全域の一般道の情報と県内全域・県外約100km以内の高速道の情報
NHK-FMから情報を受信

30系前期MC後は標準装備
範囲が広いが内容が浅い情報を提供

光ビーコン
進行方向10km以内の詳細な情報と30km以内の国道以上の道路情報
FM多重に比べ範囲は狭いがより詳しい情報を提供

電波ビーコン
進行方向の高速道約100kmの情報と高速道に密接に関連する一般道の情報

また情報表示形態は3レベルにわかれている

レベル1
文字により道路交通情報を表示

レベル2
簡易図形により道路情報を表示

レベル3
地図上に道路情報を表示

インプレッション…純正のFM多重放送VICSでもほぼ5分おきに情報を受信して地図上に渋滞・空き道の矢印や工事情報が表示されていた.
3メディアVICSに変更後の違いはその情報の量が多くなっている.
しかしこれは道路上に設置されている光ビーコンの数に左右されるだろう.郊外だとFM多重と3メディアとの差はそれほどなく,光ビーコンの設置数が多い都市の方が3メディアVICSの恩恵に与れると思われる.
3メディアVICSだとビーコンから情報を受信した時に地図の画面上に図形で割り込み情報が表示されてわかりやすい(上記の割込設定を自動割込にした場合).
またFM多重のみの場合オーディオの電源がオフの場合やNHK-FM以外のFM・AM放送を受信中はVICS情報を受信できなかったが3メディアVICSはオーディオのオンオフは関係なくVICS情報を受信できる.
また光ビーコンからクルマの自車位置を受信でき自車位置の補正ができる.