ツィーター追加
純正でもダッシュボードにツィーターが付いていますが,鳴っているのか,いなのかよくわかりません.
純正の
ツィーターを市販ツィーターに交換する場合は問題があります.
一つは純正
ツィーターのインピーダンスが7.5Ωであること.市販ツィーターのインピーダンスは4Ωです.
純正よりも小さなインピーダンスの
ツィーターに変更するとアンプが破損する可能性があるようです.
もう一つは純正
ツィーターの取り付け場所が非常にアクセスしにくい場所です.
交換する場合大変そう.

そのため純正ツィーターは残したまま,市販ツィーターをフロントスピーカの配線に並列に接続し,Aピラー部に装着しました.

ADDZEST SRH213

2cmのツィーター

左は埋め込み式にする場合に使うマウントスペーサーを装着したもの(ツィーターの角度調整が可能).

右はツィーター単体(とカバー).
マウントスペーサーを使わない場合はツィーター部分が出っ張ります.

室内を純正のママにしたいので埋め込み式に.

フロントドアフレームガーニッシュの裏側(窓枠の内側の樹脂).

穴開けのマーキング.

カッターでカット.

バリを取って

カバーを埋め込み,裏側からホットボンドで固定します.

付属のマウントスペーサーを使いたかったのですが,ドアフレームガーニッシュの裏側にそのスペースがなく諦めました.

ホットボンド.

樹脂を熱して溶かし,ガンの先から押し出して接着するものですが,冷えるとすぐに固まるので非常に使いやすい.

カバーを固定.

ツィーターもホットボンドでカバーに裏から固定.

完成.

実際はこの画像ほど違和感はありません.

ツィーターは少しドライバー側に傾けて固定してあります.

付属のコードの途中にコンデンサが入っています.

ツィーターには低音域の情報はいらないのでコンデンサで周波数の低い音は通さないようにしています.

このコンデンサの数値を換えることによってツィーターの情報量が変わってきます.

完成.

実際はこれほど違和感はありません.

インプレッション
純正ツィーターは音が出ているのか,出ていないのかほとんどわかりません.ダッシュボード上のツィーター開口部を手のひらで塞いだり,開いたりするとわずかにその違いがわかる程度です.
後付ツィーターは,手のひらで塞いだ時と開いた時の差がよりはっきりしました.
何が違うかというと「シャカシャカ」音の量が.
でも「シャカシャカ」音だけが増えてもな〜.
コンデンサの数値を換えてみるとまた違うかもしれません.

コンデンサ交換

上:純正コンデンサ
  50V 4.7μF

下:交換したコンデンサ
  200V 4.7μF

ツィーターに低音域の情報が来ても,あの小さなツィーターでは低音域は再生できません.またツィーターが壊れることもあるようです.
そのためツィータには低音域をカットするコンデンサが付いています.
しかしコンデンサの材質が悪いために高音域に濁りを発生させているようです.

そこでコンデンサを周波数特性の良い物に換えるとクリヤでメリハリのある高音に生まれ変わるそうです.

下のは¥350
純正は¥30¥くらい?
10倍の価格差!

ツィーター付属のコードの途中に付いていたコンデンサを交換.

¥350のコンデンサに交換後,明らかに高音域がクリアになりました.
純正コンデンサと¥350コンデンサを交互に接続して聴いてみると全然違います.

今回はコンデンサ容量を4.7μFで同じにしましたが,この数値を変えるとツィーターを振動させる最低周波数(クロスオーバー周波数)を変更することができるようです.

クロスオーバー周波数 F(Hz)=159,000/CR

   (C:コンデンサー容量(μF) R:スピーカーインピーダンス(Ω))

159000/4.7×4 = 8457 Hz

8457Hz以下の周波数の音をカットしているわけです.
コンデンサ容量を変更すればカット周波数が変更できます.

350×2 = 700円でこれだけ音が違ってくるならメーカーも最初からもうちょっと高性能をコンデンサを付けてくれればいいのに.
コストの問題かな?