スイッチに関する不満

ECTセレクトスイッチ

ATの変速は主に車速とアクセル開度で決定されますが,このECTセレクトスイッチで任意に「パワー」「ノーマル」「スノー」モードの3つのシフトパターンに切り替えることができます(通常はノーマルモード).

パワーモード(PWR)はパワフルな運転や山間地での運転に適していると取扱書には記載されています.
が,実際にパワーモードに変更してもノーマルモードとの違いは体感できません.
もともとセルシオのATは運転者のアクセル操作・車両状態と道路状況(登り坂・下り坂・ワインディング)を推定し,最適なシフトパターンへ自動的に切り替えるAI-SHIFT機能があり,フル加速したときの変速点も変動しています.
セルシオにパワーモードは必要ないと思うのですが…….
またパワーモードというのならもう少し変化がわかるようにして欲しいな.

スノーモード(SNOW)は雪道など滑りやすい路面での発進,走行に適していると取扱書には記載されています.これは体感できますし有用だと思います


しかし,このスイッチ,スノーモードからノーマルモードに戻すときに上側に押すとノーマルではなく一気にパワーモードになってしまいます.
取扱書にはスノーモードからノーマルモードに戻す時はもう一度SNOW側を押せとありますが,普通はOFFにする時はONの時の反対側に押します.実際,パワーモードのON-OFFはそうですから.
間違えやすいと思うのですが,パワーモードとスノーモードでスイッチ操作が違うのは何か意味があるのでしょうか?

ワイパースイッチ

ワイパースイッチはレバーを下に倒して操作します.
一段でAUTO,二段でLO,三段でHIGH.
AUTOの感度は内側のリングを回して調整.

しかしこのタイプのワイパースイッチ,今どの作動状態なのかわかりにくいのです.
またAUTOの調整リングも上が「-」,下が「+」っていうのも普通の感覚からいうと反対.レバーを下側に倒してワイパースピードが上がる設定なのでそれに合わせたのだと思いますが.
またレバー式だと何かの拍子にレバーを倒してしまいます.乾いたフロントグラスにワイパーを動かすのはガラスに傷が付いてしまいます.

ワイパースイッチもライトスイッチと同じようにダイヤル式の方が分かり易いし,誤操作もしにくいように思うのですが.
もちろん上に回すとスピードアップ.
AUTO感度も上が「+」.

EMV周りのスイッチ

向かって右側にエアコン関係のスイッチ.
左側にナビ・オーディオ(エアコン)関係のスイッチ.

エアコンとナビ,運転中により多く操作するのはどちらかと言えばナビ関係のスイッチではないでしょうか.
エアコンは一度設定するとあまり触りません.
ナビは目的地設定をしたり,曲によってオーディオの設定を変えたりします.

それならナビ・オーディオ関係のスイッチを手近な右側に,エアコン関係のスイッチを左側にしてもいいように思うのですが.

ムーンルーフスイッチ(左側の2個))

手前がチルト,奥がスライド用.

操作するには手を天井まで挙げる必要があります.
手を挙げての操作っていうのは“やりづらい”.


手を前に出して自然に届くセンターコンソールやダッシュボードの高さにムーンルーフのスイッチがあってはいけないのでしょうか?(昔乗っていたクルマはそうでした)