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エンジンをかけると表示部の棒が回転してオープニング画面に. 走り始めると車速10km/hくらいで“2”に,20km/hくらいですでに“3”になり30〜40km/hで“4”になります. 発進時,フル加速すると1速からすぐに2速になり,その2速はロックアップしています. 減速するときはかなり低速になってから“3”に落ち,次は“2”を飛び越えて“1”となります. ロックアップ,フレックスロックアップも数字右下の「.」(ドット)の点灯,点滅でわかり,フレックスロックアップはこんなにひっきりなしにしているんだなあと思いました. バックの時は横棒が上から下に流れます. このシフトモニター,見てると非常に面白いです. 30系セルシオ後期型から6速ATにシフトインジケーターが装備されましたが,あれはDポジションでは表示されず,Sポジションに入れている時のみ表示されます. |
ロックアップ…オートマチックトランスミッション(AT)はエンジンの回転をトルクコンバーター(トルコン)を介してトランスミッションに伝えています. このトルコンは液体を介しているため滑りがあり,それがあるからアイドリングでギアを入れたままでもエンストしないわけです. このエンジンとトランスミッションの間の滑りを無くすような機構がトルコンにあれば,効率良くエンジンの回転を伝えることができます. そこで開発されたのがロックアップクラッチ機構で,エンジンからの回転をトルコンを介さずに直接クラッチを通じてギヤに導く仕組みで,トルコンが必要ではない領域(一定速度でエンジンがぎくしゃくしないギヤレシオ時)でのみ働きます. フレックスロックアップ制御…H∞制御理論を駆使し,ロックアップクラッチに微妙な滑りを安定して継続させることを可能としています. 要はロックアップした状態と,していない状態の中間の状態を作り出しているわけです. 30系セルシオではロックアップ作動領域を拡大し,従来の4,5速から3,4,5速まで拡大しています. |
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