ナビの走行中全操作可能化

  純正ナビは走行中に操作出来ない機能がたくさんあります.例えば目的地設定.信号待ちの時に目的地を設定し始め,もう少しで設定が終わるというところで信号が青になりボタン操作ができなくなるってよくあるんです.安全の為ですが不便でもあります.

  整備書を見るとナゲーションコンピューターの車速センサーが断線した場合,不具合症状として「走行中に全スイッチ操作可」と書いてあります.これは我々にとっては不具合ではなく具合がいい症状です!

ナビゲーションコンピューターはトランクの右側.

この中にDVD-ROMも入っております.

コネクターは2つ.

左側のコネクターの上段の中央のコード(橙-赤)が車速センサー.

画像では端子を少し引き抜いてあります.

これをカットして,間にON-OFFスイッチを付けます.

スイッチは当然運転席で操作出来ないといけませんので配線を室内に引き込みます.

一番悩んだのがどうやってトランクから室内に引き込むか.既存の配線(例えば電話用)を使おうかと思いましたが見つかりませんでした.

今回はリアシートのトランクスルーの扉の下に丁度いい穴が空いていたのでそこから通しました.

その穴に到達するにはリアシートの座面も背もたれも外す必要があります.

スイッチはセンターコンソールのシフトレバー横の小物入れ(灰皿)のアクセサリーソケットを外して,そこに装着.

これで走行中もナビ操作が全て可能になりました.

しかし,僅かに問題もあります.
スイッチをOFFにして車速センサーをカットすると自車マークがまったく移動しないのです.そして忘れた頃に瞬間移動するのですが,またそこで停まってしまいます.
GPS信号はちゃんと受信しているのですが…….とても使えたモノではありません.
このナビはGPS信号と車速信号を合わせて演算して現在地を検出しているのでしょうか?
昔のナビは車速センサーなしでもGPS信号だけで不正確ながらなんとかナビゲートしていましたが.

次にスイッチをONにして車速信号を入れると自車マークは動き出しますが,しばらくの間は全く違う道を走行して,数秒後から長いと数分後に正常な位置となります.その後は普通に使用出来ます.

車速センサーをOFFにした状態での目的地設定はもちろん可能です.しかしOFFにした時に止まった自車位置からの設定です.

今回の改良?のデメリットは車速センサーをOFFからONにした数秒から数分の間,ナビが使えないことですが,走行中全操作可能になりますので信号が青になった時のイライラが減りました.

尚,同じ事を20系でもやったことがありますが,20系では走行中操作不可能でした.


これと同じ目的のキットが2万円前後で販売されていますが,まさかこれと同じ機能ではないでしょうね.
カプラーとスイッチなんて2万円もしませんものね.

TV-KITは……