音の発生抑制
- 優れたボデーの基本骨格や高剛性な面分割フロアパネルの採用・クロスメンバーおよびブレースなどの最適配置による各部パネルの剛性向上により,ロードノイズを抑えました。
- エンジンアンダーカバーのフラット化やリヤフロア・インシュレーターなどの部品平面部拡大,リヤサスペンション下部・マフラーへのカバーや整流板の設定,フロント・リヤタイヤ前フェアリングの設定など,床下の徹底したフラット化と整流パーツの採用により,床下CD値を大幅に低減し,風切り音を抑制しました。これらは,燃費の向上や高速走行時の動力性能(直進安定性・操縦安定性)向上にも寄与しています。
- フロントフロアパネル・ルームパーティションパネルを曲面化して,振動を抑制することで,ロードノイズを低減しました。
- ボデーのフラッシュサーフェイス化により,空気の流れをスムースにし,風切り音の発生を抑えました。
- リヤホイールハウス内にクォーターライナーを設定し,その吸音効果により,砂はね音・水はね音・ロードノイズを大幅に低減しました。
- フードとフロントフェンダー間にフードサイドシールゴムを採用し,フロントピラー回りの空気の流れを改善しました。
- エンジン吸排気系の最適チューニングにより,吸気音・排気騒音を低減しました。
- ルーフパネルやクォーターパネルに配置したパッド・シートなどにより,パネルの振動を低減。遮音性も高めました。
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遮音性の向上
- フードインシュレーターやカウルトップ部シールなどにより,エンジンルームからの透過音を抑えました。
- ダッシュインシュレーター(インナー)の高性能化やサンドイッチ制振パネルの最適配置などにより,ダッシュパネルからの透過音を抑えるとともに,振動を低減しました。
- ダッシュパネル部への,フロントサイドメンバー ツゥ ダッシュパネルクロスメンバーとダッシュ ツゥ カウルブレースの設定により,ダッシュ部とカウル部の振動を抑制し,ロードノイズを抑制しました。
- フロアパネルのシートは,樹脂拘束層付きアスファルトシート・高ダンピングシートを最適配置して,ロードノイズを抑えました。
- 骨格断面内への発泡材の最適配置により,ピラー内を伝わってくる透過音を大幅に低減しました。また,骨格内を密閉することで,遮音性能を向上しました。
- ルーフパネルなどに配置したサイレンサーパッドなどにより,風切り音の透過を抑えました。
- ボデーパネルの穴やすき間の細部にわたってシール材を設定し,ロッカー部や各ピラーに伝わる透過音の侵入を抑えました。
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