エアコンフィルター交換

走行距離が1万キロを超えた頃に一度純正エアコンフィルターを交換したが走行距離26000km辺りからエアコンのスイッチを入れると酸っぱい,すえたニオイがするようになった.

タバコは吸わないのでカビや細菌がエアコンエバポレーターやダクト内に繁殖しているのか?
それともフィルターに外気の汚れとか排ガス成分等が貯まってきたのか.

フィルターを取り外して直接フィルターのニオイをかぐと同じニオイがする.
エアコン回路ではなくてフィルター自身からのニオイのようだ.

今回はネットでBOSCH製エアコンフィルター(アエリスト)を安価に手に入れて交換した.

BOSCH製フィルターの定価は6250円.
純正フィルターの定価は5800円.
性能的には同等か?

左:今までの純正クリーンフィルター
右:BOSCH製アエリスタ

外見上は区別できず.

フィルターはエアコンブロワーファンの上流に装着するが,セルシオはグラブボックスの裏にあり,工具もなしで簡単に交換できる.

車種によっては工具を使って各部品を外さないといけないものもあるよう.

現在トヨタ車は全車(?)にエアコンフィルターを装着している.

その中には単に集塵のみのものから花粉まで捕獲するもの,更に脱臭効果のあるものまである.

当然セルシオは全て備えたものである.
30系セルシオの純正エアコンフィルターは添着型活性炭を使用して脱臭効果があり,従来品より脱臭効率が8倍になっている.

純正クリーンフィルターのパンフレットから

写真のように白いフィルターだと汚れがすぐにわかるがセルシオ用はネズミ色で汚れではわからない.

セルシオには元々エアコンフィルターの目詰まり検出機能がある.これはエアコンECUが一定時間ごとにブロワーレベル及び吸い込み口モードにより,目詰まり積算値を算出して,その積算値がフィルター目詰まり判定値に達したらメーター内に表示してくれる.

但しこれは風量を検出しているだけだろうから脱臭機能の低下は検出できないと思われる.

今回はメーター内に“エアコンフィルタ コウカン”の表示は出ていなかった.

フィルターを交換したらOFFスイッチを4秒以上長押しすると積算値はリセットされる.

純正クリーンフィルターのカタログから

高機能タイプの方が花粉・砂塵・粉塵等がより捕獲されるのでツマリも早く,交換間隔も短くなるだろう.

セルシオ用はグローブBOX奥取付タイプなので表の右側の標準タイプ?
でも脱臭機能もあるし.

高機能タイプは2つ上の表よりアリスト・ビスタ用のようだ.

純正クリーンフィルターのカタログから

青色部分がエアコンフィルターで除去できる臭気成分

フィルターで除去できる臭気成分は外気からのモノだけと思っていたが,車室内気の臭気も一部除去できるようだ.

純正クリーンフィルターのカタログから

ブロワーユニット(助手席前)

中央の四角部分がフィルター装着部.
その下の部分(A部分)がブロワーファン内蔵部分.

一番上の灰色スポンジ部分から内気を導入するのだろう.

交換直後からイヤなニオイが全く消えた.
ニオイの原因はフィルターだった.
フィルターには洗浄すると再使用可能なモノもあるようだがセルシオは再使用不可.