バッテリー交換(グレードアップ)

3年,29000kmを走行した時点でバッテリーを交換しました.


20系セルシオの時に突然バッテリー上がりで始動不良になりあせった経験がありました(あの時はオルタネーター不良が原因でしたが.ディーラーで無償でリビルト品に交換).

今回は電圧低下や始動不良等の症状があったわけではありませんが,バッテリーのマニュアル等にはバッテリーの寿命は3〜5年と書いてあり,また僅かですが後付け電装品(サウンドシャキット,レーダー探知機,セキュリティー)を付けていましたので早めに交換しました.

同サイズに替えるのも勿体ないので性能をアップしてみました.

30系セルシオの純正バッテリーは「80D26R」(パナソニック製).

80D26R
・「80」がバッテリーの性能ランク…性能とは容量(5時間率容量)と始動性能(CCA)の関係から決められた数値で大きいほど性能が高いということです.
容量(5時間率容量):完全に充電したバッテリーを電解液温度25±2℃に保持し,5時間率容量の1/5の一定電流(5時間率電流)で電圧が10.5Vに降下するまで放電した時,その放電時間(h)と放電電流(Ah)の積を容量(Ah)と称します.

始動性能(CCA):-18℃で始動したとき,30秒間に電圧が7.2Vに低下するまでに何アンペアの電流を流せるかを示しています.

・「D」はバッテリー断面のサイズ(バッテリーの幅と高さ).「A」から「H」まであり「D」は173×204mm.
・「26」はバッテリーの長い方の長さ,26cm.
・「R」は端子の位置.

今回は純正が“80”のところを“110”の日立製(新神戸製)のものにしました.
110D26R 36ヶ月6万km保証

性能指数を80から110へアップしたので交換後どう変わるのか期待したのですが…

交換前のバッテリーが
エンジン始動前の電圧は11.8〜12.0V,走行中は12.1〜12.5V.
交換後に少しは電圧が上がるかと思いましたが交換前とほとんど同じで誤差範囲.

始動も一瞬でエンジンがかかるかと思いましたが,これも交換前とほとんど変化なし.
ましてや加速性能やオーディオ,ライトの光量などにはまったく変化なし.

今回は交換前のバッテリーがまだ性能的に十分だったからなのか,性能指数はバッテリーがある程度弱ってきて電圧が下がってきた時に差がが出るのかよくわかりませんが,交換前後で変化がありませんでした.
ネットで安価で手に入れたバッテリーなので3年の安心を買ったと思って納得しました.
(もしかしたら購入前にかなり放置してあったバッテリー??)

但し,一つだけ変化がありました.
メーター内に表示されるドライブモニター.
その中の「平均燃費」「給油後平均燃費」「平均車速」がリアルに変化するようになりました.
これらの表示は10秒ごとに更新するはずなのですがバッテリー交換前はほとんど変化しなかったのです.
バッテリー交換後はこれらがちゃんと10秒ごとに更新されるようになりました.
ドライブモニターのCPUがバッテリーを外したことによってパソコンのように初期化(?)されたのでしょうか.

バッテリー端子カバーはどういうわけかボンネット内の他のプラスチック部品と違って白く汚れています.
家に持ち帰ってクイックブライトと歯ブラシで清掃し,ゴールドグリッターを塗布.

バッテリーのマイナス端子にも青白い粉が噴いていましたのでペーパーで軽く磨いておきました.