01.07月のごとごと


01/07/31 Tue.

「吟味」

アンテナを高く張り巡らせることは勿論。
未来をじっくりと吟味する。そして、己自身の根気と相談しながら、照準を定める。目標は持てそうだ。しばらくはこんな感じで頑張ってみようか、そんな風に思う。揺れるだろうけれど、漠然としたそんな目標の中から狙っていく。「ない」なら「もてばいい」という発想。

優秀な人材の流出に苦慮している、というある新聞記事を見たその日。
身近なところでも、首狩族に狙われる彼の姿があった。


01/07/30 Mon.

「立会」

@金曜日。

いつものようにヤマハに付き合う。「聞いてるだけじゃ暇でしょう?」と、空いてる部屋で自由にエレクトーンを弾かせて貰えることになった。フロッピーをセットしてもらって、弾いた曲は『A whole new world』。うわぁぁ、装飾がめちゃくちゃかっこいー。懸案だったベース(足)も、靴を脱いで演奏すればそれほど出来ないってこともない→昔やってたはずだし(?)、Tubaやってたおかげでベースの動きがある程度予想出来るってのもあるんだろう。左手が白玉を押さえるというのが案外簡単なようで難しく、いつのまにか左足の動きとシンクロしてしまう。これは完全にピアノの手癖だな。これを乗り越えれたら、エレクトーンも制覇出来るかも。やってみたい。あぁ、欲しい。お金がない。悲しい。

Ryu-Ryuで仲良しセット。うん、やっぱバターライスうまい。
金曜日に食べたくなる味。週末を予感させるお店。

@土曜日。

ストレスをマイクにぶつける。びりびりとスピーカーが割れる。よしよし。

鍋が食べたいねぇ…と先週行ったあるお店は、その時クーラーが壊れていたので見送っていたのだった。今週ならばもう直ってるだろう〜、ということでれっつゴー。「寒いほど効いてますよぉ」の店員さんの言葉に機嫌良く「鍋二人前、うどん二人前、雑炊セット二人前」を注文する。かぁー、この汗が気持ち良い。ダシが、麺にご飯に染込んでいく。これがたまらん。病み付きになりそ。ごちそうさまでした。

@日曜日。

6時40分集合〜。

起床タイム6時30分。うげげげげ、寝坊したぁ…と焦ってシャワーを浴び、歯を磨き、着替え、走って会場に向かう。ぴったりに到着。人間、やれば出来る。そして7時、投票スタートっ!

・・・。
・・・。
・・・。

うぇぇぇぇぇ、暇じゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

朝が早かったせいもあって、8時過ぎに眠気の第一波。与えられた仕事は、ただ座っているのみ。そりゃ眠くなりますって。うつらうつら、、、はうっ。うつらうつら、、、はうっ。

そんなことを繰り返す午前中。時折休憩を貰いながらも、結局昼を過ぎる頃には「もうイイや」と、ヨダレとイビキに用心しながらの「堂々居眠りモード」に突入する。それでも滞りなく投票は進んでいく。ますます、何のためにおるんじゃいって気にもなってきた。悲しい。

16時過ぎ。不在者投票の用紙をチェックして、会場に来られなかった人たちのために投票箱に入れる。なんか、やっと仕事したって感じ。不在者投票用紙の開票時、ちらちらと書かれてある文字が読める。それから、戦局がある程度予想出来る。結果は、まぁその予想通りだった。見てしまってよかったんだろうか。んー。黙って座っておくのも飽きてきたので、その頃から「いらっしゃいませ」「ごくろうさまでした」を連呼し始める。すまいるすまいる。んで、20時投票終了。投票箱に鍵を二つかけて、一つずつ封筒にしまう。それぞれの封筒には、立会人である自分の署名と印を押して封印。待機していたタクシーに投票箱と乗り込み開票場@大久保中央体育館に向かう。はい、任務完了。朝7時から夜8時までの立会いで1万3千円。夜9時過ぎまで開票場に足を運んだということで、図書券1500円が本日の収入なり。(ちなみに、図書券のことは多分公然にしないほうがいいんだろうと思うが、一応書いておく)。だるい仕事ではあったが、投票にやってくる人たちの表情や場内での動作など、学ぶべきことは多かったように思う。さすがに投票会場にいた市役所の人たちは、先日の花火の事件もあり(また、昨日一人死者が増えたせいもあって)、違う緊張感もあったようだ。この点については「聞かれてもコメントしないように」と上のほうから言われているらしい。そういうことを隠すのもどうかと思うので、とりあえず書いておく。というか、何でも書く。ここは俺の舞台じゃい。→酔っちゃいないけどさ。

===

タクシーで折り返し帰宅して、そのまま外出。
届くメールの内容について、愚痴を聞いてもらい将来を憂う。

季節を意識して、今の環境(立場?)を例えてみようか。

そうだね、青い海、白い雲。
沖合いを高速に飛ばすジェットスキー。

ん? あれ? おかしいな。
なんだか、ちょっとごつごつするよ…と思ったら、いつのまにか遠浅の海岸。
いけねぇいけねぇ、たはっ。 なんて苦笑いを浮かべつつ、レバーを握りなおす。

気が付いたら、波しぶきも飛ばない。
そう、ここは砂浜。

がりがり、がりがり、がりがり。

あー、お客さん、やっちゃいましたねぇ。
部品壊れてますよぉ。 こりゃもう、新しいの買ったほうがいいっすよぉ。

えー、保険効かないですかねぇ?

何言ってるんすか、お客さん。
もう保険は使い果たしちゃってるでしょ。

===

まさに浜辺のショートコント。

人生にオチはいらんのだ。
夢をくれい、金をくれい、希望をくれい。

行動あるのみ。


01/07/27 Fri.

「中止」

うちの町内の盆踊り大会も、やっぱり中止になったらしい。

毎日大蔵海岸を散歩して、歩道橋のところで手を合わせる。耳を澄ませば波の音、見上げれば星の空。普段は人通りもまばらなその橋で、痛ましい事故があったということ自体が嘘のようだ。何年か先に「そういえば」で思い出されるような、そんな過去のことにいつか風化されてしまうんだろうか。だとすれば、それはとっても寂しいことだ。存在の意味って何なのだろうと、自分自身のテーマにも重なって苦しい。生きて、生き続けて、その足跡を確かに残したいよね。存在の意味。存在の証明。深みにはまらないように、今はこの存在が誰かの支えになれることを喜びだと感じよう。

===

参議院選挙。投票所での立会人は6時40分集合らしい。そんな早い時間に起きれるんだろうか、切なすぎる…。「立会人の義務」云々が書かれた書類が届いたけれど、良く意味がわからない。多分きっと、座ってるだけで良いのだと思うけれど、それはそれで苦痛だよなぁ。本とか読んでると、やっぱりマズいんかなぁ。正装でないと、マズいんかなぁ。うーん、わからんことだらけだ。黙って座ってるという行為が、自分にとっていかに試練であるかということは、友人各位であるならばきっとわかって貰えると思うのだけれど、それは言い訳にはならんよな。んー。

将来、自分が名前を書いて貰える方の立場になりたいという夢。
数字を意識することが生きがいではなく、やっぱり僕は、人のためにと思える仕事がやりたいんだな。


01/07/25 Wed.

「本音」

冷たい風の中でもほら。
本音を伝え合えれば、前に顔を向けられる。

将来像をイメージしながら、行動に移していこう。
負けないで、いつまでも。
強く、強く。

===

そして、これを伝えたことで、僕は肩の荷物を下ろした気分になる。
つまり、マイナスのパワーをプラスに転換出来る回路を得たということだ。

We think. We hope.
Not be needed.

未来のために。


01/07/24 Tue.

「運命」

ウォーキング。大蔵海岸。
いつもよりも、砂浜にいる人の数が少ない。

あぁ、みんながここで寂しい事件があったことを知っているのだな、と感じた。

歩道橋を上った。上るときから、線香の匂いが鼻に届く。息苦しくなるような錯覚に、思わず大きく息を吸い込んだ。祭壇。手を合わせた。祈った、願った。歩道橋を覆うガラス板には、無数の手形が残っていて、みんながここを逃げたがった状況を物語っていた。人生がこんなところで終わってしまうなんて、花火のあとに終わるだなんて、誰が考えただろう。たくさんの無念が、たくさんの涙が、胸を打った。

運命は、ほんの数十メートルの距離で分かれた。
そこにいても不思議ではなかった自分の運命を考えた。そして、その幸運とも呼べるような選択が、時間の経過とともに、罪の意識で胸を占める。免れたという罪悪感、どういうわけだか、そんな気持ちが広がっていく。

携帯電話のカメラで撮影した、あの日の花火の画像。
この花火が空を染めたときに、一緒に歓声をあげたはずの人たち。
いまはもう、ここにはいない。

僕はここにいて、ここには、もういない人。

運命って、いったいなんなんだろう。
たった数十メートルの距離。

人生をあっという間に過去形にしてしまう運命。
たった数十メートルの距離。

僕は、あの日、あの橋を見てたんだ。
危ないな、って、思ったんだ。
ただ、それだけのことだったんだ。

それ以上だったら、運命変わったんだろうか。

もう、わかんないね。
人生なんて、運命なんて。

つらくて、とてもとても切なくなるね。

ブラウン管に映る日常の景色が、まるで違う世界のことのようで。
ふわふわと、胸の痛みを覚えつつ、今が計り知れない苦しさを覚えています。

どうしてだかとても、ごめんなさいという気持ちがたくさんです。

===

自分たちの人生は、ある程度コントロールしたいと思った。
手に取った雑誌を読みながら、自分の将来がイメージ出来るページに折り目をいれる。

どんな生活を誰とするのか。

そのために必要な収入。
能力。
運。

相談。
みきわめ。
はさみ。
行動。

発揮。


01/07/22 Sun.

「一転」

大蔵海岸。
ぎりぎりまで、実は電車で行こうと思ってたんだ。

会場に着いたら丁度花火の始まる頃の時間だった。
事故のあった歩道橋は、その頃から人がすし詰め状態で「すごい人やなぁ」「危ないなぁ」といった声が周囲からも聞こえていた。案の定、僕らの後方でその事故は起こるべくして起こったらしい。どう考えてもあれは、予見出来た事故だと言えるし滅茶苦茶だよ…って思う。同じ会場にいて、同じ花火を見た人たちの人生は、こうも僅かの差で変わるものかと愕然とした。亡くなった人の中には、うちのすぐ近所の人もいて、とっても切ない。夏休み、始まったばっかりだよね。きれいな花火、とっても楽しかったよね。なのに、なのに、なんでなんだろうね。

人生なんて、紙一重だ。
自分だったかもしれないと思えば、なんだか申し訳ないような気持ちにさえなっちゃうよ。
心から冥福を、祈らずにはいられないそんな事故だよ。人災みたいなものだけれど。

===

フルーツフラワーパーク
ここも候補の一つとして、本日見学。


01/07/21 Sat.

「清掃」

@水曜日、木曜日。

帰宅したら、自分の部屋が掃除されていて驚いた。
部屋の床の色を確認出来るなんて、何年ぶりだろう?(汗&嘘偽無し)

うーん、母ってば偉大やね、なんて、こんなときに思ったり。

掃除してくれてる時に出てきたという小銭は、日当として贈呈いたしました。
いや、この部屋を掃除することを考えたら、それでも安すぎるくらいで…。

===

"それに向いている"と言われることと、"やりたいと思っている"ことは必ずしも一致せず、僕は案外周囲の人から判断されているような立場で在りたいとは思っていない。『自分の存在が誰かにリンクしているという事実』、すなわち、『自分は誰かのために生きねばならない』という使命的なものを痛感することが多い今日この頃、僕は、それらの【個】を意識した行動や判断を取るようにしたい。守るが故に我慢も必要な時もあるだろうし、守るが故に逃げ出さねばいけない時もあるだろう。それらのタイミングがいつであっても良いように、冷静に判断し惑わされないように心がける。また、話し合いもすれば相談もする。ただし、その相手とは長く一緒に生きてきた人、そして長くこれからも歩んでいく人である。どんなに大きな風船も、最初は力いっぱい息を吹き込む必要があることを忘れてはいけない。息が足らなければ、風船は浮かぶこともなく膨らむこともない。

さぁ、それではそんな真理を再認識して、如何に次のステップを踏み込むか。
そこが責任重大で、悩みの多いところでもある。

@金曜日。

Y女史の高校時代の友人の女の子、Kちゃんと3人でファーストフード店。
人生について語る彼女。感じさせられることが多々あった。必要最低限男が出来ることとして、相手を迷わせてはいけないのだということを強く感じたな。不安にさせないこと、それが優しさだよ、きっと。大きな夢を語ってみせるよりも、小さな現実を少しずつ提供してやれるようになりたいね。そして、その道の先に夢があるのならば、共に歩んでいけるはずだよ、これからもずっと。

がんばれ、がんばれ、と思った。
そして、僕もがんばろうと思った。

===

ブライダルフェア@F堂に行って、お菓子やケーキをたくさん貰ってご機嫌。
白いピアノが良かった。あぁ、でも高いんだなぁ、やっぱり。

テーブルがセッティングされた会場を見て、どんな人にどの席に座っていて欲しいかをイメージする。大きなテーブルよりも、小さなテーブルをいくつか用意して、人数は少なくてもいろんな繋がりを意識出来るような宴にしたい。「やっぱりこの人も呼ぶべきなのかなぁ」といったラインで悩むような距離の人は、逆にもう、ずばっとお断りしちゃったらどうだろうか。そういう人たちってのは、まぁ例外なく自分にとって利害が絡む人たちのことであるからして、気を使うばっかりだ。自分の性格上、そういった人たちとこれから先、はたして何ヶ月・何年先まで付き合うことになるのかってことも、正直クエスチョンマークが浮かんでくるしね。今現在、自分自身がそういう人間関係に嫌気がさし、疲れを覚えているからこそ余計にそんな風に思う。

「普通そうすべきでしょう」「一般的には呼ぶべきでしょう」…なんていわれたら、絶対いらんわい!って思うなぁ。天邪鬼。あぁ、捻くれものよ。

===

足を洗うべきかも…と声に出して。

そうなるような予感がしたし。
そうなってしまおうとも思えた。

違う世界に行けば、今の中途半端な自分の武器も、大きな武器になれるんじゃないか。

それは甘いぜ、と自嘲してみつつも「でも、きっといまよりは…」なんて思う。

一人で決断した、あの頃とはもう違うんだ。
とにかく、そのことだけは間違いのないことであるから。


01/07/18 Wed.

「迫力」

@月曜日。

チキンジョージでの春名BANDライブ。
とっても元気になれる時間。疲れを癒し、気力を充実させ、それでも有り余るエネルギーは自分自身の創作活動へと誘ってくれる。"超"がつくほど一流な面々のプレイは、音楽人である自分にとって、とても刺激的だ。耳にはまだ、元気がビートを刻んでいる。どんどんどん、ぱんぱんぱん、ぐいんぐいんぐいん。

こういうシーンを提供出来るようになること、それはやっぱり捨てられない夢だなぁ。夢に理屈を押し付けて、否定的な気持ちにさせる人が存在する現実世界ではあるけれど、もう、僕は迷うことなく、自分らしく生きて行きたい。大切なものは守りながら、確保しながら。きっと大変だろうけれど、自分の腕で捕まえたいと思う将来は、そんな色をしているのだ。誰にも何にも染められないよ、今はもう。

また、ご一緒しましょう > 音楽的相棒おばQ

===

駅でその笑顔を見つけると、ふわっとした気持ちになれる。
その瞬間、それからの時間。

プライベートを大切にしたいと思うのは、それが故なんだ。


01/07/16 Mon.

「存在」

ヤマハでのミニコンサート@エレクトーン。
始めて間もないのに、これだけ上達するものかっ! と驚いた。素質や性格が表れるんだなぁと率直にそう思った。ピアノを長年やってきた自分ではあるけれど、大雑把な性格が災いして、丁寧に確実に弾きこなすということはまず難しい。アレンジも奏法も自由であるから、自分の作曲した曲ばかりを弾いているといっても過言ではない。クラシックなんて、もってのほかだ。だから、今日の演奏会でY女史が一生懸命に楽譜を追う姿には新鮮な感動すら覚え、自分との差を感じ、是非これからも続けてもっと上達して欲しいなぁと思った。これは、エレクトーン購入も真剣に検討すべきでしょうか。鍵盤のある毎日、素敵ですねぇ。

元気すぎる太陽を背負いながら歩いていると、取引先の方と偶然お会いする。先方はこの暑さの中スーツで、自分は軽装。なんだか申し訳ないな…と思いつつも、プライベートを干渉されたくない気持ちから、簡単に今後の仕事の予定をお話した後お別れする。「何してるんですか?」の問いに答えられるほど、意味のある行動をしているわけでもなかったもので(汗)。

===

能力や素質のある人が羨ましい。自分には明確な「これ」と言えるものがない。周囲から評価されるものは、あまり自分にとって嬉しいものではなく、どちらかといえばやればやるほど虚しくなる種のものだ。人にモノを教えることは好きなのだけれど、あくまでも「自分が認めている分野・対象」を伝達することが好きなのである(→それは誰でもそうなのだろうけれど、自分の中ではその傾向が非常に強い)。週末の間、自分自身と向かい合ってじっくり考えた。何に向いているのか、何が出来るのか、何がやりたいのか…。そして何より、仕事という『手段』を経て、どんな『目的』を達成したいのか、将来を見据えながら話し合った。それぞれに対して、明確な答えが定まったわけではないけれども、目の前のモヤについては少しずつ晴れてきているような感覚がある。何を守りたいか、どんな自分でありたいか。それを最初に考えていくべきだという思いは、きっとこれからも変わらない。僕はもう昔の僕ではなく、コンクリートの森の中で死んでいきたいとはまるで思わない。

本音は、ここで語ろう。君と話そう。
不信の中では、僕は、いくらでも必要な嘘がつける。


01/07/15 Sun.

「熱唱」

音楽的相棒Y女史と、3人で焼肉&カラオケをして過ごす 。一緒に横に並んで歌うという、このCHAGE&ASKA的感覚が実に快感。ちゃんと練習して、きちんとハモれるようになりたいですな。たくさん食べたりたくさん歌ったり、身体的には疲れる時間を過ごしているはずなのに、この心地良い充実感はどうでしょう。楽しいこと考えてなんぼの年頃ですもん、これからももっともっとこういう時間は大切にしていきましょう。プライベートな時間には、一切ストレスを持ち込まないこと。電話もメールも、自分の責任の範囲においてのみ対応する。それで十分。将来のことを真剣に考える意味でも、この時間は非常に大切。

懸念事項であった、同窓会のデータ変更入力が完了する。毎年、何百人にも及ぶデータ変更をこうして入力するのは結構大変なことなのである。今年はルークスを使って、好きな場所・好きな体制でやれたので、幾分マシだったかもしれない。届けられた変更の内容を見て、同じ時を明石で過ごした人たちのその後の人生というものを、様々にしみじみと痛感する作業であるといえば大げさかな。

自分が、この先輩たちの年齢になったとき、さてどんな風に過ごしているのだろうか。性格はきっとこのままだろう。友人関係も大きく変わることはないであろうと思う。ただその時、大きな決断を実行に移し終えた後の自分であることには間違いないと思うな。つまり、優先順位に従って判断し、行動し、生きていくという自分のライフスタイルは変わらないということでもある。『守っていく』ということが一番に掲げれる今は、それ以外はいつでも大きなハサミで切断出来る。 勿論、守り、生きていくがために我慢しなければならぬこと、拘らなければいけないこともあるのだろうとは思うが、それはどこにいたとしても同じであろうから、少しでもその荷物の少ない場所を選びたいなぁというのが本音だ。もっとも、それは自分に限らず、どんな人でも考えることではあるのだろうけれど。

===

いろんな顔。
たくさんカードは持ってます。

出す順番は、もう決まってます。


01/07/13 Fri.

「逃亡」

帚木蓬生さんの『逃亡』上下巻を読破。

戦時御国のために憲兵として働き、敗戦後戦犯としての裁きから免れるべく逃走を図る。帰国して短い期間、家族と共に過ごし再び逃亡生活となるも逮捕され刑務所に収監される。ついに死刑を覚悟した最後に、彼に待ち受けていた運命とは?

…こういう本を読む時は、いつも「自分なら」と置き換えて読む習慣になっている。自らの手によって殺人を犯したことは、たとえ戦時といえど死刑に等価する、という反省もあろう。しかし、家族のためにも自分は生き永らえねばならん…というような気持ちも理解できる。結局のところ、気持ちがそこで揺れている間はもっと過去に遡り、はたして戦争とは天皇とは何であったのだろうか、という部分にまで至るのが必然である。そしてそれは、当時を生きた人たちの体験でなければ、恐らく知識以上のものには成り得まい。永久的に直接体験することはない(したくない)、だが、過去という、破り去ることの出来ない歴史の一ページであることは間違いない。今、ここに自分が存在して、日本という国で生きていることも、つまりはその時間が存在したからなのである。血の濃さが、たいして変わることのない少し年配の世代にあった事実。この血が子や孫に受け継がれていくその時代でも、どうか歴史の教科書にのみ存在する一点であり続けて欲しいものだと切に願う。

===

軋みが気になるその飛行機も、ジョイント部分が細い糸で繋がっていることが判明する。どのパーツに残ろうが、墜落の事実はきっと。空で救われるも、地上で救われるも、今はそれを見つめて補修は行わない。


01/07/11 Wed.

「休息」

代休予定@水曜日。

久しぶりの休みのような気がする。実際は一週間ぶりで普通の間隔なのだけれど、やっぱり途中のイベントの早起き習慣が余計に疲れを感じさせるのだろう。朝は誰に邪魔をされることなく、ぐっすりと寝て体調を回復したい。休みとはいえ、やらなくてはいけないことの多い日中なんで、せめて朝方くらいはね。

活字中毒だ。
本が読みたい。現実とを切り離す、一番手っ取り早いアイテム。朝の電車も、滑り込むホームがもっと長ければ良いのにと思われるほど文字を追った。ぱたんと音を立てた瞬間、夏の現実が目の前に広がることがとっても悲しかった。期日までにやらねばならぬことが非常に多く、それらの期日も差し迫ってきているという心の足枷。先送りにしてきた自分が全面的に悪い故に、こればかりは誰も責められない。言い訳さえ思い当たらない現実ってのは、孤独に辛いねぇ。

===

心配するな。
読みつづけてくれている人がいる限り、それがあなたへのプラスの評価なのですよ、と伝えたくなった。そういうもんですよ、きっと。きっと、その人たちはわかってますよ。だから安心して。時に思い切り、時に弱弱しく。人間としての、ありのままでいて下さいと、ただ、そう伝えたくなった。


01/07/10 Tue.

「海岸」

先週あたりから、夜になったら大蔵海岸まで散歩に出かけている。
あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ、といった鎖から逃れたく、携帯電話も手にしない。ただ、明石海峡大橋の灯りを見つめながら、波音に耳を澄まし、浜風に身体を任せる。頭の先から肩のあたりまで、すーっと楽になっていく感覚が嬉しい。こうやって、現実と切り離した時間を持つことの重要性が実感出来るようになっただけでも、幾らか救われたような気になれる。

いろんな人のストレス解消法が気になる今日この頃だ。
ストレスを回避して生きていけりゃ一番なのだろうけれど、原因は自分にばかりあるとは限らないわけで。

ため息ばかりも、つまらんよ。


01/07/09 Mon.

「無茶」

金曜日から日曜日まで、姫路でイベント。
朝が早いと疲れる。帰宅してからネットに繋ぐこともなければ、携帯に届くメールや電話さえほとんど対応出来ずだった。そういう時に限って、友人知人各位の皆さんからの履歴が多く残っていたりする。あいや、申し訳ございません。一般的な「休日」であるからして、色々誘って貰えるのは嬉しい。けど、返事をする自分はイベントのことを考えながらYesかNoを告げねばならないというのが悲しい。これまた一般的に言えば「一番あれこれ遊んでみたい」そういう年齢でもあるわけで。同世代の人の日記サイトなんかを読ませて頂くと、自分がいかに"はじけていない"か良く分かって切ない。少なくとも、自分の身近な人にとっては、この状況は理解出来るものでも納得出来るものでもないし、それは衝突の原因にもなっている。常日頃「仕事だから仕方がない」という言い訳はしないことにしましょう、とルールを作り主張している自分は、自らその約束を破りつづけているとも言える。

「あぁいいね。行こうか」と行った次の瞬間に「ごめん、その日イベントだわ」と返事。
いつまでも、こんなでいいわきゃないよな。

===

"無茶"の次に、"腹が立つ"。

ぐるぐると、そこで解決しない答えを求めるよりは、冷静にもう一つの顔で。
パラシュートを背負い込み、着地点を見据え定める。

もう、理由は十分に出揃っただろうという気がした。


01/07/05 Thu.

「会話」

キューブ生産中止のニュースに驚く。
おぉぉ、おまえは最後のモデルになってしまったのかぁ…と白い相棒を頭に描きながらニュースを読み進めると、それはAppleの話であった。なんでいなんでい、人騒がせな。ま、でも、最後のモデルになったらなったで、それは案外、変にヤキモキする必要なく安心して長く乗られるようになるのかもしれないけどなぁ。

広島から電話がかかってきて、そして東京の会社に来ないかと誘われる。不思議な感覚。一緒に仕事したい奴がいる! と思って頂けることはホントに光栄なことだと思うのだけれど、これらを有効に利用して、もっと身近な対面的関係に導いていけたらいいよなぁ。

===

熱もさがり、体調は万全なり。


01/07/04 Wed.

「鑑識」

月曜日。

会社の車が車上荒しに遭う。実際に車内に入り込まれた形跡はなく、鍵穴にハサミを突っ込んで無理矢理こじ開けようとしたらしい。とりあえず生田署へ。必要な書類などに記入した後、鑑識の人が指紋などを採取することになった。福本豊似の鑑識のおじさん。話しかけたら愛想良く対応してくれて、「粉を振り撒いて、羽毛のようなものでぽんぽんと指紋を浮かび上がらせる」という作業をやらせてくれることになった。これは、なかなか出来る経験じゃないだろーな。その後も、いろんな話をして頂く。手品でも使えるという鑑識のテクニックなどを教えて貰ったりした。有意義。んで、最後には「警察官試験、受けてみぃひんか?」とスカウトまでされた。はは、警察嫌いだとはさすがに言えなかったな(笑)

夕方から頭が重たく、ぼーっとしながらも作業をこなす。帰宅後、約束していたので大蔵海岸までウォーキングに出かけて汗をびっしりかく。多分これが原因で、ますます頭がぼーっとなってふらふらすることになる。寝ようとしても喉が渇き、何度も冷蔵庫を開くことになった。

火曜日。

朝起きて、景色が揺れた。あぁ、これは完全に熱があるなぁ…と思って計ると37度5分。頭のふらふらが尋常ではなかったので、今日は休ませて貰おうかとも思ったがどうしても対応しておきたい案件があったので、なんとか出社する。ただ、その「どうしても」も、結局中途半端なままに早退させてもらうことになった。昼過ぎに家に帰ってきて、寝ることにする。その間、何度か電話やメールで対応して、案件を進める。場所を選ばない仕事という悲しみを覚えた先日(7/1)ではあったが、今日ばかりはこういう仕事でよかったと思った。ぐっすり休めないという辛さはあるものの、「どうなってるやろなぁ?」と案じたまま眠りにつくよりは全然良い。

これを書く今、熱は38度4分。自分の風邪の傾向は、7度台では頭のふらふらを伴うため大変辛いのだが、8度を超えるとただ「暑い」ことしか意識しなくなる。ゆえに、今の方がちょっと楽なのである。おかしな話なんだけどね。で、蒸し暑い部屋にいて、たくさんの汗をかくようにする。熱を吹き飛ばし、朝が来る頃にはどうぞ元気になっていますように。

===

はやく寝よ。


01/07/02 Mon.

「想像」

高原。VIP待遇。

無宗教な自分であっても、あの厳粛な空間で生涯を誓えばきっと大きな責任感が芽生えるだろうなぁと思った。模擬結婚式であるとはわかっていても、息が詰まるような迫力がある。あぁ、このチャペルの頂点のところで、神様が見てるんかなぁ・・・なんて考えてた。不思議な空間で過ごす、不思議な時間。これらの経験を積み重ねていき、いつか「ここにしよう」と決意し、そして「はい、誓います」と答える自分へと繋がるのかな。そのとき、僕の気持ちはいったいどんなだろう?

===

ダンサーインザダーク@LOOXもばいるシアター。

重たい話だ。切ない。ただ、これが究極の愛の姿であるとは思えないんだなぁ。生きること、ある現実を、親の立場として子にしっかりと説明出来ること。そして、それを解決に導いてやる手。それだって、きっと親の愛だと思うんだ。死んで伝えられる愛があるのならば、生きて伝えるべき愛もあるはず。自分ならば、そういう方法を考えるだろうな、と思った。ま、今日がそういう気分の一日だったせいもあるのかもしれないけど。

===

想像して。

その日を迎えるための、暮らしていくための。
様々なお金をシュミレーションして考えると、深いため息がこぼれる。

何が手段で目的か。

見極めていけば、強くなれる自分のココロがある。
僕はとにかく、今、それが一番のことで。

===
今月の売上:¥。。。
ふたりあわせて→こんな生き方を、と。


01/07/01 Sun.

「局面」

ひさびさ。

ある、たった一人のために(→それは、公的には「お客さん」である)苦しみ続けた一週間。そして、苦しみ続けるであろうこれからの予感。好き嫌いで仕事が出来るとは思っちゃいないが、我慢にも限度ってもんがあるわけで…。以前までの自分なら、怒って放り投げてたような気もする。さすがにそれも許されるわけなく、いかに衝突を回避しながら目的を達成していくかということが当面の課題なのか。忍耐力って奴が求められる局面だよ。

会社の外にいる時間が長くなって、必然的に携帯に直接電話がかかってきたりメールがやってくる機会が増える。大阪の駅前で、LOOXに携帯を繋いでメールで対応している時間は「便利だなぁ」と思う反面、喫茶店に入る金銭的時間的余裕がなくて、あるビルのエレベーターホール前の空間を拝借している現実。悲しすぎる…と思って、ふと気が付くと、同じようにノートパソコンを開こうとしている人を発見する。蒸し暑い日、汗をかきかき、携帯電話のお尻にケーブルを挿して、接続が完了するまでの時間の間に上着を脱ぎ、手で顔に風を送っている。場所柄、恐縮している様子が見ていて切ない。

「モバイルの現実って、こんなもんですよね・・・」

その人のメールアドレスがわかれば、きっとそんな風に送ってたろう。
がんばれ、営業もばいるマン(含自分)。

===

試算。ブライダルフェア。試着。生活。
手取り。やりくり。家電。家具。

要するにお金がいるわけで。
つまり、要するにお金が足らないわけで。

…ま、とにもかくにも、明日は東条湖のホテルでして。

===
今月の売上:¥。。。
生活という言葉の→生々しさに、節約生活を心がける



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