♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

▼ 2010.01/04 〜後世の歴史に「『鳩山不況』は2010年から本格化した」と言われないよう祈る ヽ(^。^)丿〜

どうも。明けましておめでとうございます。今年も何卒宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m
と、一応新年らしい挨拶から始めておりますが。結局去年の11月23日以降、一度も更新できないまま、年を越してしまいました (´〜`ヾ)
12月にはネタはいっぱいあったんですけどね。正直、仕事が激忙だったゆえに、更新する事まかりならず、でした。

中でも笑えるのはやっぱり、「総理大臣が母親から9億円もの「こども手当」をもらっていて、国民に示しがつくのか!?」というツッコミですよね。ψ(`∇´)ψ
まぁでも、ゴシップ好きの下衆なマスコミは面白おかしく書き立てるにせよ、鳩山さんの偽装献金問題と民主党の政策とは、分けて考えないとね。

で。分けて考えてみたんですけど。やっぱり、今の民主党政権がこの路線で行く限り、日本の将来は暗い。と言わざるを得ないね。

【理由】
(1)現政権はあからさまに「ポピュリズム政治」つまり「大衆迎合政治」
(a)大衆迎合政治の弊害は、まず第一に、優秀・有能な人達のモチベーションを大きく下げてしまう事。

だってそうでしょ。「高所得の人達にはこども手当を支給する必要無し」なんて議論は、完全に逆差別であって、高所得者は高額納税者でもある事を、完全に無視してますよ。一応、鳩山首相の決断で「所得制限はしない」となりましたが…
多くの、こども手当をもらえる人達へ支給するお金の原資は、言うまでもなく税金。その税金を沢山納めてる人達が、「アンタはお金持ちだからこども手当はもらえないよ」、となったら、もう働く意欲が無くなるでしょうよ。

しかも、ここからが重要なんだけど、社会とか国家とか世界って、決して、所属する者全員で均等に引っ張ってるわけじゃないんですよね。むしろ、一部の、極めて優秀な人達が、牽引していると言って良い。そういう牽引役の人達のモチベーションを極端に下げてしまう政策は、結局、国を滅ぼす事につながると思いますね。
事実、私の友人知人の中には「もう必死で働くのはヤメる。一生懸命働いて稼いで貯めても税金で持って行かれしかも自分のとこには還元されないなら、ほどほどに働いて経費を目一杯使って贅沢な生活するよ。莫大な借金を返そうともせず、いずれ徳政令でチャラにしようとしてる国の為に働く気になんてなれん」と言ってる人間、一人ならず居ますよ。
こういう意見を聞いたら、現政権はどう思うんでしょうね。

(b)大衆迎合政治の弊害の第二は、多くの国民が、「自助」より「扶助」や「公助」をアテにする風潮ができてしまう事。つまり義務を果たさず権利ばかり主張する輩が激増する恐れがある。(既にそういう風潮は顕著になってきている)

そりゃそうなるでしょ。義務教育期間の子供さえいれば、一人につき毎月2万6千円もらえる?義務教育を終えても高校の授業料はタダ?年金保険料払わなくても最低年金は保障される?失業したら職業訓練手当+就業支援手当をもらえる?……
…しかも驚く事に、これらが、当面消費税率を上げる事もなくできるそうです。高福祉低負担?夢の社会ですな。\(^o^)/

でもね、日本に「高福祉低負担」を可能にする魔法は無いんですよ。残念ながら。原油が出るわけでもレアメタルが出るわけでも無いですからね。
高福祉社会にするなら、高負担。低負担を求めるなら、低福祉社会。そうならざるを得ないんですよ。
で、それなら日本はどっちを目指すべきなの?という、根本的な議論の欠落したまま、現政権が次々と大衆迎合政策を打ち出すもんだから、既に国民は国にタカるのが当然、という考え方になりつつあるよね。
こないだTVニュースで「大学も無償にしてくれないと困る」としゃーしゃーと言ってる主婦がいました。「高校無償化」なんて事を言い出さなければ、大学も無償に…なんて要求は出てこないわけで、まさに国民がタカり始めた証拠かと。

日本は今まで、私の認識では、「中福祉中負担」でやってきたと思います。
しかし、急激な少子高齢化、低成長(どころかデフレ)…などの社会構成の変化、経済情勢の変化の中で、今まで通りでは破綻するものが色々出てきたのは事実だから、それらを見直すのは、大賛成。
ただ、見直しに関して、殆ど国民的に議論されないまま、多数を獲った政党が独裁的に制度を根本から変えていく…という手法に、私は非常に危うさを感じますね。

(2)現政権は、日米関係を危うくしている
(a)日米関係の危機による弊害は、言うに及ばず。戦後日本の繁栄の土台が平和にあった事、そしてその平和は日米の同盟関係があったから、という事を考えれば、今アメリカから見放されるのは、軍事的に余りにも危険。

核兵器を持たない日本が、すぐ隣に北朝鮮という核保有国−しかも大変な反日国家でもある−がいて、どうやって自力だけで国を完全に防衛できるのか?できるわけが無い。
しかもさらに、中国が、虎視眈々と領土・領海の拡張を狙っている。東シナ海のガス田問題を見れば、中国の中長期的な野心は透けて見える。
それらを考えれば、今はまだ、アメリカの「核の傘」に入っている以外に、選択肢は無いわけですよ。(※未来永劫に「核の傘」に入っておれ、と言っているわけではない)

(b)日米関係にヒビが入る事は、経済的にも大問題。

いくら中国との貿易額も急増してきたと言っても、やはり最大の貿易相手はアメリカ。しかも同じ自由主義・民主主義・人権の尊重という価値観を共有できる相手でもある。
また、中国でのビジネスは−中央政府や地方政府が突然介入してきて契約が反古にされるなぞ日常茶飯事−非常に危ういものがあるが、アメリカでのビジネスは基本的に契約に基づくから、ルールを知っていれば特別危うい事は無い。
結局、日本経済が立ち直れるかどうかも、まず第一にアメリカ経済による所が大きい。中国はまだ信頼できる取引相手ではない、と見るべき。

…やっぱりあれだね、連立政権の中に「反戦・反米・反安保」闘争路線を捨てていない社民党が居る事が、最大のネックですな。
民主党議員も、大多数は「日米関係を壊すのはマズい」と考えているのに、鳩山政権は連立政権であるがゆえに、社民党の屈折した要求にも配慮せざるを得ないのか。衆参両院でたった8人【2010.01/15訂正:衆参両院で12人、でした。お詫びし訂正します】の社民党に振り回されるのは愚行と知るべきだね、鳩山さんは。
▼ 2010.01/11 〜小沢君、もしかしてピンチ!?(^-^ ) 〜

いや〜、成人の日とは何の関係も無いんですけどね。(⌒・⌒)ゞ

小沢代表を取り巻く状況が、日に日に厳しくなってきてるように感じるのは私だけではありますまい。
かつて田中角栄サンは、逮捕された時に「官僚と共産党とアメリカにやられた」とつぶやいた、なんて言われてますが、今の小沢君の状況って、それにかなり近いんじゃないか。

まず、「官僚答弁の禁止法案」を次期国会で成立させようというくらい、「政治主導」の名のもと官僚を排除もしくは軽視しようとしてるから、官僚からの反発は当然強いわね。官僚の中には検察関係者も居るから、どうにかして小沢君を引きずり降ろしたい、と思ってる勢力が居ても何ら不思議ではない。
そして、「政治とカネ」の問題には常に目を光らせてる共産党が、04年〜05年という、5年ほども前の土地取引に絡む問題を、掘り起こしてきた。(それにしても共産党には、アングラの協力者が官でも民でも居るもんだね(^u^) 共産党は共産党で、「格差社会問題」「ワーキングプア問題」「失業問題」といった絶好の攻め手があるにも関わらず、今の志位書記局長【2010.01/16訂正:×「書記局長」⇒○「委員長」です。お詫びし訂正します】体制になってから、4度の選挙で、一度も改選議席を上回れていないという事情があるから、民主党をこれ以上膨張させたくないという思惑は確実にある)
警察・検察が、共産党の掘り起こしてきた情報を利用したら、これほど怖いもんは無いわね。(>_<)

さらに、アメリカはアメリカで「普天間問題に関して説明を求む」と言って、小沢君に訪米をリクエストしている。
勿論、普天間飛行場の移設先を決めようとしない現政権にアメリカが苛立つのは当然だけど、アメリカが不愉快なのは、たぶん、小沢君が中国に寄り過ぎてるからでしょう。かつての角栄サンもそうだったね。
アメリカは、その情報網を駆使して、小沢君を潰す気になった時は本気で潰しにかかると思いますね。

そして、小沢君が、角栄サンの時よりもっと深刻なのは、例の「天皇の政治利用」問題で、旧来の保守層や右翼を完全に敵に回してしまった点。

これで小沢君は、@(検察を含む)官僚、A共産党、Bアメリカ(←ここまではたぶん本人は想定内)、C保守層、と、ある意味まんべんなく、敵を作ってしまった。
これはちょっと…ねぇ\(^o^)/

通常国会は今月18日に始まるようですが、これ、仮に会期延長が無くても6月までの長丁場だし、たぶん夏の参院選直前まで延長されるでしょう。
さしもの小沢君も、国会が始まれば「全国行脚」と称して逃げるわけにもいかないし、厳しい国会になりそうですな。ψ(`∇´)ψ
▼ 2010.01/16 〜と書いてたら石川議員電撃逮捕で小沢君本当に大ピンチ! ヽ(^。^)丿〜

ぶっちゃけ、小沢君、かなりピンチじゃん。金庫番だった石川議員が東京地検特捜部に逮捕、って…
しかも大久保秘書(公設第1秘書)、それにもう一人、池田光智元秘書も逮捕って。。。
検察も思い切ったねぇ〜…小沢事務所でカネの管理に関わってた人間が現職衆院議員を含めて3人も逮捕される(※大久保君は既に去年3月に逮捕・起訴されてますが)なんて、尋常じゃないね。
検察はよほど自信があるんだろうね。

10日ほど前、新潮社刊・産経新聞司法クラブ著『検察vs小沢一郎 〜「政治と金」の30年戦争〜』って本をネットで購入して、数日前に届いたので今日あたりから読み始めようと思ってた矢先なんだけど ヽ(^。^)丿
タイミングが絶妙すぎますわ〜

…ま、それにしても、去年、西松建設の偽装献金問題が出てきた時、当時野党だった小沢君は「政権側による悪意をもった国策捜査だ」と批判してたはずですが。
今回はご当人は与党−しかも事実上の最高実力者−ですからねぇ。これも政権による国策捜査??\(^o^)/

ただまぁ、思うにですね。確かに今回の土地取引問題は額も4億円と大きいし、政治とカネの問題も大事なんだけど、これで野党側が国会でこの一点のみの追及になってしまって、本来議論すべき事がグダグダになっちゃうのは嫌だねぇ。
明後日招集の国会は、民主党が政権獲って初めての国会だからね、政策論議は山ほどあるんだよね。
「こども手当」の議論。「高校無償化」議論。「高速道路無料化」議論。「最低年金創設」の議論。「職業訓練手当+就職支援手当」創設の議論。科学技術予算削減についての議論。これらの善し悪しをとことん、国会でビシバシ議論してほしいし。
他にも国際的には普天間基地移転問題やインド洋給油活動撤退に替わる国際支援活動の問題もある。あ、永住外国人地方参政権問題もあるな。

政権交代により、今回ほど争点がてんこ盛りにある国会も珍しいのに、それらが小沢君(と鳩山君もかな)のカネの問題で吹っ飛んでしまって、夏の参院選まで結局ほとんどまともな議論はされませんでした〜、になっちゃうのが一番嫌だよね。でも既にそういう臭いがプンプン漂ってるよねぇ…(;´д`)
そんな不毛な国会ならやる意味が無いもんね。

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