♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

▼ 2009.07/13 〜自民党惨敗の気配濃厚な中、7/21頃衆議院解散⇒8/30投票になるそうです〜

前回更新からまた、2ヶ月近くも空いてしまいました。(f^^) この間、書きたいネタは山ほどあったのですが。。。
例えば、6月13日に起きた、プロレスリング・ノアの大エース、三沢光晴のリング禍などは、逆に、私には信じがたい思いが強くて、「何か書こう」と思いつつも、何も書けないまま、結局時機を逸してしまいました。
一ヶ月も遅くなってしまいましたが、この場にて、三沢光晴氏のご冥福をお祈りします。 <(_ _)>

そう言えば、三沢氏は、本日無事成立した「改正臓器移植法」には、とても関わりの深い人でしたね。
政局の絡みで、この改正臓器移植法案、成立するか廃案になるか、微妙なタイミングにあったので、本日、参議院で可決され成立したのは良かったと思います。

ところで、昨日行われた東京都議選では、民主党が躍進し(改選前34議席に対し54議席獲得)初めて都議会第一党になったのとともに、自民党は史上最低の大惨敗(改選前48議席に対し38議席)。公明党の「立候補者全員当選」の23人を加えても過半数の64人に及ばない61人。
これで、都議会の運営は今後どうなるんでしょうかね。
現与党が過半数を割ったのは紛れもない事実なんだけど、民主党も−民主系無所属を加えても−単独過半数ではない。過半数を取ろうと思えば8議席持つ共産党と組むのが必須条件なんだけど、民主党と共産党が組むとは、到底思えない。ヽ(^。^)丿
となれば、どこが、どこと組むのか組まないのか。
確定的な与党は存在せず、審議案件ごとに、是々非々で採決に臨むというスタイルにするのか。でもこれでは、余りにも時間が掛かりすぎて、現実的でない。どうすんだろうね。。。

ま、私は愛知県民であって東京都民ではないので、都議会のお手並みを拝見させてもらいましょう。ψ(`∇´)ψ

さて、都議選がそういう結果「だったのに」か「だったから」か知りませんが、今まで散々ノラリクラリと煙に巻かれてきた次期衆院選の日程が、今日、もういきなり、固まったようですね。与党の、それも幹部レベルのみで、ではありますが。但し、解散・総選挙については、与党の幹部レベルで日程合意ができたなら、それで決まりですわね。何故なら解散権は総理大臣の専権事項なので、与党や野党の誰が泣こうが吠えようが、決めるのは麻生さんですからね。(-ω-)/
(※一部には、解散する為には閣僚全員の承諾のサインが要るから、首相のみで決めれるもんではない、という意見もあるようですが、それは違うでしょ。閣僚の任免権も首相にある以上、サイン拒否する閣僚は罷免するだけだもんね。←現憲法下で、実際そういう事例は無いようです【'09.7/17訂正:あるそうです(f^^)。直近では、4年前の郵政解散の時、当時の島村農水大臣がサイン拒否した為、小泉総理大臣が罷免したそうです】が、手続き的には問題無いという意味)

ぶっちゃけ、今の流れだと、衆院選でも、民主党躍進、自民党惨敗、の結果になるでしょうね。民主党が、衆議院でも第一党になるのは、確実でしょう。
自民党は、今週いっぱいは、鳩山代表の「偽装献金」問題を執拗に追及し、少しでも民主党への流れを自民党へ取り戻そう、と画策するでしょうが、今の情勢は、その程度で大きく風向きが変わるほど、自民党に甘くないと感じます。

私思うに、自民党がここまで国民からそっぽ向かれるようになってしまったのは、自民党自身の自堕落が最大の原因かと。(自民党自身は、恐らく、去年秋の金融危機以降の「1世紀に1度」の大不況が、与党への逆風になっている、運が悪いぜ、と思ってるでしょうが、それは表面的な話。もっと本質的な部分で、保守政党としての使命を忘れたのが、今の苦境の最大の理由と知るべき)

自民党は、小泉首相の下で臨んだ4年前の「郵政選挙」で、圧勝した。圧勝できたのは、あくまで、小泉さんという特異なキャラクターのお蔭。小泉さんが「希代の戦略家」で「希代の演出家」(←「劇場型政治」「ワンフレーズ政治」と言われた所以)であった上に、稀に見る「運の強いリーダー」であったお蔭。それに尽きる。
にも拘わらず、自民党は、まず、世俗的には、(後醍醐天皇の『建武の中興』じゃないけど)「一時のあだ花的回復」を果たしただけなのに、「自分たちの実力で党勢を大きく盛り返した」と、錯覚してしまった。風向きで勝っただけなのに、選挙後に選挙組織の基盤を固め直すという地道な作業を、怠ってしまった。
また、天命的には、「この圧倒的議席数を以て憲法改正のチャンスとする」使命があったのに、一年生議員が多かったせいもあり、各議員が「自分の得意分野をひけらかして顔と名前を売る」ほうに走ってしまい、憲法改正のような(反発も招く覚悟の要る)話題は、一顧だにしようとしなかった。実際、憲法改正に意欲を持つ安倍首相が誕生した時が、憲法改正の千載一遇のチャンスだったけど、安倍首相に身を惜しまず協力する議員は殆ど居なかった。
以上の2点が、大きな過ちだったと思いますよ。

自民党が、保守本流政党であり、その党綱領の最初に「自主憲法の制定」を謳っている政党である以上、本来なら、自公合わせて3分の2を超える圧勝をし、そして小泉さんが退陣し安倍さんが首相になった時に、−その後の衆議院総選挙までの最大約3年の間に−憲法改正に本気で着手すべきだった、と思う。
仮に、国民投票法の制定と施行までに2年掛かったとしても、その後、憲法改正案を本会議の議題にする位は、充分できたハズ。ところが実際は、与野党で設置を合意した「憲法審査会」すら、まだ立ち上がっていない。本会議の議題にするより前の段階で停滞しているわけ。
つまり、憲法改正に対する意思・意欲が、自民党に、非常に希薄。保守本流政党として、これは怠慢だと私は思います。
結局、結党時の精神をすっかり忘れてしまったがゆえに、自民党は、今、大袈裟でなく結党以来最大の危機を迎えているのだと思います。
こうなったらもう、自民党の各議員は、選挙結果次第では、野党転落どころか解党も覚悟の上で、衆院選に臨むしかないでしょうね。

私は自分を、政治信条的には保守本流と思っています。そういう意味で、何か頼りない民主党よりは、自民党を、普通なら支持します。
しかし、今や結党の原点を忘れてしまった自民党。「国家百年の大計」を論ずるより、目先の利権に走るようになってしまった自民党。特定の業界や圧力団体との馴れ合いがひどい自民党。etc.これを堕落と言わずして、何と言いましょう。
これではさすがに、正直、支持する気にならないです。
事ここに至っては、自民党の解党、新党結成、或いは既存政党の離合集散…どういう形であれ、政界再編が起きて、もう一度、天下国家を堂々と論ずる保守本流政党が、遠からず出現するのを、期待したい所です。
▼ 2009.09/16 〜ついに鳩山内閣始動!でも政権公約の自縄自縛で前途は多難だよなぁ ヽ(^。^)丿〜

いつの間にかまた、2ヶ月も更新が滞ってしまいました!(⌒・⌒)ゞ
いや〜、やっぱりこれだけ、書くたびに間が空くようでは、ブログ形式に変える事を本気で考えないとイカンかな。。

さて。皆さんもう先刻ご承知の通り、異例の真夏の選挙戦となった、8月30日投開票の衆院選では、民主党が、ある意味予想以上の圧勝をしました。その結果、事実上「戦後初の本格的な政権交代」が行われる(※注1)事は、既定路線となっておったわけですが。
前政権である麻生内閣が本日招集した(会期は4日間)「首班指名のための臨時国会」【2009.09/17訂正:臨時国会でなく、特別国会でした】で、予定通り、民主党代表・鳩山由紀夫氏が衆参両院で内閣総理大臣に指名され、夜の皇居での総理大臣親任式・閣僚認証式も経て、『鳩山内閣』がスタートしましたね。

この場を借りて、鳩山新首相、並びに新閣僚の方々に、まずはお祝いを申し上げます。m(_ _)m

まぁ、私、今まで何度となく、民主党政権になった場合の問題点や不安を、ココに書き散らしてきました。例えば外交・安保方針の不透明さや、大衆受けするが財源の不明瞭なバラマキ政策などを批判してきました。また、前代表・小沢一郎氏そのものの変節漢ぶりを、批判した事もあります。
しかし。とにもかくにも、衆議院480議席のうち308議席を獲得するという、(解散前の自民党の300議席をも上回る!)巨大な議席を民主党は得たわけですから、国民から与えられたそれほどの信託に応えられるよう、頑張ってほしいものです。

とにかく、民主党は、与党に「なってしまった」のですよ。鳩山代表以下、所属全議員の言動は、野党時代と比べて、軽く10倍は重みが増すことになります。その点をきっちり自覚して、閣僚になった人もそれ以外の人も、「与党政治家」として、政策実現に向けて邁進してほしいと思います。
くれぐれも、4年前の『郵政選挙』で大量に誕生した『小泉チルドレン』みたいに、ばらばらで自分勝手な行動を取って、党の評判を下げ自らの次回落選につながるような、愚かな真似は謹んでもらえれば、と思いますよ。ψ(`∇´)ψ

ともあれ、私としては、まずはこれからの半年を注視したいですね。この半年で、政権の行く末が、ある程度は分かります。
2年後くらいには国民に失望されて、遅くとも4年後にはまた野党に転落する可能性の高い政権だな、とか。逆に、意外と上手く難題を乗り切って、4年どころか10年でもそれ以上でも保つ「民主党政権」になれるかも、とか。その辺の見極めの最初の段階が、これからの半年でしょうね。

しばらくはお手並み拝見です。

(※注1)1955年(昭和30年)の、いわゆる保守合同で『自由民主党』が誕生して以降、今回の総選挙に至るまでの半世紀以上、自民党が衆議院で「比較第一党」の座を譲った事はありません。1993年の総選挙の結果、自民党が過半数割れして、「非自民」を標榜する8つの党・会派が連立して『細川内閣』が誕生したという一応政権交代と言える出来事はありましたが、あの時でも、自民党は野党に転落したもののダントツの比較第一党ではあった。そのお蔭で、連立与党の一部−具体的には「小沢嫌い」の社会党など−を切り崩す事で、連立を崩壊させ、自民党は野党暮らしを9ヶ月程度で終わらせる事に成功した。
今回は、さすがにその手法は無理ですな。(;´д`) いくら民主党が「左右の幅が広い」「寄せ集め」の党だと言っても、仮にも今一つの党にまとまっているし、まして政権与党になった以上、−自民党もそうであったように−「権力」という求心力が、いざという時に党をまとめる重力というか接着剤になるからね。おいそれと分裂なんてしないでしょう。

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