♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

▼ 2008.08/10 -

二日前の8月8日、北京五輪、開幕しましたね。『八』は中国ではゲンの良い数字だそうで、ゆえに'08年8月8日8時8分に五輪開幕、というのを前から中国は決めていたそうですね。ヾ(@^▽^@)ノ

ま、それはともかく。
競技初日の柔道女子で、48kg級の谷亮子が、銅メダルに終わりました。
結果が出た後に言うのは反則でしょうけれど、私、谷亮子は金メダルを獲れないだろう(※それどころかメダルに届かずも充分ある)と思ってましたし、かつ、彼女の最後の五輪になるだろうと踏んでいるので、土曜日で休みだったのもあり、全試合、TV中継で見ました。

やはり、全盛時に比べて、明らかに3割以上、スピードが落ちていましたね。逆に言えば、あの程度の(今の)力量で、準決勝までよく勝ち上がれたもんだと思います。そこはやはり、世界に轟いた『YAWARA』の名前、それに試合運びの上手さなのでしょう(※注1)が。。
し かしながら、準決勝で『指導』ポイント1つの差で敗れた試合に、今の谷亮子の実力の限界が現れていたと思う。確かに相手も、谷の組み手を嫌がってやりづら そうではあったし、アグレッシブに出てこれない状態ではあったけど、昔の谷(と言うより田村亮子だった頃)なら、有無を言わさず相手の懐に飛び込んで投げ 飛ばすなり何なり、何でもできたハズ。それができず、試合終了30秒前に『指導』取られてしまった所に、もう限界だな、と感じました。
最軽量級で ある48kg級に於いても、小さい部類に入る谷亮子が、これまで世界のトップクラスに君臨できたのは、あの誰も真似できないスピードゆえ。上背も手足の長さも 相手より劣るのに、相手をがんがん投げ飛ばせるのは、あのスピードがあったからこそ。それが、3割も4割も落ち、並の選手レベルになってしまったら、もう第一 線は無理ですね。。残念ながら。

何はともあれ、谷亮子サン、お疲れ様でした。 <(_ _)>
5度、五輪に出場し、全てでメダル獲得(※時代順に、銀、銀、金、金、銅)。日本人では前人未踏の偉業を成し遂げたわけですし、もう心おきなく引退して頂きたいと思います。
…って言うか、これで次のロンドン五輪を目指す、って言っても、もはや誰も応援する気にはならんでしょう。彼女の存在が、若手の台頭を阻んでいる(※注2)という負の側面が、今度は否応なしにクローズアップされるでしょうからね…

(※注1)格闘技に於いては、「気圧される(けおされる)」という言葉があるように、気迫が、ある意味、その時点の物理的力量以上にモノを言います。そして 「気迫」の中には、相手の突進を躊躇させるような、過去の栄光、ネームバリューというのも当然含まれます。さればこそ、格闘技系の競技は、陸上競技などに 比べて、年齢を重ねても第一線で活躍が可能なのだと、私は思っています。
(※ 注2)実際、谷亮子に一度ならず勝っている福見友子が、今回の五輪に出れていませんからね。私は正直、柔道連盟は福見を五輪代表にすべきだったと思う。ま 尤も、谷亮子が出て金メダル獲れないのなら、大多数の国民も納得してくれるだろうから、という柔道連盟幹部の保身的思考も、分からんではないけどね(苦 笑)。
▼ 2008.08/10 -
てな事を書いているうちに、つい今し方、男子66kg級の内柴正人が、金メダル!今大会、日本人第1号の金メダルですね。
しかし、この内柴という人、五輪以外の年には、調子が上がらないというか、実際、国際大会以前に日本国内での大会の成績もさっぱりだったりするのに、五輪の1年前位から調子を上げてきて、代表に選ばれ⇒金メダル、と、きっちり結果を出してくるんだよねぇ。

誰もが思うんでしょうけど、五輪って、ほんとに巡り合わせと相性があるよね。 引退した、五輪3連覇の野村忠宏や、これで2連覇になった内柴正人みたいな「五輪に強い」人もいれば、逆に、五輪以外の国際大会での成績は申し分無いのに、五輪では敗退する人も居るし。これが、五輪の魔力なんでしょうね。何てったって、五輪とFIFA W杯は、国家の威信をかけた『疑似戦争』ですからね。
▼ 2008.12/07 -

何と、4ヶ月ぶりの更新ですヾ(@^▽^@)ノ
前回更新が夏真っ盛りの8月でしたが、秋をかっ飛ばして、今はもう冬です。あはは。
こ の4ヶ月、仕事が超忙しかったのか、とか、更新の時間が全く無かったのか、とか言えば、別にそうでもないんですが…まぁ、単に優先度の問題ですわね。もっ と他の事に時間や労力を優先して割いていただけの話です。でもさすがに12月になって年の瀬も押し迫ってきた時点で、「あぁそう言えばわしってWEBペー ジも書いてたんだよな」ってちょっと思い出したので、少しは更新しとかんと…と焦っただけの事です(苦笑)。
私のWEB更新間隔が余りにも長いの で、業を煮やした(?)友達から、「blogならもう少し気軽な感覚で更新できるぜ」、って言われました。ただ、どっちにしても、気軽云々以前に、私ゃ筆 無精なんよね\(^-^)/それ考えると、blogにしてみた所で、更新間隔が劇的に縮まるとは思えませんね。ま、やらないうちから何とも言えませんが。

と ころで全く個人的な話ですが、私2日前の金曜日に、左足の足首を激しく捻挫してしまって、腫れと痛みで歩行もまともにできない状態なので、久しぶりに土日 とも家にこもって、あれやこれやのTVを見ておりました。(※私、普段は、その日の最終ニュースと、あとスポーツ特番以外は、殆どTV見ません) 改めて思ったのは、日本のマスコミってやっぱり阿呆やね。わざと阿呆を装ってる面はあるにしても。

典型的なのが、今回のこの金融危機以来の景気の急減速に対する報道の仕方ね。 何か、全て政府と大企業が悪いみたいな論調でやってるけど、違うよね。
確かに、景気対策を巡る麻生政権の迷走ぶりは批判されるべきだろうけど、そもそも事の発端は日本じゃないでしょ。サブプライムのような腐った金融商品を認可したアメリカの金融当局がまず第一に責められるべきだよね。(日本なんか、欧州に比べればまだ被害は少ないほうでしょ) その次として、起きてしまったものは仕方ないから、次善の策をどーすんの?っていう順番でしょう。真っ先に日本政府や大企業に非難がいくのはどうかと思うね。

トヨタ(系)なんか、派遣や期間従業員をばんばん切ってるから、すごいやり玉に挙げられてるわな。 別に私はトヨタを擁護すべき立場には全然ないけど、このバッシングはいただけないね。
トヨタってのは、冷酷と言われようが過剰防衛と言われようが、傷口が広がる前に早め早めに手を打つのが、あそこのやり方。そうする事で、更なる業績悪化(※例えば派遣社員どころか正社員まで切らねば立ちゆかなくなるほどの泥沼)を食い止めてるのが、今までのトヨタのやり方だし、みんなそれを分かってるんだから、一方的にやり玉に挙げるのはどうかな、と思う。 今回の減産体制シフトにしても、早めにこういう処置を取ったおかげで、逆に、業績回復は割と早いと思いますよ。来年の後半あたりには意外としれっと回復基調に乗ってきてる気がするね。そうして景気が回復すれば、また働き口(雇用)が生まれる訳でしょう。
逆に言えば、トヨタに変な温情を求めて、その挙げ句に、今のGMみたいに政府の援助が無ければ1年以内に確実に破綻、という状況に陥らせる方が、よっぽど愚かだと思う。労働界全体としてもね。

確かに切られた人達には災難だし気の毒な面が無いでも無いが、でも派遣とか期間従業員って元々そういう契約じゃんね。
それと、マスコミがあまり(意図的に?)伝えないけど、派遣を、自ら好んでやってる人間も、かなりの割合で居る訳よ。そういう人達にとって何故派遣のほうが良いかと言うと、▼人間関係の煩わしさが無い、▼最終責任を負わずに済む、などがある。 私もフリーランスで契約で渡り歩いてた時期もあるからその辺の気持ちはよく分かる。
正社員じゃないから出世競争とか賞与査定とかに無縁だから、他人に足を引っ張られる事もまず無い。(※残念ながら世の中には心根の腐った奴は少なからず居て、他人の足を引っ張る事でのみ、自分の相対評価を上げようとする奴は居る)
また、品質であれ売り上げであれ、最終的な結果責任を取らされる事も無い。
だから、派遣とか期間限定契約のほうが、気楽でストレスが溜まらないからそっちのほうが好き、っていう人は、派遣社員の全てではないにしても、かなりの割合がそうです。私の感覚では、間違いなく、過半数が「好きで派遣(など)の立場をやってる」人達だね。
それが、景気が急に冷え込んできて、当然真っ先に切られるからと言って、そういう時だけ「弱い立場の私達」云々という主張をするのは、ちょっとどうかと思うね。景気の良い時は責任も持たないのにそれなりに良い思いをしてたのにね。

今回の「派遣切り」「期間従業員切り」について、唯一、切られる側に同情する点は、さすがに急だったために、次の仕事探しに充分な時間が取れなかっただろう、っていう点だけだね。 それでも、急とは言え、12月末で満了なら、10月くらいには言われてるだろうし(例外もあるでしょうが)、来年3月末で満了なら、今頃既に言われてるでしょう。仕事探しの時間が全く無い、とも言えんね。今時ネットでいくらでも探せるし。 派遣レベルなら、職務経歴をWEBやメールで送って、実際の面談・面接は一回だけで済む場合も今は多いから。
余談でした。

それと、もっと時代的なものを考えれば、もう昔のように「みんなで幸せ」っていう時代じゃない、って事だよね。 昭和30年代、40年代のような高度成長なんてもはや望むべくもない訳で、つまりパイが小さくなった以上、そのパイにありつけない企業や人は当然でてくる。高度成長期はパイが大きかったから、あぶれてもまだ残りがあり、それなりには食べていけた
今はもうそんな古き良き時代じゃないわね。 完全に「勝ち組」「負け組」が二極化する時代だね。 確かに、嫌な時代になったと思うが、ある意味仕方無いとも言える。今の日本には、自助努力しない人を養えるだけの余力は、もう無いから。自助努力を怠った人は、(たとえ今勝ち組だとしても)いつ負け組に転落してもおかしくない時代になった訳だね。
政治がやるべき事と言えば、自助努力云々以前のハンデを負ってる人達(※言ってみれば公平な競争に加われない人達)を、どうサポートするか、というシステム作りくらいだね。 自らこぼれていく人達を救ってる余力は、今の我が国には無いです。
▼ 2008.12/14 -

私、前回、12/7にアップした駄文で、「切られる」側の派遣労働者や期間従業員に対して、批判的な文章を書きました。
しかしながら、あのまま放置しておくともしかして誤解を招くかも、と危惧したので、フォローしなければ、と思い立ちました。つまり私としては、派遣労働者や期間従業員側を一方的に批判し、逆に雇用側を一方的に擁護しようなどという意図は、全くありません、という点。
雇用問題を巡ってトラブルが起きるならば、それは雇用側にも被雇用側にも、ともに責任があろう、と思っています。いや、むしろ、雇用側が強力な権限を持っている以上、権限に応じた責任がある、と考えるのが普通ですわな。

特に、今時の派遣会社やその類の会社には、悪質な所があるのを、私は経験上(;´д` )、良く知っています。私がそこで働いた企業、及び友人知人が働いた企業という意味で、知っている範囲は技術系派遣会社に限定されますが。
社 会問題になったグッドウィル系やフルキャスト系は言うに及ばず、あと、スタッフサービス系もひどい。他にも、まぁ、中小規模の会社だから名前は出さないけ ど、ひどい会社はある。それらの会社は、詐欺同然の事を平然とやってましたね。今はどの程度、コンプライアンス浸透してるのかしてないのか、知りません が。

私がフリーランスでやっていた時期に契約した派遣系企業で実際に経験した、詐欺同然の具体例を、一つだけ書いときましょう。

上記に挙げた、とある会社の話です。
(1)まず契約(期間付きですが)の時に、月収と(それを基にした予想)年収を、雇用契約書に明記して渡してくれた

(2)で、こちらは、「まぁこのくらいの収入なら我慢できる範囲内か」と思い、契約をした

(3)で、私が派遣先で実際に就業した

(4)で、働き出して2ヶ月ほど経ち、派遣先職場での仕事も調子が出てきた頃に、突然、営業所長からメールがきた
「入社時に交わした雇用契約ですが、当方の事務ミスで、社内規定より多くの給与をお支払いしていた事が判明しました。申し訳ございません。正しい額を記載し直した雇用契約書を、改めて送付させて頂きます。なお、過去の過払い分は、来月給与にて調整させて頂きます
という本文と共に、書き直した契約書が、PDFで添付されてるわけ。
で、そのPDFを読んでみると、何と、最初の契約より月額にして3万円以上下がっている!
ふざけんな!!お前、何訳の分からん事言ってんの!?だわな、こっちは。

(5)で、こっちはブチ切れたので、
「そうですか、これがこの会社のやり方なんですね。仕方ありません、こういう会社で働くのは到底我慢なりませんので、契約を解除(=退職)させてもらいます。退職日は約1ヶ月後の○月末とさせてもらいます」
と返信で通告した

(6)すると翌日、営業所長と営業担当(以下、両方合わせて「営」と記す)が私の就業場所まですっ飛んできて、私を慰留しようとした。
営:「何故、辞めるなんて言うんですか?」
私:「はぁ?そっちがあからさまな契約違反をしてるんですよ?そりゃぁ、だったら辞めるよ、になるのが普通じゃないですか!?」
営:「だって、事務ミスなんだからしょうがないじゃないですか!?ミスは誰にでもありますよ」
私:「はぁ〜?何開き直ってんすか!?ミスなのか意図的なのかは知りませんけど、どっちにしても、こっちは、何の落ち度も無いのに、月給をいきなり3万円以上下げる、と一方的に通告されてんすよ?これで怒らない人間は居ないでしょ?」
営: 「だからぁ、ミスしたのは謝ってるじゃないですか。それに、今あなたが辞めたら、お客様(←就業先企業。名前は伏せます)に、大きな迷惑がかかるんです よ。せっかく、お客様から、あの人はとても役に立っている、助かってます、と高い評価を頂いてるのに、それを投げ出して辞めるんですか?」
私:「それは仕方ないでしょう。だって、就業先の評価がどうあれ、雇っている側である貴方たちの会社がこんな詐欺会社じゃ、もう働けませんわね」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ってな感じの押し問答みたいなのが1時間程度あって、勿論、結果的には退職を認めさせましたが。
(※ その後、その詐欺某社を退職した翌月、私はとある会社に正社員として就職しました。当時は今みたいな不況でなく、製造業系が絶好調の頃だったし、コン ピュータソフト技術者は引く手数多だったので、次の職を見つけるのはかなり簡単でした。今の景気だとそうはいかんだろうな…)

それにしてもあの会社はひどかった。やり方は詐欺そのものだし、もし私が訴えてれば、ほぼ100%の確率で、私が勝てたハズ。
辞めた後、はっきり分かったんだけど、その会社、労働者が就業後しばらくしてから「契約時の事務ミスで…」と言って給与減額を迫るのは、常套手段だったようです。「事務的ミスだから」という口実の給与減額を、労働者がしぶしぶでも認めてしまえば、その差額はその分まるまる会社の取り分になる、つまり会社の利益アップになるからね。管理職とか役員にとっては、会社の利益アップは自分のメリットになる
しかし、そんな詐欺的手法は、社会の公器である企業が、絶対やっちゃいけない事ですわね、言うまでもなく。

でも、派遣会社なんて、かなりの割合が、そういう腐れ外道みたいな会社です。真っ当な会社も中にはあるんだろうけど、残念ながら、私はあまりお目に掛かった事が無いですね。

だらだらと書きましたが、まぁ要するに何が言いたいかと言うと。

(1)今問題になっている「派遣切り」「期間従業員切り」については、かなりひどい実例もきっとあるだろうな、というのは経験上良く分かる

(2)しかしながら、労働者も「弱い立場」である事をアピールするだけじゃ今の時代生き残れない。労働側が雇用側より弱いのは最初から分かってるんだから、弱いなりにも(いざとなれば)戦えるように、逞しく、かつ賢くなるべきだ。いくら何でも丸腰じゃ、駄目。

という事です。
私は普段から労働者に対して厳しい意見を言ってるほうだと思うけど、それは労働者を嫌いなのではなく(※私も一労働者です)、むしろ逆で、労働者にもっと強く賢くなってほしい、と思ってるって事です。
真面目に働く労働者無くして、社会は絶対に成立しませんから。。。

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