♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

◎ 2005.10/10 -
あやや(←松浦亜弥ではなく、単なる感嘆詞です←のっけから下らん事を)、またも更新が一ヶ月以上空いてしまいましたね(^^;。当初の私の予定では、9/11投開票の衆院選が終わったら早速結果を踏まえてコメントをアップするつもりだったんですが...時期的に、仕事も私用(雑用とも言う)もちと忙しくなってしまって、アップできませんでした。

で、まぁ今更時期外れなんですが、衆院選の結果については一応やはり述べておかない訳にいかないでしょうね。一言で言って、(おおかたのマスコミもそう感じたみたいですが)これほどまでに自民党及び与党が大勝するとは予想以上、って感じです。
自民党+公明党の与党で三分の二を超えてしまう圧勝ですもんね。しかも内容を見れば、与党と言っても公明党は伸びていなくて(むしろ2議席減)、自民党がとんでもなく議席を増やしてますからね。逆に当然ながらその分はどこかが減らしてる訳で、それが民主党な訳ですね\(^o^)/

結局、マスコミに『小泉劇場』と揶揄されたり、まして『小泉独裁政治』と非難までされながらも、「郵政民営化」の一本に争点を絞った(というか絞らせた)小泉首相の完全な戦略勝ちって事です。
逆に言えば民主党は、強力な支援組織である郵政労組に遠慮しまくって選挙戦の最終盤まで対案を出せなかった。(※最終盤に、やっと対案めいたものを出してきたが、与党案以上に全然中身無し)自ら「マニフェスト選挙」と言っていながら、その肝心なマニフェストが出せないんだもん、これじゃぁ惨敗も当然でしょう。私も正直言って、岡田克也君があそこまで腑抜け腰抜けだとは思いませんでした。
少なくとも、岡田君が、「民主党も郵政事業の民営化自体には基本的に賛成です、ただ与党案では欠陥が多すぎるので、ウチは対案を出します」と宣言しさえすれば、たとえ郵政労組は離れても、一般国民からの一定の支持は確実に得られたハズで、ここまでの惨敗はしなかったハズです。「国民の目線で」を言ってきていながら、実際は(一部の)労組のほうしか見ていなかったとなれば、そりゃ負けますわ。

今回の結果は、小泉純一郎と岡田克也、この双方のトップの、決意と覚悟の差がそのまま結果の差になっただけ、という言い方もできると思います。
岡田前代表が、「真面目さ」だけが売りの(←と言うかねぇ...政治家に「真面目さ」なんて売りになるのか?と私は思うが...)単なる戦略無し・決断無しの能なしと分かった以上、もう二度と代表に浮上できる機会は無いでしょうね。(と言うかあったらそれこそ民主党は終わってまっせ(^^;)

ところでここで少し私見を述べてみるのですが。
公明党や共産党のような「宗教政党(※注1)は、社会の趨勢に余り関係なく、常に一定程度の勢力は保つもの。また社民党も、ある意味絶滅危惧種みたいなもん(^^;ですから、それを保護しようとする優しい(?)人達が世の中にある一定割合存在する以上、今回位の議席は確保するでしょうしね、社民党が自主的に解党しない限り。(←と言っても社民党一党では議員立法の提出もできないヒトケタ議席ですが)
そう言う意味では、別に今回に限った事ではないですが、常に選挙で議席数が大きく増減し得るのは、自民党・民主党のような「世俗政党」にどうしてもなる訳ですよね。

但し、誤解を招かないように早めに述べておきますが、私は「世俗政党」中心でこそ、本来の民主政治であると思っています。「宗教政党」「偏ったイデオロギー政党」が大躍進して政治の主役になってしまうと、その国の政治は非常に危険だと思っています。(※その躍進の仕方が、全く合法的であったら、余計に厄介)それは日本レベルでも世界レベルでも歴史を紐解けばはっきりしている事です。
『ゲルマン(アーリア人)至上主義』という狂信的なイデオロギーを掲げて登場したナチス然り『天皇現人神』説で国民を洗脳した戦前戦中の日本然り。現代史に於いても、イスラム原理主義の一派『タリバン』が実効支配していた頃のアフガニスタン然り。今の北朝鮮も、ある種の宗教国家ですしね。故・金日成主席の唱えた『主体(チュチェ)思想』のもと、金日成・正日親子、さらにはその直系によって権力が世襲される(であろう)という、現代に於いては他に例のない異様な国家形態を成している訳で...

私は、個々人が、自分の思想信条の拠り所として何かの宗教を信じるのは一向に構わない、というか人間ならたぶんそれが普通なのだろう(※注2)、と思っていますが、公的な場にそれを持ちだしてはイケナイと思っています。それをやると宗教の衝突になって、終わりの見えない泥沼にはまる事になりますからね。
だから、「宗教政党」については、全体の意志決定にさほど影響がない程度に勢力を保っている位なら容認せざるを得ないのですが、キャスティングボードを握ったりするレベルまでくると、警戒せざるを得ないのですよね。
はっきり言って、今の日本政治で言えば、公明党が、何かとキャスティングボードを握りやすいポジションに居ますので、私は少し警戒しているんです、公明党が初めて与党側に就いた1993年の細川内閣の時以来。(※別に、日蓮を否定する気は毛頭無いのですが。と言って、今の創価学会が日蓮の教えを忠実に伝承しているとはとても思えないので(^^;)

話がだいぶ横道に逸れましたかね。(←いつもの事)

要するに、今回圧勝した自民党、惨敗した民主党、どちらにも「良識ある世俗政党」として、これからも頑張って欲しいんです(※注3)よね。「宗教政党」でないからこそ、ごく一部のカルトや狂信者でなく多数の一般国民の意見を反映できる訳ですからね。
私いつも言っていますが、民主主義とは最大多数の最大幸福を追及するもの(であるべき)ですから。

(※注1)創価学会の公明党はともかく、共産党を「宗教政党」と言いきる事に違和感がありますか?でも、私に言わせれば共産主義自体、紛れもなく宗教ですからね。ただし、「神も仏も否定した」宗教、という事です。それでも「宗教」という表現は馴染まない、と言うなら、「偏屈なイデオロギー」と言い換えても良いですわね。しかもはっきり言っておけば、誤ったイデオロギーなので尚更タチが悪い。個人的には「共産主義」とか「マルクス主義」という言い方でなく(←「〜主義」なんていう言い方だから、あたかも科学的であるかのような錯覚を与える)、「マルクス教」と言ってほしいです\(^o^)/

(※注2)私個人も、(WEBで書くのは初めてかな)一応クリスチャンですしね。尤もそれは私だけで、親は父方実家がたぶん日蓮宗で、母方実家がたぶん浄土宗なのですけど。(※と言っても日本人が大抵そうであるように、葬式仏教なので、特別な信仰ではないのですが)私の場合、中学2年の時にほんの2〜3ヶ月ほど通った(通わされた)英語教室の先生が、ルーテル教会の牧師で、その人がえらく格好良くて憧れたのがきっかけで、その時以来クリスチャンなんですよね。(←ま、動機なんて大体こんなもんでしょ(^^;)

(※注3)とは言え、今回の惨敗があろうとなかろうと、民主党が政権を担える政党になるには、まずは外交・防衛・安全保障といった国家としての最重要な基本政策に関して、きちんと党内意見を集約しなきゃどうしようもないでしょう。でも、これが実際難しいでしょうね、あの党に於いては。元自民党系の人達(鳩山由起夫元代表や小沢一郎君など)も居れば旧社会党系の人達(横路孝弘君など)も居れば元市民運動系の人達(菅直人元代表など)も居る、ホントに寄り合い所帯ですからね。よほど求心力がないと、まとめあげるのは至難の業ですわね。前原誠司新代表も、この先が大変です(^^;
◎ 2005.11/13 -
またも約一ヶ月ぶりの更新です(^^;

ところで、何だか世間ではいや〜な少年事件が続いていますね。
母親を毒殺しようとしたとされる静岡県伊豆の国市の高校一年・16歳少女の事件とか。同級生の女子をメッタ刺しにして殺害した東京都町田市の高校一年・16歳少年の事件とかね。

何と言いましょうか、何れも動機がよく分からないから不気味ですね。
同級生女子殺害事件のほうは少年が(長らく?)一方的に好意を寄せていたが、何かの際に「侮辱された」と思いこんで、犯行に及んだらしい、などという報道も一部にはあるみたいですが。だとすれば思春期にありがちな(片思い→嫌われた・邪険にされたという思いこみ)妄想の延長線上という気もしますが、ただ、そこで何故「殺す」という発想になるのかが、よく分かりません、オヂサンには(^^;
もう、今の十代や二十代の人達は、私らの世代には理解不能なんでしょうか。でも、そうも言ってられませんわね、子を持つ親ならば。

もっと分からないのは、母親に対する毒殺未遂事件のほうね。
あの少女は母親と特別確執があった訳でもないみたいだし、何なんでしょうね、これは。
「人を殺す」、或いはもっと根源的には「生き物の命を奪う」、という事に関して、何らの畏怖の念も無いような感覚が、非常に恐いです、正直言って。
コンピュータ・ゲーム世代の一番悪い面が如実に表れた事件のように思うのは、私だけではないでしょう。
(※コンピュータ・ゲームは、バーチャルであるが故の良い面と悪い面が共にあると私は思っています。悪い面が(特にマスメディアでは)強調されがちですが、当然、良い面もある)

ところで話逸れますが、この事件で『タリウム』って言葉を、凄く久しぶりに耳にしましたよ(^^;
「確か元素周期表にあった名前だよなぁ」と思って、二十数年ぶりに化学の参考書を開いて、見てみました。
原子番号81番、元素記号『Tl』。80番の水銀『Hg』と82番の鉛『Pb』の間か。とするとまぁいかにも毒素の強そうな元素ではあります(^^;
こんなものを微量か少量か知らないけど、頻繁に摂取させられたんじゃ、そりゃ体調も急激に悪化するだろうなぁ、と想像しました。(←そんなん想像せんでもエエっちゅーに)

えっ、オチ?そんなん、無いです\(^o^)/
◎ 2005.12/24 -
いつの間にやら(←最近はこれが枕詞になってきたσ(^◇^;))クリスマスイブですね。

今年も残すところあと僅か。新聞、TV、ネット等各メディアに於いても、「今年のニュースベスト10」的なものをあれこれやっていたりしますね。
私のこの駄文サイトも、年内の更新はこれが最後になるように思います。

さて、今年も、と言うか今年はまたとみに、大きな事件・衝撃的な事件の多かった年ではなかったでしょうか。

105人が亡くなった尼崎のJR福知山線脱線事故(4月)。JR西日本の、「(安全よりも)利益最優先主義」が厳しく批判された事故ではあります。

11月22日に広島で起きた小1女児殺害事件、その一週間後に栃木で起きた同じく小1女児殺害事件。これらもまことに衝撃的な事件でした。広島のほうは容疑者捕まってますが、栃木のは未だ手がかり無し(※少なくともマスメディアの報道の限りでは)。
絶対許せませんよね、非力な子供を残虐にもナイフでメッタ刺しにして殺しかつ遺棄した犯人なんぞには、この世で同じ空気を吸わせておくのも嫌です。何としても、この世に於いて、罰を受けさせねばならない。あの世で罰を受けさせても、多くの人は納得できませんのでね。

見ず知らずの人が狙われる殺人事件と言えば、やはり11月の17日に、大阪で27歳と19歳の姉妹が自宅マンションで刺殺された事件がありましたね。
捜査が若干難航していた様子もありましたが、容疑者(22歳)が最近捕まって、自供通り凶器も発見されたとの事で、まず犯人に間違いなかろう、と。
しかし。驚愕的なのは、その容疑者、2000年の春、16歳の時に実の母を撲殺した経歴があるとの事。をいをい。そんな奴を、刑事裁判にもかけずに、単に少年院送致⇒一定の期間を経過したから退院、なんていう形式的な措置で済ましてて良いのかよ?って思いますね。
凶悪事件の再犯率は非常に高い(※日本で約三分の一)って事が広く知られているのに、こんなザルみたいな処置しかしてないんじゃ、話にならんよ。

あと更には、11月中旬に発覚(公表)した、ホテル・マンションの耐震強度偽装事件。(まぁ何と言いましょうか、「衝撃続きの11月」ですかね)
これも、まぁ衝撃的と言えば確かにそうなんですが、でも、建設業界ではそもそも「手抜き工事」なんて、安普請の建物では半ば当り前だった訳ですし、そういう意味では国や自治体が税金を投入してまで救済策を講じるほどのもんなのかな、とやや疑問ですね。ホテル建設もマンション購入も純粋に民間の事業であり商取引でしょう。
自由主義経済である以上、民間の商取引の結果、誰が損をしようが得をしようが国家権力の関知する所ではない、というのが大原則なのでは?
自然災害で家・財産を失った被災者に、原則何も支援しないのと比べて、今回は余りにも手厚すぎるんじゃないか?
1995年の阪神大震災や2004年の新潟中越地震の被災者などには、納得できない部分が多々あるんじゃないの?
(はっきり言えば、この偽装事件が原因で「マンションバブル」がはじけて、建設業界がまた一気に不況に陥ってしまうのを嫌った自民党が、いち早く救済策を打ち出したって事ですよね。政治家と業界の利権関係が見え隠れして、とても胡散臭い話ですわね)

話を「手抜き工事」に戻すと。
今回はたまたま珍しく設計段階での偽装が発覚しただけの事で、本来は(?)設計図はきちんとしたのを提出しておいて、施工段階で鉄筋・鉄骨を減らす、コンクリに砂や水を沢山混ぜる、などしてコストを抑えるってのが王道ですからねぇ\(^o^)/

手抜き工事をされるのが嫌ならば、買い手側は「瑕疵担保特約」を保険会社との間で交わせば良いんですよ。この契約を交わすと、建物に(故意・過失を問わず)瑕疵があった場合には保険会社は契約者(※殆どの場合、入居者のハズ)に保険金を支払う義務が生ずるので、契約対象の建物を、工事の初期の頃から竣工に至るまで、保険会社がしばしばチェックしに来ますからね。そりゃそうだ、建設業者に手抜き工事をされたら、保険会社はえらい持ち出しになってしまうから、保険会社もきちんとチェックせざるを得ない訳で、役所や民間検査機関が「確認申請」を型どおりチェックする(と言うよりほぼノーチェックなのは明らか)のとは、中身が違いますわ。

私も、14年前、1991年に今の家屋に建て直しているんですが、その時、初めて「瑕疵担保特約」というものを知ったんですよね。知人から言われて初めて知ったのですが。
その頃は、その特約が、まさに今回の耐震強度偽装事件のような場合でも、お金が支払われる契約だというような意味をよく理解していなかったので、十数万円の掛け金を、何となく「高いなぁ」と思った(けど一応契約した(^^;)のですが、今思えば、数千万円の財産を守るための保険料と考えれば、決して高くはなかったですね。0.5%程度の掛け金な訳ですからね。(※掛け金の比率は当然モノによって違うんでしょうけど)

結局、言えるのは、
「安物買いの銭失い」
って事ですね\(^o^)/

きちんとしたものは、それなりにコストもかかるって事。
そのコストを負担する気のない人は、リスクを背負うしかない、って事です。

何だか、オチも何もない雑文になってしまいました。って言うかいつもこんなもんですが(^^;

では皆様、良いお年を。
◎ 2005.12/25 -
昨日アップした時に書き忘れたんですが、実は、件の『姉歯物件』(※注1)、我が家のほぼ真北、直線距離で200mもない所に存在するんですよね(^^;。2階の私のPC部屋(?)からは、その建物がよく見えます。
『センターワンホテル半田』というビジネスホテルで、開業指導が総合経営研究所、施工が木村建設、設計が平成設計、その下請けで構造計算が姉歯設計事務所という、まさに絵に描いたような『姉歯物件』なんですよね。\(^o^)/
(まさか、愛知県の片田舎にまで、彼らの手が伸びていたとは、知る由もありませんでした(^^;)

このビジネスホテル、確か2年位前に開業したと思うのですが、開業直後の頃に、その横を友人と通った時、
友:「何だか、えらい安普請な作りだなぁ、そう思わん?」
私:「確かに。でも、ビジネスホテルやからな、こんなもんじゃないの?」
友:「そら確かにそうだが...にしても10階以上ある建物にしちゃのっぺりしてるような...」
というような会話を交わしたのを、不思議とよく覚えています。

この時いみじくも友人の言った「のっぺりしてる」っていうのが、まさに今回の問題物件の本質を言い当ててる訳ですよね。
つまり、今回の耐震強度偽装物件の多くは、荷重の沢山かかる下の階も、そうでない上の階も、鉄筋・鉄骨の量がほぼ同じだった訳でしょう。
本当は、あのクラスの建物では下の階は上に比べて2倍は鉄筋・鉄骨を使わないといけないと言われているので、そういう「正しい」作りをしていれば、必然的に「どっしり、ゆったりした」普請になるハズであり、「のっぺりした」普請は、やはりおかしいという事です。

これは、下の階のほうが、上のほうに比べて、見た目上末広がりになっていなければいけない、という意味では必ずしも無い訳ですね。たとえ、横から見て「長方形」的で、各階とも同じ間取りになっているとしても、鉄筋量の多い1階あたりに合わせて最上階まで外形を貫く設計ならば、外から見ても全体像が、もっとゆったりした感じになるハズ、という事です。

ところが、この『センターワンホテル半田』の場合、そういうどっしり・ゆったりの感じを全く受けなかったから、友人は「安普請」「のっぺりした」という表現をしたんだと思います。
彼の直観力は正しかったという事ですね(^^;

(※注1)黒幕がほぼ分かってきた今となっては、私としては『総研物件』とか『ヒューザー物件』と言うべきだとは思いますが(^^;。

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