♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)
◎ 2005.05/04 -
う〜む。ボケボケしてた間に(別にボケボケしてた訳じゃないですが(^^;)、もう5月ですか。一ヶ月、更新が空いてしまいました。
この間に新ローマ法王(ベネディクト16世)は決まるし、尼崎でJRの脱線転覆事故が起きて死者100人を超す大惨事になるし、中国・韓国で反日運動がエスカレートするし、ライブドアとフジテレビは和解するし(^^;。
もし仮に一ヶ月、何らかの事情で新聞、TV、ラジオ、インターネット等のメディアに接することが出来なかったとして、一ヶ月ぶりにメディアに触れたとすると、浦島太郎にでもなってしまいそうな位の、慌ただしい世の中の動きですわね。
まず、新ローマ法王に関して言うと、年齢がやはりお高い(※78歳)んですね(^^;。私は、前法王ヨハネ・パウロ2世が即位した時(※1978年に58歳で即位)のように、(保守系とか改革系とかとは別に、年齢が)比較的若いかたが選ばれるのかな、と思っていたのですが。まぁ法王庁にも色々事情があるのでしょうけど、かなりの高齢のかたが選出されました。
こんな不謹慎な事を言ってはイケナイのかも知れませんが、即位時にこの年齢では、在位期間も10年いけば良いほうでしょうか(^^;。少なくとも前法王ヨハネ・パウロ2世のように、26年以上の在位は望むべくもないですね\(^o^)/
とは言え、ベネディクト16世、ニュース映像を見る限りでは、78歳という高齢の割には若く見えるし、体力・気力ともにまだまだ充実しているように見えるし、健康面には(今の所)何の不安も無いのかも知れません。
また、ベネディクト16世を出自や経歴面で見れば、ポーランド人だった前法王に続く非イタリア人(ドイツ人)の法王であり、更には(ドイツ人であるが故に)10代の頃にはヒトラー・ユーゲント(※ヒトラー親衛隊)に所属していた、という事実がありますね。この事実は、コンクラーベ直後、一時欧米マスメディアを賑わしたようですが、すぐに沈静化しましたね。
ヒトラー親衛隊の経歴云々がすぐに沈静化した理由は、所詮、終戦時(1945年)にまだ20歳にも満たなかった若者が、その当時の半ば義務みたいなものだった「ヒトラー親衛隊入り」していたからと言って、それが何なの?って事でしょう。そんなの、戦犯とかの次元じゃないでしょ、って。
むしろ、そういうナチス時代の経験をしているからこそ、『民族浄化』を唱え最後は武力で排斥にかかる(※注1)事の愚かしさを、身を以て知っている訳だから、それをこれから法王として世界平和を訴えていく中で生かしてくれれば良い、という期待のほうが大きい訳ですね。
何れにしても、『空飛ぶ聖座』と言われたヨハネ・パウロ2世の後を次いだ新法王が、前法王と同じく世界中を飛び回る積極的な外交を展開するのか、それとも法王庁の中にほぼ閉じこもって執務をする方針にするのか、しばらくは要注目ですね。
(※注1)ナチスは、「ゲルマン民族(アーリア人)の優越性」を訴え、「純アーリア人国家の樹立」を目指す公約を掲げて、第一次大戦敗戦後のうちひしがれたドイツで政権を獲った訳ですが。こういう極端なナショナリズムは、単なる昔話の世界ではなく、現代でもまさに潜んでいる人間心理の闇世界ですね。
アフリカでは、今まさに「民族浄化」の名の下に敵対部族の大量殺戮が繰り広げられている国(※ルワンダがその筆頭)がいくつかあるし、また最近の韓国での反日運動は、「左翼人民政権」とも言うべき盧武鉉政権に煽られている形があるとは言え、基本的にはやはり国粋主義であり、韓民族優越主義の延長線上のものと捉えざるを得ない。ナショナリズム自体はどの国や民族にもあるにせよ、歪んだ方向に向かい始めたとなると、危険水域に入ったかな、という気がしますね。
更に余談ですが、中国や韓国で反日運動がエスカレートしていると言っても、中韓を一緒くたに考えるのはどうかと思いますね。所詮は共産党一党独裁であり、移住の自由すら無い(!)中国と、日米欧と同じく自由主義陣営の韓国とでは、意味合いが全く異なるハズです。
◎ 2005.05/05 -
先月25日に起きた、尼崎のJR福知山線の脱線転覆事故に関して、ちょこっとだけ思う所を。
今回、こういう大惨事が起きたものだから、やれJR西日本は新型ATS(※速度超過でもブレーキのかかるタイプ)の普及率が7%台で、JR東日本の50%超に比べて極端に低いだの、やれ私鉄との速さ競争にばかり目がいって過密ダイヤを組んでいただの、やれ事故車両に乗っていたJR西日本の職員が救助活動もせずに出勤しただのと、まぁここぞとばかりにJR西日本はマスコミに叩きまくられていますが。
確かに信頼度・安全度では世界トップクラスの日本の鉄道が、これだけの大惨事を引き起こしたのだから、いわば裏切り行為として国民から非難されるのも、分からなくもないですし、ましてや今回犠牲になった人達やその遺族には慰めの言葉もないのですが。
ただ、感情論だけで突っ走っていてはしょうがない訳で、ここは少し冷静になってみる必要があると思いますね。
味噌もクソも一緒くたにするのでなく、是々非々で考えるべきじゃないかと。
そこで以下に、JR西日本がマスコミに非難されている論点のうち、いくつかを書いてみます。
(1)JR西日本では新型ATSの普及率が非常に低い。
↓
新型ATS導入に伴うコストをなるべく負担したくなかった
からであり、安全よりコストを優先したのだ。
許されざる事だ。
私見)
上記(1)は、結果論でしかないでしょう。
今回、こういう事故が起きたからこそ言われる、単なる結果論だと思います。
旧型ATS(※赤信号での進入のみ警告するタイプ)では全く役に立たないなんて事はなく、現に今までこれでやってこれたんですから。(※勿論、新型ATSに置き換えれればそのほうがより良いのは確かだが、インフラ整備ってのは一朝一夕でできるもんじゃない)
山手線やら東海道新幹線やら、ドル箱黒字路線を沢山抱えるJR東日本と違って、赤字路線が多く経営的に厳しいJR西日本で、新型ATSへの置き換えがなかなか進まなかったのは、民営会社としては仕方ないとも言える。
それでも、件の福知山線でも、今年6月には新型ATSが導入される予定だったというのだから、JR西日本が新型ATSに全く消極的だったとは言えないハズ。社内予算との兼ね合いの中で、徐々に新型を導入してきていたという事でしょう。
ただ、6月を待たずに4月にこういう事故が起きたのは、実にタイミングが悪すぎた、とは言える。
(2)私鉄との速さ競争に執心するあまり、過密ダイヤを
恒常的に組んでいた。
今回の事故も、わずか1分半の遅れを取り戻したい
ばかりに、速度超過でカーブに突っ込んだのが原因(と言われる)。
↓
儲け第一主義に走り、安全を疎かにしている。
許されざる事だ。
私見)
上記(2)も、結果論でしかないですね。
競合会社を意識したダイヤグラムを組むのは、民営の鉄道会社なら当り前。
自由競争原理の働く資本主義経済下に於いては、当然の事でしょう。
ただ、どこからを「過密ダイヤ」とするかだけですよね。
ハッキリ言って、大都市部の朝夕のラッシュ時なんて、全部過密ダイヤと言えるんじゃないの(^^;
余談ですが、私も、名鉄で名古屋市内に通勤していた時期が長くあるので、都市部の朝夕のダイヤの「ギチギチ」ぶりは、よく知っているつもりです。複数の路線が合流する駅(※名鉄の場合、名古屋本線と河和・常滑線とが合流する『神宮前駅』がその象徴)では、一つの路線の遅れが、他の路線の運行にも多大な支障を与える、という事も。
余談ついでに更に書くと、(この4年位は知りませんが)名鉄の場合、この『神宮前駅』の発車時刻で、ほぼ毎日遅れが生じていて、私の目的の『金山駅』或いは『新名古屋駅』に着く頃には、大抵5〜8分位は定刻より遅れているのが常でした(^^;(※勿論、朝の通勤時間帯の話です)
でも、名古屋人はこの程度の事は慣れっこ(^^;みたいで、5分遅れで乗客が駅長室まで怒鳴り込んでいった、なんて話は聞いた事が無いですからね。
まぁ、そう考えると、名古屋人って、平均的な(都市部の)日本人より、のんびりしているのかも知れませんね(善し悪しはともかく)。
「名古屋人は時間にルーズ」とよく言われますが、確かにそうでしょうね、時間厳守のハズの鉄道が、結構時間を守ってない訳ですから\(^o^)/
話を戻すと。
乗客輸送という大目的がある以上、運べる時に運べるだけ運んで稼ごうとするのは、鉄道会社として当然だけど、ある路線の1分や2分の遅れがダイヤをがたがたに崩してしまうような組み方なら、そもそもダイヤの組み方に問題があるとは言える。
それに、元を正せば、そういう過密ダイヤを是としてしまう、日本人の不必要なまでの時間厳守的考え方が、問題の根底にあるのは明らかな訳ですよね。
もう少し、力まずのんびり構えても良いんじゃないの、と私などは思いますが。
確かに時間を守るのは大切な事だけれど、とは言え列車の2〜3分程度の遅れで目くじら立てて怒り狂うようなら、利用者側にも余裕が無さ過ぎるよね。
手前味噌になるけど、もう少し、日本社会に、名古屋人的なルーズさが許されても良いんじゃないですかね(^^;?
だって、こんな「テケトー体質」の名古屋が、今の日本で一番元気が良い、って言われてる訳でしょう。その秘訣は何か?と考えた時、意外と名古屋から学ぶものは沢山あるんじゃないですかね。
今は鉄道のダイヤのみならず、あらゆる面で「ギチギチ」であるような気がしますよ、日本社会自体がね。
それはさておき、鉄道会社としては、過密と言われるダイヤグラムの見直し作業は今後必要になるかも知れませんわね。というか、この際に一度、全部検証するべきでしょう。
JR西日本に限らず、都市部で「過密ダイヤ」っぽい路線を抱える全ての鉄道会社はね。
(3)件の事故車両に乗っていたJR西日本の職員2人が、
救助活動を一切せずに普通に出社した。
↓
何を差しおいても人命救助にあたるべき所を、
信じられない振る舞い。
許されざる事だ。
私見)
ま、これは確かに「人として」許されないかな。
まして、事故を起こした当のJR西日本の職員ならば、なおさら救助活動にあたる義務がありますしね。(※法的義務でなく、倫理上の義務)
【2005.05/20補足:この時の、「救助活動をせず出社した職員」というのは、内勤職員ではなく、2人とも「運転士」だったそうですね。そうなってくると話は別で、運転士がしかるべき時刻にしかるべき場所に出てこなければ、列車が運行できずトンデモナイ事態になりますから、上司の指示を仰いで、「出社しなさい」と言われれば、出社するのがむしろ当然。こういう「2人とも運転士」という、非常に重要な情報をきちんと伝えず、「救助活動もせずに平然と出社した...」と言って民衆の怒りを煽りまくる、日本マスコミの腐った姿勢には、ほんとにウンザリ】
ただ、これは職員個々人の振る舞いであり、脱線転覆の原因や遠因とは全く次元の違う話ですからね。
一緒くたにして感情的になっていては論点がズレてしまいますよね(^^;
...というような感じで、私はいささか、JR西日本に同情的な面もあるんですよね。
勿論、大惨事を起こした結果責任は負わねばならないのは当然ですけどね。
◎ 2005.05/20 -
唐突ですが、最近、世間を騒がせている事件と言えば。
まず、少女を監禁したとして逮捕された『王子』(←爆笑)こと自称『統合失調症』の小林泰剛容疑者の事件がまずありますよね。(※この男、余罪が色々ありそうですな)
それと、埼玉県富士見市の、80歳と78歳の『認知症』の姉妹が、悪質リフォーム業者(群)に全財産を奪われた上、支払残金が払えず自宅を競売にかけられた事件もありますよね。
上記2つの事件は、事件としては全く関連性が無いんですが、私として気になったのは、どちらも「統合失調症」とか「認知症」とかの、比較的最近になって言い換えがなされた疾病用語が出てきている点で、共通点があるんですよね。多少、無理矢理な共通点ですが(^^;
私、こういう(この場合は病気の)本質を隠蔽してしまうような「言い換え」には、昔から反対なんですよね。
例えば、「認知症」と聞いて、昔の表現「痴呆症」にすぐに頭の中で置き換えられる人なんて、そう多くは無いでしょう。ましてや、「統合失調症」と聞いて昔は「精神分裂症」という表現だったなぁ、なんて思う人は、もっと少ないと思われます。
「認知症」では、「痴呆」や「呆け」を全く連想させないし、ましてや「統合失調症」では「精神疾患の一種」という事すら、言葉からは連想できませんよね。下手したら「栄養失調」の類か?とすら思ってしまうんじゃないですかね?(^^;
いやまぁ、言い換えに踏み切った側の目的、つまり
「言葉のキツさから差別感を感じる人達もいるから、
そういう差別感を和らげるのだ!」
という目的からすれば、まさにその「連想しにくい」からこそ良い、という事になるんでしょうけれど。
でも、余りにも本質から乖離した表現ですよね。
考えてみると、20〜30年前は普通に使われていた言葉で、今では「差別的表現に当たる」として、メディアから消えてしまった言葉って、いっぱいあります。どうしてもその性質上、身体的或いは精神的不具合を表す言葉が多いのですが。
「かたわ」⇒「肢体不自由者」
「めくら」⇒「視力不自由者」
「つんぼ」⇒「聴力不自由者」
「おし」⇒「言語不自由者」
「びっこ」⇒「下肢不自由者」
「気違い」⇒恐らくは「心神喪失者」
「みなしご」⇒「孤児」⇒「○○遺児」(例:交通事故で両親を亡くした子は「交通遺児」)
「らい病」⇒「ハンセン病」
なんて感じで。
「痴呆症」⇒「認知症」や「精神分裂症」⇒「統合失調症」という言い換えも、明らかにこの流れの中のものですよね。
だけど、「痴呆症」を「認知症」と言い換えて、誰が救われるの?
「『痴呆症』ではいかにも馬鹿にしたイメージのある表現だが、『認知症』ならそのイメージが和らげられる」とか言う人がいるけど、そんなん、そう言ってる人こそが痴呆症を馬鹿にしてるだけでしょ?そう言ってる人が、自分の心の寒さを露呈しているだけだと思うんですよね。
何で、こんな妙な言い換えが行われるんでしょうね?
こういう言い換えって、はっきり言って差別をなくす事に何ら寄与していないと思うし、ましてや差別される側(※言われる側)の、慰めにすらなっていない気がするんですよね。
◎ 2005.05/21 -
いやいや、昨日アップした「言い換え」の問題、結構反響が大きくてですね。早くも複数のメールを頂いてしまいました。こんなの、当WEBページでは滅多に無い事です(^^;
頂いたのは今の所「同感です」という旨のメールですが。(※ま、感想を伝える方法がメールではね。「同感」「賛成」なら述べやすくても、「反対」は述べにくいわね(^^;それがあるから、最近はblogなんていうのが流行ってるんでしょうけど。)
はっきり言って、こういう訳の分からん「言い換え」を、マスメディアが自主的に行ってる理由は、
表向き)
人権に対する配慮
つまり差別的表現、不快な表現の排除
本音)
「人権擁護団体」と称する、実体は「暴力団関連組織」からの言いがかりに対する自己防衛
なんですよね。
今の日本に「人権擁護」を活動目的に掲げる団体・組織(NGO、NPO)は沢山あります(※日弁連等は含まない(←NGO、NPOじゃないので))けど、ある調査によると、それら団体・組織の6割前後は、「暴力団関係者が何らかの形で設立に関与している」らしいですね。
そして、そういう団体は、メディアで「不適切な表現」が現れたら、ソッコー抗議を行い、「示談金(解決金)」をせしめる、という手段で収入を得ている訳です。まぁ、総会屋の大多数が暴力団がらみなのと同じで、人権擁護団体の過半数は暴力団がらみって事です。
昭和40年代後半〜60年代にかけては、そういう「人権擁護団体」からのイチャモンをつけにくくするのを目的に、報道側(メディア側)が自主的に
「○○という表現は社会的に悪い・暗いイメージが定着している(≒言いがかりをつけやい)から、
△△という表現に変えよう」
という感じで、言い換え・置き換えを順次行ってきたんですね。「かたわ」⇒「肢体不自由者」なんてのはその典型です。
しかしその後は、むしろ過去の膨大な言い換えが逆にネックになって、「人権擁護団体」からのツッコミどころが満載、という本末転倒な事態に陥っている、というのが今の姿だと思います。
今、例えばどこかのTV局がニュースで「80歳と78歳の、高齢の痴呆症の姉妹が...」なんて言ったら、数秒後には「人権擁護団体」から抗議の電話が掛かってくるでしょうね(^^;
「『痴呆症』は今は使っちゃいけない(※注1)言葉だ。『認知症』と言え!
全国の『認知症』患者を貶め傷つけた(※注2)罪は重いぞ。
このオトシマエはきっちりつけてもらうからな(※注3)」
てな感じでね。\(^o^)/
かつては、言いがかりを減らす目的で始めたハズの「言い換え」が、今はまさに逆の状態となっている訳ですわね。
そこで、私の提案する解決策。至って簡単です。
かつての「言い換え」を、全部チャラにしましょう。\(^o^)/
だって、所詮、単なる言葉遊びですよ、こんなの。
誰の救いになる訳でもない、誰の慰めになる訳でもない。単に、暴力団関係者のメシのタネになっているだけならば、馬鹿馬鹿しさの極みです。
やめましょうよ、こんなの。
(※注1)使っていけないなどとは法令も含め誰も言っていない。単なるメディア側の自主規制に過ぎない。
(※注2)「認知症」と「痴呆症」とで何がどう違う?表現の違いだけだろ。「痴呆症」と言うと、何故、貶めたり傷つけたりした事になる?
(※注3)仮にオトシマエをつける必要があるとしても、アンタに謝る筋合いは無いのだが(苦笑)。
◎ 2005.05/30 -
フィリピンはミンダナオ島で生存しているとされた元日本兵2人の話って、結局、「仲介者」を名乗る日本人の詐欺(未遂)なんですかね?昨日(5/29)あたりから、マスコミの論調も「結局、ガセネタか?」みたいな論調に変わって、急激に冷めてきている雰囲気がありますが...日経新聞に至っては、元日本兵の記事自体が今日の時点では既に載ってませんわね(^^;
加えて、フィリピンの日本大使館は、ミンダナオ島のジェネラルサントスに派遣した大使館職員の撤収を決めたそうです。これはつまり、日本政府が、様々な情報から「交渉の価値無し」と見切った、って事でしょう。
もし、『遺骨収集会』あたりから金品を巻き上げようと思った「仲介者」のでっち上げ話に振り回されたのだとしたら、この数日間の日本国内の大騒ぎは何だったんだ、って事になりますわな(^^;。独自のニュースソースに乏しく(≒独自の情報収集力・分析力に欠ける)それ故に出所の怪しい情報にもすぐに踊らされてしまう日本マスコミの本領発揮ってとこですか\(^o^)/
まぁ今回は、かの大戦時にフィリピン戦線に派遣された実在の部隊に所属した実在の日本兵の名前が出ていたようですから、詐欺だとしたらそれなりに周到な計画を練っていたって事ですかね。
ただ、詐欺師側の計画では、『遺骨収集会』と秘密裏に交渉し、いくばくかの金品を騙し取ってトンズラするつもりだったのに、日本のマスコミが大挙押しかける、日本大使館(日本政府)も乗り出してくる、という想定外の騒ぎになってしまって、秘密裏の交渉ができなくなったから、「元日本兵とは連絡が取れなくなった」と言って逃げるしかなくなった。そんな所じゃないですかね(^^;。
それにしても、もしでっち上げ話だとしたら、の前提ですが、気の毒なのは、「生存していた元日本兵」とされた人達の親族ですね。
終戦から60年というとても長い歳月を経て、「実は生きていました」と知らされて、驚喜したのもつかの間、「実はデマでした」ではね。持ち上げて落とされたんじゃ、堪らんよね。
まぁ、まだ「でっち上げ話」と完全に確定した訳じゃないかも知れないし、まだしばらくは事態の推移を注視する必要はあるかも知れませんが。
にしても、怪しい話には注意しましょう、って事だけは言えますな〜\(^o^)/