♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)

◎ 2004.10/02 -
昨日、中日ドラゴンズが、5年ぶりのセ・リーグ優勝を決めましたね。\(^o^)/
名古屋ドームで広島に延長戦の末負けたものの、ヤクルトも読売に負けた為、優勝決定とあいなりました。まぁ、せっかくの地元で「負けて優勝決定」ってのは少し残念ではあるけど、タイミングの問題だからしょうがないですな。

それより、中日にとっては1954年(昭和29年)以来、丁度50年の間、手が届いていない「日本シリーズ優勝」を、今回こそ手にしてほしいものです。また、落合監督はそういう「華のある」人。頂点の似合う人であると思うので、達成できそうな予感があります。
パ・リーグがプレーオフ第一ステージ中で、覇者がまだ決まっていませんが、ダイエー、西武、日ハムのどこが出てきても、今年の中日なら勝てそうな気がします。(※5年前のリベンジって事で言えば、ダイエーが出てくると面白いですが。ダイエーの強力打線と中日の強力投手陣の対決という図式で、分かりやすいですしね。)

私が生まれてからは中日は一度も日本一になっていない訳ですから、今年は是非!と期待しています。
◎ 2004.10/02 -
さて、その中日にとっては、優勝が昨日の時点で決まっていて良かったね、とつい言いたくなる、イチローの年間最多安打記録への挑戦。(※もし中日優勝が今日の夜にずれ込んでいたら、明日のスポーツ紙の一面は(中日スポーツ以外は)間違いなくイチローの大記録達成のニュースでしょうからね(^^;)

本拠地シアトルに戻っての今季最終3連戦の、初戦で、あっさりと大記録に追い付き、かつ追い越してしまいましたね。
この試合の第一打席でいきなりヒットを放ち、シスラーの「年間257安打」に並ぶタイ記録をマークすると、次の打席でまたヒット。258安打の新記録達成
結局この試合でも3本のヒットを放ち、今季通算259安打ですか。残り2試合あるから、260安打はクリアできそうですね。
対戦相手のアスレティックスも、地区優勝がかかった大事な3連戦だけど、きちんとイチローと勝負してるのは立派なもんです。
【2004.10/03訂正:対戦相手はアスレティックスではなく、レンジャーズでした。ア・リーグ順位表を見ると、レンジャーズも西地区でエンジェルス、アスレティックスと優勝争いをしていたけど、上記のイチローのタイ記録&新記録達成の試合時点では、既に優勝の可能性は消えていましたね。】

それにしても、陳腐な表現だけど、イチローに関しては凄いとしか言いようがない

年間安打数記録に関しては、どのスポーツ新聞WEBでも、「上位10傑のうち、イチロー(2001年、2004年)を除くと、あとは全て1930年以前の記録」と書いていますよね。
そんなセピア色の記録を、21世紀に鮮やかに蘇らせてしまう『記録の掘り起こし人』イチローはつくづく凄い男ですね。
◎ 2004.10/03 -
イチロー、ある意味予想通り(^^;、年間260安打の大台(?)に乗せましたね。
残り1試合。ルーキーだった2001年以来、3年ぶりの首位打者は確定的。(※それにしても、打率2位のモーラが.343、イチローが.372。3分も差を付けてるんだもの、まさに一人旅状態ですな。)

2001年の時のイチローは、ア・リーグ首位打者(かつ最多安打)&盗塁王を獲得し、新人王は無論の事、最高の栄誉であるMVPをも獲得して、まさに鮮烈なメジャーデビュー。また、チーム(※マリナーズ)もその年は100勝以上を挙げてぶっちぎりの地区優勝を飾りましたよね。(※ヤンキースに敗れ、リーグ優勝はならなかった)

そのマリナーズ自体は、今年は2001年の時とはうって変わって、開幕直後から最下位独走でしたが、それでももしかしたらイチローがMVPに選ばれるかも知れませんね。
「MVPは基本的に優勝チームから選出」という考え方は日米とも似たようなものですが、それでも例えば、打者なら三冠王だとか、投手なら投手部門タイトルを(高いレベルで)独占だとか。或いは3年前の73本塁打のバリー・ボンズ、或いは今年のイチローのように「特別な記録を破った選手」なら、選ばれても何ら不思議はないですね。

まぁ尤も、MVP云々より、イチローにはもっと上のレベルである、「夢の4割」を目指してほしいですね。と言うか、彼に期待するレベルは、どうしてもその位のレベルになってしまいますよね。
第二次大戦より以前のメジャーリーグには、今回名前がクローズアップされたジョージ・シスラーとか、タイ・カッブ、ビル・テリーなど、4割打者が結構いた(※4割打っても首位打者になれない事もあった)のですが、第二次大戦の後には、4割打者は現れていないはずですからね。

これは一言で言えば、「殆どが速球勝負」だった20世紀前半までと、「多様な変化球を織り交ぜる」投球術が広まった20世紀後半との、野球の質の違いからくるものでしょう。

今は、速球派のピッチャーでも、ストレートのみの勝負をする人などまず居ません。えげつないシュートやカーブ、高速スライダー、チェンジアップを織り交ぜるのは当り前。フォークボールだって、多くのピッチャーが普通に使うようになりましたよね。さらに近年では、カット・ファーストボールとかムービング・ファーストボールとかツーシーム、フォーシームとか。手元で微妙な変化をする球を使うのもトレンドですよね。
(※去年、メジャー初挑戦の松井秀喜が、このムービング・ファーストボール等にかなり苦しめられたのは記憶に新しいところ)
他にも、使い手は少ないけど、ナックルボールとかね。(※キャッチャーがポロポロこぼしてしまうような球をどうやって打てと?)
豪速球に加え、これだけ多彩な球を駆使されたら、バットの芯で捉えるなど、至難の業でしょう。4割なんて、とてもとても、って事ですよね。

だから、今の時代にメジャーで4割打てたら、それこそ超大記録だと思います。
天才イチローには、もうそのレベルを目指してもらうしかないですね。(※ファンというのは贅沢な望みを抱くものです(^^;)
◎ 2004.10/03 -
何となく調子に乗って(^^;もう一本、野球ネタを書いてしまいますが。

決して長打力がある訳でないイチローの最多安打記録に見る活躍と、やはり長打力の無い中日ドラゴンズの優勝。この2つを見ると、野球(或いはベースボール)という競技の本質が、よく見えてくるハズですよね。
(※ちなみにシーズン最多安打という大記録の陰に隠れていますが、イチローはメジャーデビュー以来4年連続の100得点です。チームへの貢献度は非常に高いと言えます。)

今年の『史上最強打線』読売ジャイアンツの本塁打数と、中日の本塁打数を比べると、読売は中日の約2.4倍も打っています(※中日107本、読売256本(10/2時点))。けれど、現実として優勝を逸していますわね。
理由は非常にはっきりしていて、中日は12球団唯一の防御率3点台(3.90)に対し、読売は4.51。特に、読売は7・8・9回という終盤3イニングの失点が非常に多い。だからこそ、トータルの防御率では読売よりも劣るヤクルト(4.66)と、熾烈な2位争いを演じる羽目になってる訳です。(※ヤクルトには五十嵐亮太というストッパーがいますからね)
逆に中日はこの3イニングの失点が実に少ない。
投手力の差が、長打力の差を補って余りある、というのが今年の両チームの結果の差ですよね。

話を最初に戻して、野球という競技を改めて考えてみますと。

まず、守る側から考えれば、僕の個人的見解としては
野球は投手7割、捕手2割、残りの1割を他の7野手で分担
というのがあります。
誰が何と言おうと、試合を作るも壊すも投手次第って事です。

即ち、戦力補強するならまずは優秀な投手を獲得すべきであって、その次に優秀な捕手。それ以外の野手は最後で良い。
というのが、僕の昔からの持論です(※注1)

次に、攻撃の側から考えれば、
野球はまず塁に出、常に次の塁を伺い、最後は本塁を陥れて得点する点取りゲーム
という事です。
この単純な事実を考えれば、野球というのは無闇やたらに長距離ヒッターを集めれば勝てるってもんじゃない(※注2)、って事は簡単に分かるハズですよね。

今年の読売には、他のチームなら4番を打てるバッターが何人いましたか?高橋(由)、小久保、ローズ、清原、ペタジーニ、江藤あたりなぞは、どのチームでも4番を打てるよね。実際、読売は「30発カルテット」(※ローズ、小久保、阿部、高橋)ですしね。ペタジーニも現在29本、仁志も現在28本だから、最終的に「30発クインテット」(かそれ以上)になる可能性もある訳で。
V9時代の読売にも、秋山・清原のAK砲時代の西武にも、30発カルテットなんて無かったと思うし、まして30発クインテットともなれば空前絶後でしょう。
でも、優勝できていない。

中日は井端、荒木が塁に出て引っかき回し、勝負強い立浪、福留、アレックスが返して数少ないチャンスをモノにするという得点パターンが確立されていましたが、読売は出たとこ勝負の「空中戦」頼みでしょう。これじゃぁ、スリリングではあっても極端な話、「勝つも負けるも運次第」な訳で、「高い確率で勝つ」方法を確立してきた中日に、最終的に負けるのは当然とも言える。

いくら長距離ヒッターでも、本塁打なんてそう簡単に打てるもんじゃない。
通算878本塁打の『世界のホームラン王』王貞治ですら、本塁打数は全打数の十分の一程度です。「全ての打席でホームランのみを狙っていた」という天才・王貞治でも本当に本塁打を打てたのは10回に1回です。(※逆に10回に1回は本塁打にできていた訳で、とてつもなく凄いと思いますが。)
ましてそれ以下のレベルの選手では、確度はもっと低くなる訳だけど、それでも「空中戦」に頼るしかない状態が続いたのだから、これではシーズン通して安定したチーム成績は残せませんわね。

▲試合を作れるローテーション投手を確保する

▲最後の締めを任せられる抑え投手を確保する

▲1・2番から3・4・5番に至る上位打線は、各々の打順に応じたプレーのできる選手を確保する(※全部4番では駄目)

読売は、今季オフには、大砲獲りでなく、投打のバランスの面から、上記のような補強に力を入れる事をお薦めします。
でも、きっとまた(横浜の)タイロン・ウッズとか、大砲を獲りにいくんだろうな。\(^o^)/

(※注1)僕は個人的に、投手と捕手は「天性の素質」で決まるものだと思っています。(つまり、おいそれと育てられるものでない、と。)それ以外の野手は(プロのレベルでは勿論素質が必要だけど)どのポジションであれ努力で何とかなると思っていますが。だからこそ、戦力補強では1に投手、2に捕手、と僕は言っている訳です。

(※注2)そう言う意味では大砲ばかり集めている読売は明らかに補強の失敗ですね。清原、ペタジーニ、江藤のうち少なくとも2人は先発で出られないなんて、何とも無駄な飼い殺しですわね(^^;。
確かに、プロですから、知名度の高い選手を集めて客を呼ぶってのは経営的にも戦力的にもアリですが、集め方が余りに打力に偏っていて、投手力の補強が全くなされてませんよね。
◎ 2004.10/11 -
ところで、既に数日前の話なんですが。
「イラク戦争開戦時にイラクに大量破壊兵器は存在しなかった」という、アメリカの調査委員会の最終結論が報告されましたよね。それを以て、「これでイラク戦争の大義名分はゼロになった」と勝ち誇ったように論陣を張る大手マスコミ(※筆頭格は言うまでもなく朝日新聞ね(^^;)もいますが、はたして本当にそうだろうか。

そもそも、2002年11月に、『国連安保理決議1441』(※注1)が満場一致で採択された理由は、湾岸戦争以来17回にもわたって大量破壊兵器の査察に対する協力を拒否し続け、また人権弾圧も甚だしかったフセイン政権に対する最後通牒を突きつける為だった訳ですよね。

サダム・フセイン政権がこの最後通牒である決議1441に対してすら、非協力的であった理由は、サダム本人にでも聞かねば分からない所ですが、私の推測を言えば

(1)石油利権でサダムと強く結ばれているフランス、ロシア等が、強硬な米英の開戦論を拒否権によって阻止してくれる

(2)いかにも「大量破壊兵器を持っているぞ」とふるまう事で、戦争となった場合に生物化学兵器や核兵器を本当に使用されるかも知れない事を、米英も恐れる

などと、踏んでいたのではないかと思いますよ。
ま、要するに子供みたいな思考パターンって事でね。(^^;

考えてみると、サダム・フセインという人物は、湾岸戦争前後から、欧米のマスコミには『誤算の天才』(genius of miscalculation)と揶揄されていた人。
13年前の湾岸戦争の時も、サダムは「クウェートに侵攻しても、アメリカは「アラブ世界内部でのいざこざ」と見て、軍事介入はしてこない」と踏んでいた、と言われています。
かつまた、仮にアメリカが介入してきたとしても、いわゆる「パレスチナとのリンケージ論」を持ち出せば、アラブ世界の同調・応援を得られる、と踏んでいたとも言われています。
勿論、いずれも見事に目算は外れ(※注2)、湾岸戦争には惨敗した訳ですが。

それと同じ誤算を、イラク戦争の時も犯したにすぎない、と見るのが妥当な見方でしょう。

また、それとは別に、イラク戦争開戦当時には大量破壊兵器は(湾岸戦争前の古い物以外は)無かったとしても、「国連の制裁が解除され、フセイン大統領の命令が下れば、いつでも核開発計画は再開できる準備はできていた」という、イラク核研究所の元所長マハディ・オベイディ氏の証言もあります。

いずれにしたところで、私が以前こちらに書いたように、サダム・フセインはどのみち排除されなければならなかった危険な人物であり、イラク戦争に於ける大義は「大量破壊兵器のその時点での保持」のみではない、って事です。
その視点が欠落している朝日新聞に代表される論調はいかにも片手落ち(と言うよりわざと片手落ちにしている)であり、世論をミスリードする厄介な存在(※注3)ですな。

現在、史上初の「国民による」大統領選挙が行われているアフガニスタンにしろ、来年あたり大統領選挙が行われるであろうイラクにしろ、(欧米や日本とは土壌が違うから、当然ある程度スタイルは異なるにしろ)中東の民主化という、長く険しい道のりが、今まさに始まった所です。

逆にテロリストにしてみれば、アフガニスタンやイラクを無政府状態の「テロリストの巣窟」にできるかどうかの、最後の決戦場とみなしている訳だから、イラクでよく爆弾テロが起こるからと言って、「イラクの治安は悪化する一方」というのも、いささか近視眼的な話です。

イラク人自身が「テロを起こしているのは殆どが外国から入ってきたテロリストだ。俺達はこれから俺達の国を作り、駐留アメリカ軍がいなくても、外国のテロリストなんぞ追い出せるようにする」と言っているのを、日本のマスコミは何故広く伝えないんでしょうね?
こういう、イラク人の建設的な決意を報道すると、都合の悪い事でもあるんですかね?(^^;

(※注1)この『国連決議1441』は、フセイン政権が国連の要請を拒否する事を認めない、非常に強硬なものであり、つまり「これ以上の決議違反は決して認めない」という文字通りの『最後通牒』である。ただ、この国連決議1441に従わない事が、「自動的に」開戦の理由になるかどうかで、米英側と仏独露側とで激論になり、結局米英は武力行使を伴う新たな決議案を提出するのをやめた(※何故なら、仏露はイラクのサダム・フセイン政権と強い利権で結ばれていたから、拒否権を行使されるのが目に見えていたから)、という経緯はありますけどね。
つまりは、この問題となった『国連決議1441』というのは、その文言に関して「灰色の決議」だったのが混乱を招く原因になったという事であり、少なくともこの当時、「イラクに大量破壊兵器が存在する」事自体を疑う者は殆どいなかったのである。

(※注2)特に「パレスチナとのリンケージ論」は、イスラエルと国境を接するエジプトやヨルダン等から激しく反発されましたわな。「サダムが勝手に起こした戦争に、我々を巻き込むな!」ってね。(^^;

(※注3)私、よくココで朝日新聞を批判しているんですが、誤解の無いように言っておきますと、別に朝日新聞の全てを嫌いって訳では全然無いですよ。
朝日新聞にも、福祉関係の論説や、政治とカネをめぐる論説や、政官財癒着構造に対するメスの入れ方や、その他諸々、「全くその通り」と思う事も、多々あります。私は常に「是々非々」の立場ですのでね。
ただ、こと戦争が絡んだ話になると、どうも、朝日新聞(だけじゃないけど日本のマスコミはなべて)は「どんな理由があろうと戦争は絶対ダメ!武力行使をちらつかせた期限を区切った交渉も相手に対する恫喝だからダメ!」みたいな、感情論ばかりが先行した報道が多いね。
私、何度も言っていますが、交渉事には期限を設けて当り前だし、相手に誠意が見られなければ最後の手段を講じるのを選択肢に入れておくのもまた当り前。何で、そんな当り前の事を、「ダメだ!」って言うんでしょうね?
◎ 2004.10/27 -
既に2日前、10/25(月)の話ですが。
中日ドラゴンズの半世紀ぶりの日本一、ならず。きぃぃ、悔しいぃぃぃ〜(←ヒステリック)

なんて脳天気な事を言ってる場合じゃないですわね。
そう。10/23(土)の夕方(以降、ずっと断続的に起きている)の、気象庁命名する所の『2004年新潟中越地震』の事です。一発目(10/23の午後6時直前くらい)が、「震度6強」という、阪神大震災なみの揺れその後も震度6強、6弱クラスの余震が頻発してますよね。
この駄文書いてるこの時刻(10時40分過ぎ)にも、また速報で「震度5強」の余震があった、とニュースで流れてますし。いやいや、発生からもう4日も経つのに、まだ震度6だの5だのの余震が続くとはね。そりゃぁ、恐怖で夜もおちおち眠れないのも当然でしょう。
(1964年の『新潟地震』を経験した人でさえ、「今回のほうが、縦にドーンと一気に来る感じで、よっぽど今回のほうが恐かった」と語ってますね。その恐怖や如何に。)

今回の中越地震、(言っちゃ何ですが)田舎のほうでの直下型地震であり、(阪神大震災と同様に)被害の及ぶ範囲が限られているので、死者数こそ20人台から30人台のようで、阪神大震災より2桁少ないけど、被災地の現場状況をTVで見る限りでは、阪神大震災をも上回ってないか?と思うほどの被害ぶりですね。倒壊家屋なんて単なるガラクタの山のようだし、道路は至る所で寸断・崩落、土砂崩れの現場なんか、息をのむほどですね。
(それでも、豪雪地帯ゆえのがっしりした作りの家が多いせいで、倒壊家屋は、専門家が震度からはじき出した数字より、かなり少ないんだそうです。これって慰めになるんでしょうか?)

被災地(主には小千谷市、十日市町など)では、公民館・学校等の避難所や、車の中での寝泊まりを余儀なくされている人が多いようですが、悪い事に、昨日は雨降り、また今朝あたりからは、かなり冷え込みが厳しくなってきましたね。まさに泣きっ面に蜂のような状況だとは思いますが、本格復旧まで、頑張って生き延びてほしいものです。

と、言うのは簡単だけど、その厳しさは想像に余りある所ですね。
電気・ガス・水道というライフラインが止まっている上、道路も至る所寸断でまともに使えないんじゃぁ、まさに陸の孤島と化している訳で。
食糧調達もままならないでしょうが、上下水道が使えない以上、集団で避難生活してる人達にはトイレが大きな問題でしょうね。

こう考えてくると、現代人って、ライフラインありの(普段の)生活を当り前と思ってるから、こういう災害に遭った時、いかにも脆弱ですよね。(と言う事を、インターネットで書き込んでいる私が言っても説得力が無いのは承知の上です(^^;)
◎ 2004.10/28 -
また新潟県中越地震の話になりますが。

震災から約4日経った(※92時間ぶりとか93時間ぶりとか言われていますね)昨日(10/27)、車ごと土砂崩れに巻き込まれていた行方不明者3人のうち、2歳の男の子が救出されましたよね。震災などに於いては、行方不明になってからまる3日経つと、生存率は急激に低くなると言われています。それを考えると、まだオムツも取れていない、2歳の子が、まる4日もよく一人で生き延びられたものだと、驚愕せざるを得ません。奇跡としか言いようがないですね、陳腐な表現ですが。

残念ながら、同じ土砂崩れに襲われた母親と3歳になる女の子は、今日までに死亡が確認されましたが。亡くなった2人は、ほぼ即死状態だったと推測されるそうで、何とも痛ましい事です。(しかも女の子のほうは、死亡確認だけされたものの、現場事情からまだ遺体を収容されてもおらず、気の毒な限りです)

人の命を数で数えるべきではないかも知れませんが、3人のうち1人、奇跡的に助かっただけでも、その父親にとってはどれほどの救いになる事か。勿論、妻と娘を失っている訳だから、胸中は複雑であろうと思いますが、息子も含めて「家族全員」を失っていた可能性のほうが遙かに高かった事を考えれば、かの父親には、息子だけでも助かった、という事実を、前向きに捉えてほしいものだ、と願わずにはいられません。
◎ 2004.10/28 -
話題がコロッと変わってアレですが。(^^;

ボストン・レッドソックスが、セントルイス・カーディナルス相手に4連勝で、一気にWシリーズ優勝を決めましたね。ベーブ・ルース在籍時の1918年以来、86年ぶりの世界一になるんだそうで。(※そのシーズンが終わってから、ルースはヤンキースに金銭トレードで移籍)
俗に言う『バンビーノの呪い』から、86年かけてやっと解放されたという事でしょうか。(^^;

1918年なんていうと、第一次世界大戦が終わった年(※ロシア革命がその前年)ですよ。
日本では、ん〜、1926年が(大正15年かつ)昭和元年だから...と計算してやっと、大正7年だ、と分かるぐらいに、遙か昔ですわ。(どんな昔やそれ)

まぁつまりそんな気の遠くなるほど長い間、レッドソックスは世界一から遠ざかっていた訳で。
レッドソックスと言えば歴史的にヤンキースと並ぶ東部の名門チームであり、かつヤンキースに対するライバル心が強烈な事で知られますが、実際の戦力的にも、ほぼ毎シーズンそれなりの戦力を有していながら、こんなに長い間世界一から遠ざかっていたなんて、嘘みたいですね。

そもそも今季のRソックスは、地区優勝すらしてないですよね。ア・リーグ優勝決定トーナメント(東・中・西各優勝チーム&ワイルドカードの4チーム)には、東地区2位(※1位は無論ヤンキース)ながらワイルドカードで辛うじて進出できた訳ですから。
そのア・リーグ優勝決定トーナメントでまずミネソタ・ツインズを破って勝ち上がったは良いけれど、リーグ優勝決定シリーズで宿敵ヤンキース相手にやはり3連敗。今年もやはり『バンビーノの呪い』は健在なのか、と私も思ったんですけどね。後がなくなって、開き直ったのが良かったのか、その後まさかの4連勝でWシリーズ進出決定
思えば、この時点で、『バンビーノの呪い』からは解放されていたんでしょうね。
何と言っても、相手が、当のベーブ・ルース放出先のヤンキースだった訳ですから...

ざれごとのINDEXへ戻る