♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)

◎ 2003.11/02 - 既に10日以上前の話ですが、本業が忙しかったのと、衆議院解散総選挙の話題なんかが優先してしまって、ココに書けずにいたんですが。元『ロード・ウォリアーズ』の片割れ、ホーク・ウォリアー(本名:マイケル・ヘグストランド)が、10/19(現地時間)、フロリダ州タンパの自宅で急死しましたね。心臓発作のようです。享年45歳(私と2年しか違いません)。何はともあれ、合掌。

今年も、長州力率いるWJに参戦したりしていて、まだまだ健在だっただけに、突然の訃報という感は否めません。ただ、ホークの場合は、ステロイド(筋肉増強剤)使用を以前から公言していた位ですから、まだ若いとは言え、薬が心臓をはじめ身体のあちこちを蝕んでいたのかも知れません。彼の葬儀には、ロード・ウォリアーズ(WWFではリージョン・オブ・ドゥーム)時代の相棒のアニマル・ウォリアーや、ヘル・レイザーズ時代の相棒のパワー・ウォリアー(佐々木健介)などが参列したそうです。

もう20年も昔になりますが。1983年当時、全日本プロレスの常連外人で、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田の最大のライバルとして認められていたスタン・ハンセンが、アメリカではジョージア州アトランタ近郊でしか試合に出場していませんでした(※ハンセンの主戦場は日本であり、アメリカでの試合は来日に備えたウォームアップ程度)が、「そのハンセンと小細工無しで真っ向勝負する活きの良いタッグチームがいる」、ってんで、既に一部のマニアックなプロレス・ファンは注目していました。それが、ホーク&アニマルのロード・ウォリアーズだった訳です。

その後のウォリアーズの快進撃は今更ココで書くまでも無い位ですね。行く先々でタッグのチャンピオン・ベルトを強奪しまくってましたね。アメリカではAWA、NWA(WCW)、WWFなどで、悉くタッグ・ベルトを奪取。日本では全日本でインターナショナル・タッグを奪取しました。また、新日本ではパートナーをパワー・ウォリアーに替えての『ヘル・レイザーズ』としてIWGPタッグも奪取しています。

ともかく、新日本プロレスの坂口征二CEOが、ロード・ウォリアーズを称して「ともかく彼らは居るだけで圧倒的な存在感を醸し出す、最もプロレスラーらしいプロレスラー」と表現していましたが、全くその通りでしたね。希有なキャラクターがまた一人、この世を去った訳です。

ご冥福をお祈りします。
◎ 2003.11/16 - 横綱・武蔵丸が引退ですか。6場所連続休場した明けの今場所に進退を賭けていたのは明らかですが、常に黒星先行、たとえ勝った相撲でも、内容的に「横綱相撲」らしい迫力は殆ど感じられず、「Xデー」が近いのは、ファンの多くが感じていたでしょうね。だから、引退表明自体には特に驚きも無いのですが。

昨日から今日にかけてのスポーツニュース(主にインターネット)では、「ハワイ勢の終焉」という論調が多かったので、「おお、なるほど」と思いましたね。そうか、そういう観点で気にしてなかったから知らずにいたけど、そうなんですねぇ。高見山(現・東関親方)の入門以来約40年、相撲界に存在し続け、一時代を築いた「ハワイ出身力士」が、武蔵丸の引退を以て(現役力士は)ゼロになるんですね。

そして、今後、ハワイ出身力士がまた相撲界に入門してくる可能性も低いそうです。理由として、(1)この10年位は、入門しても考え方の違い・文化の違い等からトラブルで廃業する人が後を絶たない、(2)そもそもハワイ勢のスカウト活動は東関親方の古くからの個人的知り合いに頼っており、その知り合いの人が85歳と高齢になり、もうスカウト活動はやっていない、(3)仮にも米国の一州であるハワイでは平均収入もそれなりであり、ハングリー精神(※1)ではモンゴル勢や旧東欧勢には及ばない、などがあるそうです。

う〜む。
しかしまぁ、(1)に関しては、ハワイ勢に限らず、日本人入門者でも同様の事が言えるんじゃないか。(言葉の壁は無いにしても。)
独特の因習というか習わしというか体質というか。そういうものがありますからね。相撲界は。
シゴキという言葉は、体育会系なら今でも確かにありますが、相撲界のシゴキは特にメンタルな面でレベルが違うとはよく言われる事です。いわゆるほんまに「理不尽以外の何物でもない」シゴキってやつね。これじゃぁ、今時の若い人が耐えられるとは思えませんわね。

(2)に関しては、スカウト活動といういわば企業努力を、たった一人の個人に頼ってきたツケだから、どーしょーもありませんね。相撲協会自身が、ハワイ勢にあまり入門してほしくないと思ってたんでしょうかね。(^^;どんどん入門してもらいたければ、もっと積極的にスカウト活動をやってきたハズですよね。

(3)は...う〜ん、ハワイは昔より今のほうが相対的に生活水準が上がったって事でしょうか。まぁ、確かに平均年収400ドル(今の円ドル相場で5万円足らず)のモンゴルよりは遙かに収入は上でしょうけど。
でも、私は昔から思うのですが、生活水準が高いと人間は格闘技をやらなくなる、ってもんでも無いハズなんですよね。お金持ちでも格闘技をやる人間はいくらでもいますからね。(例えばタイガー・ジェット・シンなんぞは、実業家として成功した大金持ちだったから、プロレスで食う必要なんか全く無かったが、猪木と激闘を繰り広げてましたわね。)

結局、若い人にとっては、相撲というプロスポーツの世界に、魅力を感じられない、って事に他ならないと思うんですが。曙親方もK−1転向ですしね。\(^o^)/相撲よりK−1のほうが、よっぽど魅力的だって事でしょう。金銭的にもでしょうが、それ以上に古くさい因習(例えば親方株を取得(=購入)しないと協会にも部屋にも残れない、とか)に縛り付けられずにのびのびやれる、ってのが非常に大きいんじゃないですかね。武蔵丸も、いずれはK−1等の他の格闘技に転向するような気がします。少なくとも、5年以内に年寄名跡を取得し、協会に残り後進の指導に...ってのはあり得ないと思います。(^^;

相撲人気の凋落は歯止めがかかる気配が無いようですし、これはだいぶヤバい状況なんじゃないですか?プロの興業として成り立つかどうかの正念場を迎えた、と私なぞは思うんですが、相撲協会幹部に、そこまでの危機意識があるかどうか?

(※1)「ハングリー精神」なんて言葉はすんなり英語にできないように思うんですが如何に?"hungry spirit"?これじゃ「空腹時の精神(状態)」ですわね。\(^o^)/どうも、「お金に対する欲」「物質欲」といった意味を日本語では「ハングリー精神」と言っているらしい事は、経験上分かるのですが、どうもこの言葉、嫌いなんだよねぇ。
◎ 2003.11/16 - 本日の2本目。(^^;

高橋尚子が東京国際で優勝できず、彼女のマラソン連勝記録が6でストップしたそうですが。考えてみると、2位になった事がこれほど大ニュースになるって事は、超一流ならでは、ですよね。

まぁ、それはそれとして。
この結果(順位が2位、タイムが2時間27分21秒)によって、高橋尚子はアテネオリンピック出場切符を確実にできなかった、と言われています。(優勝なら文句なく代表切符だったらしい)
僕が思うには、アテネへの代表選考レースはこれが最後じゃない訳だし、今回の2位は、大して気にする事では無いように思います。
そもそも、高橋尚子という人は、本番・大舞台に強い人
シドニー五輪での金メダルは言うに及ばずですが、その前の、五輪代表切符の最後の1枚を決めるレース(2000年3月の名古屋国際)で、ものすごいプレッシャーの中で、大会新記録での優勝で文句なしの代表切符をゲット。こういう実績から見ても、彼女はむしろ、土壇場の方が力を出せる人のように思えます。(^^;

だから、今回の東京国際で文句なしの結果が出せなかったなら、来年の名古屋国際(←これが多分、代表選考の最後のレースでしょう)あたりでもう一度走り、文句なしの代表切符を手にすれば良いと思います。むしろ、高橋という選手の性質からすると、そういう追い詰められた状況のほうが、好結果が出せるような気がしますね。

まぁしかし、何れにしても、高橋尚子ほどの実績の人でも、まだ五輪代表に内定できない位だから、日本女子マラソンの層の厚さは驚くばかりですね。渋井陽子とか千葉真子とかでも、内定してない訳ですからね。(今の所、内定者は野口みずき?この辺の情報、私ゃ余り自信が無いですが(^^;)本当に層が厚い。(それに、噂では、シドニー五輪の代表(7位入賞)でもあり、99年の東京国際優勝者の山口衛里も、復活に向けて動き出した、とも。彼女も非常に能力の高い選手(年齢も30歳位のハズ)だから、本当に復活してくれるなら、日本にとって嬉しいニュースですね)
でも、どれほど選手がいようと、五輪に出場できるのは3人までですからね。陸連は嬉しい悲鳴(死語?)ですな。
◎ 2003.11/30 - 今年もあと1日で師走突入という事で。色んな意味で忙しない時季になります。

それはそうと、とうとうイラクで日本人が殺害されてしまいましたか。外交官2人との事。
こういう事があると、「それ見た事か」って訳で、自衛隊のイラク派遣に元々反対を唱えていた人達やマスコミは更に声高に「自衛隊をイラクに送るな!」「日本を戦争に巻き込むな!」という論調になるんでしょうね。

しかしながら、(今回の日本人外交官殺害事件が、純然たる(?)テロリストによるものかどうかに関わらず)これで日本の腰が引けるようなら、それこそテロリスト共の思うつぼですわね。かねてからアルカイダを名乗る奴らから何度も日本に対し脅し文句が発せられてますしね。「東京の心臓部に攻撃」云々とかね。これで以て日本が「やっぱイラクは危ないから復興支援協力や〜めた」と言えば、国際テロ組織は高笑いでしょう。

ハッキリさせておきたいのですが、非難されるべきは卑劣極まりないテロリスト共であって、間違っても米・英・伊・西・豪やポーランドでもないし、まして(まだ自衛隊の派遣もしていない)日本ではないです。
宗教の違いや思想・文化の違いがあるとは言っても、殺人、それも「手段を選ばぬ」無差別殺人、無差別テロなんぞが、如何なる理由付けをしようと、許されるものではない

日本人には勘違いしている人も多いようですが、イスラム教は「理由付けがあれば簡単に殺人も容認する」宗教だと思っている人も結構居るようです。とんでもない話で、確かにイスラム教には『聖戦』という考え方が古くからありますが、それ(聖戦という理由付け)が成立する為には、異教徒(非イスラム教徒)が、(1)自分達の領土を略奪しようとしている、(2)自分達を無理矢理改宗させようとしている、の条件が揃っている場合に限り、(3)異教徒をムスリムの土地から追い払う、という目的に於いてのみ、『聖戦』と認定される訳です。(この『聖戦』の考え方は、言うまでもなく、中世においてトータル三百年近く繰り返された十字軍戦争の時に根付いた訳ですが。)
これは、イスラム教の(きちんとした)宗教指導者なら、誰もが言うはずです。

その、『聖戦』たるべき条件を考慮すると、アルカイダをはじめとする国際テロ組織がいくら「聖戦だ!」と叫んだ所で、何の説得力も無いのは明らかですね。
何故なら西側諸国には(1)アフガニスタンやイラクの領土を略奪する気は無い、(2)非イスラム教に改宗させる気も全く無い。また逆に国際テロ組織が起こした2001年の9/11テロや、2002年のインドネシア・バリ島での爆弾テロ、2003年になってからのタンザニアでの爆弾テロ、これらは、(3)異教徒を自分達の土地から追い払う、という目的から既に大きく逸脱している。からです。

結局、国際テロ組織がいくら屁理屈こねようが、所詮は他人(=西側キリスト教世界)の繁栄を許せないという思い、つまり単なる嫉妬・ねたみが動機の全てです。

もう一度言います。テロリズムは絶対悪です。如何なる言い訳も通用しない絶対悪です。どんな事情があろうと酌量の余地は無い。
例えば、極貧家庭に生まれ、親の顔も知らずに、テロリストに引き取られて育った。テロリストに育てられたから、殺人でも何でも、『悪』という概念がそもそもインプットされなかった。だから、長じて自爆テロ犯になってしまった。
こういう例の場合、自爆テロ犯が仮にあの世で裁判受けるとして、「情状酌量の余地」として認められるでしょうか?僕の推測(というより妄想)に過ぎませんが、認められるとしても、僅かでしか無いと思います。死刑(←死んでる人に死刑も意味が無い(^^;が、まぁ例えなので)が無期懲役刑に減刑されるのが関の山でしょう。少なくとも「気の毒な生い立ちだから無罪!」にはならない、と。

何故なら、確かに育った環境が最悪だったにせよ、人間は人間の心を持って生まれてくるのだから、「アイツらはみんなお前の敵だ。特攻して皆殺しにしてこい。」とそそのかされたとしても、平時に、平和な街中で、突然爆弾を炸裂させて何十人・何百人も殺そうとする瞬間に、ためらいを感じなかったとしたら、やはり人間として元々どこかおかしい、と言わざるを得ないからです。

さほどの情状酌量も無いとすれば、罪を贖うのに、何千年もかかると考えて差し支えないでしょうね。
自爆テロ犯とは、何とも気の毒なものです。
「アラーの為に死ぬお前はアラーの御許に行けるぞ」とそそのかされてやった結果が、実は地獄のどん底にたたき落とされて、何千年も許されずに留め置かれる訳ですから。

こういう、本当の意味で気の毒な犠牲者を救う為にも、国際テロ組織の(特に幹部どもの)非道ぶり、悪逆ぶりを、イスラム世界に広く啓蒙する必要があると思うし、その為にはテロ組織の脅しなんぞに断じて屈服してはいけないと思いますね。

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