♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)

◎ 2002.06/12 - などと言ってるうちに、5/31に無事(?)W杯も開幕しましたが。
開会式直後の試合でいきなり前回王者・世界ランク1位のフランスがセネガルに0−1で完封負けという大波乱のスタート。しかもその後、フランスは結局3試合で何と1得点も挙げる事の出来ぬまま、2敗1分けで予選リーグ敗退。ジダンが故障していたとは言え予想外の外の外の惨敗に、フランス人にとってはひぇぇ〜〜うぎゃぁ〜〜という悲鳴以外何も言葉にできなかったでしょうね。(^^;)

他にも『死のF組』で、やはり優勝候補の一角アルゼンチンが予選敗退決定。(決勝リーグに駒を進めたのはスウェーデンとイングランドと相成りました。)経済破綻したアルゼンチンの国民にとってはW杯での自国の活躍が希望の星だったと思いますが。星も墜ちてしまったアルゼンチン国民が更に労働意欲を失ってしまい、経済状況が更に悪化しなければ良いのですが。(^^;)

優勝候補と言えばG組のイタリアだって、クロアチアに逆転負けを喫したのが響いて、最終戦(メキシコ戦)に何が何でも勝たないと決勝トーナメント進出が消える所まで追い詰められてますしね。
(2002.06/13訂正:イタリアは、勝たなくても引き分けで良かったんですね。(^^;))

強豪と言われてる中で、それなりに実力を発揮してるのはスペインとドイツ、それにブラジルくらいですかね。特にブラジルは南米予選で大苦戦してたので、今大会では優勝候補本命というよりはダークホース的なポジションだと思いますが。本戦になってからは、流石の実力を発揮してますね。実績のある国だけに、勢いがつくと一気に優勝まで...もあるかも知れません。

とは言え、強豪国が予選リーグで続々消えているのは事実であって、アジアで初の開催となったW杯は、史上最大の波乱の大会になるのかも知れません。

さて我が日本
6/4のベルギー戦では、2−2の引き分けで、史上初の『勝ち点』1をゲット
6/9のロシア戦では1−0の完封で、これまた史上初の『勝利』をゲット
この調子で6/14のチュニジア戦では史上初の『決勝トーナメント進出』を決めてほしいものです。(^^;)
ところで何やら、対チュニジア戦は、「負けても1点差負けなら」決勝トーナメント進出決定、なんて言われてますが。マスコミはともかく、少なくとも選手はそんな「負けても...」なんて事は微塵も考えてないでしょう。引き分けすら。絶対、勝って、決めるつもりでいると思います。

それにしても、ほんと、ホームだからとかの身びいき無しに、日本は強くなったと思いますね。
決定力の無さがあれこれ言われましたが、ベルギー戦では鈴木隆行と稲本潤一が決めて、「決して点の取れないチームでは無い」事をアピール。逆に2点失った事に守備に対する不安を若干抱かせましたが。(特に、ゴール前でフラット3が一斉に下がってオフサイドトラップを狙っていく、意味のよく分からん危険すぎる戦術とか。(^^;))

その守備の不安は次のロシア戦では修正されてきてましたからね。ロシア戦はスコアこそ1−0(しかも稲本の挙げた唯一の得点はオフサイドくさい。(^^;))ですが、内容的には完勝と言っても良いんじゃないですかね。早い段階でロシアの攻撃の芽を潰していましたから、かなり安心して見てられましたからね。GKの楢崎正剛が非常に良い反応をしていたのも、安心感を抱かせましたし。

本当に強いチームというのは、或る1試合のみの勝ち負けだけでなく、課題を次の試合以降に修正してくる能力のあるチームだと思うんですよね。勿論サッカーに限った事では無いですが。そういう意味で、日本は4年前より格段に強くなったと思うし、その強くなった姿をもうしばらく私達に見せてほしい。その為にも是非、決勝トーナメントに進んで、ベスト8やベスト4あたりまで(勿論更にチャンスが有れば優勝も\(^o^)/)、勝ち進んでほしいものです。

あ、ついでにと言っては失礼ですが、共催国の韓国も現時点で1勝1分け(←ソルトレーク五輪ショートトラックの遺恨の残る対米国戦は厳戒態勢だったようですね。引き分けで良かったですよ。(^^;))の勝ち点4ですから、決勝トーナメントに行けそうですね。あ、でも残ってるのがポルトガル戦か、フィーゴのいる。これははっきり言って強敵ですね。でも是非、根性で(?)勝ち上がってほしいものです。

そして決勝トーナメントで、韓国と日本が相まみえる事を、望みます
(2002.06/13補足:韓国と日本が相まみえる為には、両国が決勝まで勝ち進まにゃならんのですね。今日知りました(苦笑)。それはいくら何でもちょっと望み薄...という感じでしょうか。(^^;)無論、あり得ないと断言はできませんが。)
◎ 2002.06/15 - やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!日本、決勝トーナメント進出決定!おめでとう〜!

昨日のチュニジア戦、家でTV観戦しましたけど。(仕事はどうした?というツッコミは無しね。(^^;))前半を0−0で折り返した時点で、1次リーグ突破はほぼ確信しましたね。いやほんと。結果論で言ってる訳でなく。(^^;)前回のロシア戦と同様、守りが非常に安定してましたから、点を取られそうな雰囲気が殆ど無かったですもんね。宮本、市川、明神なんかが良い働きをしていたように思います。
そして後半、森島の先制ゴールで、もう1次突破は決定しましたね。何が何でも先に1点を取らねばならない立場のチュニジアは、逆に先制された事で、焦りが表面化したと思います。(逆転突破する為には3点取らないといけなくなった訳で。)守りの堅い日本から3点取るのは、至難の業なんじゃないか、と。
そして、中田英寿の2点目で、終わりましたね。

結局、終わってみれば2−0の完勝ですもんね。日本は、1戦ごとに強くなってきてる感じがして、今や頼もしさすら感じます。この調子なら決勝トーナメントでも、一暴れを期待できるんじゃないか、って思いますね。

でもチュニジアも、最後まで気持ちが切れた感じは無くて、闘う姿勢は最後まで崩れなかったと思いますし(結果として負けたのは別次元の話)、立派だと思います。

「W杯とオリンピックは国の威信を賭けた戦争」と、よく言われます。でも、たとえ、疑似戦争的イベントであるとしても、本物の戦争でない以上、自国以外の国に対しても、立派に闘った国には、賞賛を送りたいものですね。どうこう言ってもスポーツイベントなんだから。
◎ 2002.06/15 - 韓国も、決勝トーナメント進出を決めましたね。おめでとう〜。しかも、強豪ポルトガルに、引き分けでなく勝って、グループ1位での決勝T進出。立派の一語に尽きます。但し、お陰でまた一つ、ポルトガルという優勝候補が1次リーグで消えるという大波乱になりましたが。(代わりに、ポーランドに1−3の惨敗を喫した米国がタナボタの決勝T進出。韓国の人達の思いは複雑かも。(^^;))

それにしても。前回も書きましたが、今大会ほど、優勝候補が1次リーグで次々消えてしまった大会って、過去に無いんじゃないでしょうか。
世界ランク1位のフランス
世界ランク2位のアルゼンチン
世界ランク5位のポルトガル
が、1次リーグで敗退ですもんね。
伊達男軍団、人気No.1のイタリアは辛うじて残りましたが。女性ファンは少しホッとしたんじゃないでしょうか。(^^;)

前評判に違わぬ実力を発揮できたのは、スペイン、ドイツ、ブラジルくらいですかね。特にスペインとブラジルは共に3戦全勝、勝ち点9で突破ですから、本当に強い。これにドイツも加えて、この3チームは、中心的選手に大きなけが人が居ないのが、他と違って地力を発揮できた理由でしょうね。
サッカーはけがとの戦いの側面もありますから、大きなけがをしない、或いはけがをしても回復が早い、ってのは一流選手の必須条件でしょうね。(どのスポーツでもそうですが。)

まぁ、何はともあれ、今日からはいよいよ決勝トーナメントですね。引き分け無しのサドンデスとなると、これはまた1次リーグとは違う戦い方もありでしょうし、その辺も見ながら、楽しみたいと思います。
◎ 2002.06/19 - などと言ってるうちに、6/18を以て日本のW杯は終了しましたね。(^^;)

雨の宮城スタジアム。雨で足下が滑りやすかったからか、それにボールの転がりも乾いてる時とだいぶ違うからか、日本もトルコも、(見た目には)安易なパスミスが多かったですね。ただこの辺は、いつも私言っておりますように、双方にとって条件は同じですから。「雨でなかったら」とか「昼でなく夜の試合だったら」とか(←日本はナイトゲームのほうが強い、ってのは本当なの?)、「先発メンバーが西澤の1トップでなくそれまで通りの鈴木、柳沢の2トップだったなら」etc.のタラ、レバはやめておきましょう。(^^;)

ただ、一つ言えると思うのは。日本のほうが、連携ミスが多かったですね、トルコ以上に。前半の早い段階の失点した場面も、逆に再三のチャンスに得点できなかったのも、単に運が無かっただけでなく(三都主のフリーキックがコーナーポストに嫌われたのはまさに不運だったけど...)、やはり連携ミスが響いてますわね。よく見てみると。

まあでも、とにもかくにもこのW杯、日本は実によく闘ったと言えますね。今回でまだ2回目のW杯本戦出場(韓国は6回目)で、決勝トーナメント進出。しかも予選リーグを2勝1分け、勝ち点7のグループ1位通過ですからね。立派なもんです。韓国も含め、アジアのサッカーが世界で充分通用するレベルにある事を満天下に知らしめた訳ですから、拍手を送りたい。パチパチパチ。

しかし。次回はドイツ大会ですか。今回がベスト16なら、次はもっと上を目指すことを、ファンは当然期待しますからね。これからが、日本代表はますます大変ですね。そう考えると、ブラジルとかイタリアとかドイツなどは、大したもんですよね。ファンの期待を大きく裏切る事の無い実績を、ほぼ毎回積み上げてる訳ですからね。こういうのが伝統国の底力なんでしょうね。
◎ 2002.06/19 - 同日(6/18)、日本とは対照的に韓国は決勝トーナメントでアジア勢初の勝利!おめでとう〜〜!!しかも、強豪イタリアに劇的な逆転勝ち!う〜ん、凄い。

あの試合、(20:30開始でしたので)友達とスナックで飲みながら(^^;)、ちらっちらっと途中経過を気にしながら見てたんですけど。
後半43分までの経過は、同日昼に行われたトルコ−日本戦と全く同じようなもんでしたよね。前半の早い段階で失点し、そのまま前半を終了。後半も、何度もチャンスがありながら、得点できないまま、後半も終了間際まできて...って所までは、全くと言って良いほどに同じ。

しかし。ここからが韓国と日本の現時点での(色んな意味での)差なんでしょうね。終了間際の後半43分に、イタリアDF陣のほんの一瞬のクリアミスを逃さず、ソル・ギヒョンが同点ゴール。決してファインゴールではないけど、執念で「流し込んだ」ようなゴール。そしてサドンデスの延長戦でこれも後半終了間際の13分に、アン・ジョンファンがヘッドでゴールデンゴール。いやぁ、今思い出しても鳥肌が立つような逆転劇でした。

結局、ドラマを作るのは執念以外の何者でも無いって事ですね。
同じ日に仙台とテジョンで(時間差で)それぞれ行われた試合で、後半終了直前までは同じような試合展開でありながら、最終結果はまさに明暗を分けた、この違い。韓国に有って日本に無かったのは、まさに「勝利への執念」。それに尽きると思います。これは選手だけでなく、競技場のサポーター、及び国民全体の熱気としての後押しをも勿論含みます。この点で、日本は韓国よりも劣ってましたね。

とは言え、このいわば「国民全体の執念」みたいなもので計ると、日本は絶対に不利ですよね。(^^;)
何故なら、韓国人は民族意識・国家意識の非常に強い国民性ですが、今の日本にそういう民族主義やナショナリズム的なものを求めるのはちょっと難しいですもんね。だって、太平洋戦争で徹底的な敗北を喫して以来、「民族自決主義だの国家主義だのはもう懲り懲り」っていう国民性、社会風土がありますからね。(^^;)進駐軍に(それまでの日本人が全く慣れていない)民主主義や個人主義を押しつけられましたので。(^^;)

と言う事は、日本はW杯ではもうこれ以上の成績は望めないって事?う〜ん、いや、そうでもないでしょ。
だって、日本人は「本物の戦争」にはもう懲り懲りだけど、W杯は「擬似的戦争」じゃん。擬似的戦争なら、別に何の気兼ねも無しに、どんどん相手を倒せば良いんだよ。日本人は元々は「国民が一丸となって」何かするってのは得意分野じゃないすか。

高度経済成長の時代なんか、まさに「国全体が一つの製造工場」みたいな感じでガンガン突っ走ったやんか。ああいうの、本来日本は得意なんだよ。(良い悪いは別として。(^^;))
そういう一体感を、これからはW杯の時に集中的に使うの。そうすれば、日本チームはまだまだ上に行けるぜ。\(^o^)/
◎ 2002.06/20 - さて、日本チームのW杯は終わってしまった訳ですが、ベスト8も出揃い、準々決勝以降は好カード目白押しですわね。特に『貴公子』ベッカム様率いるイングランド『怪物』ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ等タレント豊富なブラジルの戦いは、準々決勝一押しの誰もが注目の好カードでしょうけども。

このカードはやっぱ色んな角度から、面白いですよね確かに。日本人好みのアングロサクソン系美男子軍団と言えばイタリア、デンマークなどだと思いますが、この2国は既に決勝Tで消えましたからね。残るはベッカム、オーウェンと言った美男子を抱えるイングランドですよね。(^^;)対してラテン系の美男子を抱えるブラジル。人気対決の面からもこりゃ面白いに決まってますわ。(^^;)

それに加えて、『サッカーの母国』イングランド(W杯過去1回優勝)対『サッカー王国』ブラジル(W杯過去4回優勝)の対決でもありますしね。過去の戦績はイングランドにとって分が悪いようですが、W杯での直接対決は直近でもかなり昔の話ですから、もはや関係無いでしょう。一発勝負の決勝トーナメントですから尚更ね。僕としては、日本と引き分けたベルギーを2−0で蹴散らしたブラジルを、イングランドに破ってほしいですね。自国開催以外での初優勝を目指すイングランドには、その実力と可能性は充分あると僕は見てますが。

個人的にもう一つ注目のカードは。『鉄の規律』ドイツ対『スピードは随一』アメリカの戦いですね。『ゲルマン魂』対『フロンティア・スピリット』の対決とも言える訳で。
アメリカは予選リーグを見る限り、強豪ポルトガルに3−0で完勝したかと思えば古豪ポーランドに1−3で完敗したりと、どうも試合によってかなりムラがありますけど、身体的な潜在能力に限れば恐らく随一じゃないですかね。突破するスピードは出場国中、確実にNo.1ですよね。

ドイツはここまでは、GKカーンを中心にした鉄壁の守りとサウジアラビア戦で8点叩き出した攻撃力とを併せ、ほぼ完璧な戦いぶりですが、こういうチームはえてしてタナボタで勝ち上がってきた、しかも潜在能力の高いアメリカのようなチームに敗れる可能性はある、と思います。「強い時の」アメリカが出れば、ドイツと言えども簡単には勝てないと思いますね。

でも、各メディアの報道によると、ドイツ−アメリカ戦は、「史上最低盛り上がりの準々決勝」となってるそうです。(^^;)チケットも1万枚以上売れ残ってるとか。勿体ない。俺にくれよ。見に行くから。(って今からじゃ無理じゃん。試合場は韓国でしょ。\(^o^)/)
◎ 2002.06/22 - ここんとこ「雑談Room」と言うより「W杯コーナー」と化しているこのコーナーですが。(^^;)今日もやっぱりW杯です。(ま、仕方なかろ。)

まず昨日の、準々決勝随一の好カード、イングランド−ブラジル戦。前述した通り、僕はイングランドを応援してたんですけどね。ブラジルが勝ったんじゃぁ当り前過ぎて面白くないしサ。(^^;)でも残念ながら負けましたね。
オーウェンのゴールで先制したんですけどね。前半ロスタイムにロナウジーニョ→リバウドの個人技で追いつかれて。後半早々にフリーキックを直接叩き込まれて、結果的にこれが決勝点。

でも、この結果は已む無しと思いますね。体力・スタミナで、イングランドのほうが劣ってましたもの。特に後半はイングランドがバテてるのがありありでした。(静岡スタジアムの暑さが予想以上だったってのもあるかも知れませんが。)それに比べてまだブラジルは動けてましたからね。追いつかなきゃいけないほうが、動けてないんじゃ、勝ち目は無いと言わざるを得ない。さらば!ベッカム!ですね。

もう一つ、隠れ(?)好カード、ドイツ−アメリカ戦。これも前述した通り、僕はアメリカが勝つ(或る意味)番狂わせを期待したんですが。ドイツの鉄壁の守りの前に0−1の完封負け。残念でした。ドノバンやマクブライトは相変わらずスピードは有ったんですが...

やっぱり、GKのカーンは凄いわ。神懸かり的でした。何度もピンチがあったけど、全部防ぎきったもんね。運も多分にドイツに味方した感じです。特に、ゴール前でもつれてカーンがはじいたボールを、ドイツDFが「ハンド」ではじいてゴールさせなかったシーン。(^^;)審判の見落としと言えばそれまでだけど、昔、マラドーナの『神の手』ゴールなんてのもあったしね。(^^;)審判のジャッジも含めて全部サッカーだから、しょうがない。あの試合を象徴する、アメリカにはhard luck、ドイツにはgood luckなシーンでしたね。
◎ 2002.06/23 - 昨日のクァンジュでの試合。すっげぇ!韓国!スペインをも破ってアジア勢初のベスト4進出!おめでとう〜!!パチパチパチ。いや、本当に凄い。これで予選リーグでポルトガル。決勝Tに入ってからイタリア、スペイン。欧州の強豪に3連勝。アジアのサッカーが世界レベルにある事を、否が応でも世界に知らしめた訳です。

それにしても、韓国には改めて精神力の強さを感じました。
スペインも韓国も守備陣が良い動きをしていたから、結果として点が入りそうでなかなか入らない、双方の選手にとっても見ているほうにとってもフラストレーションの募る試合。(日本は元々こういう試合が多いんで、慣れてるんですが。(^^;))こういう神経消耗戦は先に一瞬でも気持ちが緩んだほうが負けるんですけどね。
昨日の試合では、本戦90分でも、延長30分でも、どちらのチームも気持ちが切れる事無く、戦い抜きましたね。ラテン系で、気持ちの切れやすいはずの(?)スペインも、最後まで切れずに精神力の強さを見せてくれました。

最後はPK戦で、スペインが1人止められて負けたけど、これは勝負の運だから、どうしようもない。スペインにしてみれば、PK戦になる前に決着を着けたかった所ですね。それにしても、ラウル一人出てないだけで、こうも得点力が落ちるもんなんですね。確かにラウルは傑出した点取り屋だと思いますが...

あと、最後に、今大会でもやっぱり審判に関して色々言われている事について。
決勝Tで韓国に負けたチーム、即ちイタリアにしろスペインにしろ、各地元メディアが「韓国寄りのジャッジが多くて負けた」と騒いでるそうですが。
そもそもサッカーに於いては、ホームチーム寄りのジャッジになる事ぐらい、昔から常識だし、全世界的に容認・黙認されてる事じゃございませんか。\(^o^)/何を今更言ってんだ!って感じね。

まぁ、尤も、メディアが騒いでるのに対して、市民は割と冷静なのが救いですね。イタリアでもスペインでも。
あるスペイン市民がインタビューで「負けると審判のせいにするのはいつもの事だからね」と苦笑していたのが、全てを象徴してると思いますよ。
◎ 2002.06/26 - 昨日の韓国!惜しかったですねぇ〜。ドイツに0−1で敗退。ん〜、惜しい。予想を上回る(?)大健闘もさすがにここまででしたか。相手がGKカーンを中心に鉄壁の守備を誇るドイツだから、点を取るのは難しい、取れても1点が良いところでは、とは元々思っていましたが。ドイツ守備陣はこっちが思ってる以上に鍛え上げられてる感じでした。さすがに欧州の強豪が次々姿を消す中で、最後の砦(正確にはトルコがまだ欧州代表で残ってますが...)として残っているチームの底力ですね。

これで、今日のブラジル−トルコ戦の結果次第ですが、横浜での決勝戦はブラジル対ドイツになるんでしょうかね。そうなれば『奔放な個人技』ブラジル対『鉄の規律』ドイツの対決という事で、これはこれでまた分かり易い図式になりますよね。(僕は、見出しの付けやすい、分かり易い表現のできるのが、好きなんです。(^^;))ただ、僕個人の心情としては、予選リーグでブラジルに負けており、かつ決勝Tで日本を破っているトルコに、ブラジルへのリベンジを果たして決勝戦に勝ち上がってほしいですけどね。でも地力から言えばどうしても6−4、いや7−3くらいでブラジル有利は動きませんね。ロナウジーニョが今日出れないのを差し引いても。
◎ 2002.06/26 - ところで。こんな事を書くと問題視されるかも知れませんが。
昨日、韓国がドイツに敗れて快進撃も止まった訳ですが、僕は結果的に言えば、これで良かったと思っています。(敗れた韓国には悪いけど。)

何故かと言うと。これ以上「サッカー後進地域」(←と少なくとも欧州は思っている)であるアジアに、欧州強豪を連破して快進撃を続けられると、欧州(特にアングロサクソン)が、変な言いがかりをつけてくるのは目に見えていたからです。
既に、韓国がイタリア、スペインを破ったあたりで、欧州のマスコミではかなり審判にイチャモン付ける論調が目立っていました。それが為に、昨日のドイツ−韓国戦では、審判構成が急遽変更され、FIFAの慣例を破った「全員が欧州の審判」という構成になってしまいました。(韓国がイタリアやスペインを破った試合では、審判は中立地域の中米やアフリカの人達だった。)欧州の審判のほうが、国際試合の経験が豊富で、ミスジャッジを少なくできる事が期待できる、という理由で。(確かに、厳正なジャッジだったと思いますし、お陰で試合が引き締まって見えたのは事実。)これほどまでに、今回は特に欧州が神経質になっている訳です。

「W杯とオリンピックは国の威信を賭けた疑似戦争」ですから、負けたほうが「審判のミスジャッジで負けた」云々を言うのは、今回に限らずいつもの事です。(^^;)ただですね。今回はまた特別に騒がれてるのは、やはり「アジアに欧州が負けている」という事実を、プライドの高い欧州、と言うよりアングロサクソンが認めたくない、ってのが大きいと思います。もっとはっきり言ってしまえば、「モンゴロイド如きに、アングロサクソンが負けるはずが無い」という人種・民族差別意識が、間違いなく働いていますね。(この差別意識が、表層意識であれ深層意識であれ。)

だって、考えてみて下さい。
例えば仮に、この間の韓国−スペイン戦と同じ試合展開(←審判の誤審らしきものも全部含めて)でスペインが負けたとしても、その相手がドイツだったとしたら?これほどまで、スペイン及び欧州は大騒ぎしたでしょうか?絶対、無いと思います。勿論、負けたスペインは2度までもゴールを「幻」にされてしまって腹の虫が収まらないだろう(^^;)から、抗議なり不服表明なりはするだろうけど、そこまでですわね。所詮、同じ欧州勢、同じアングロサクソン系(ま、スペイン人にはラテン系の血もかなり入ってるようですが...)ですもの。でも、相手が全くの別人種、モンゴロイドとなれば話は違う、と。

結局何が言いたいかと言うとですね。(^^;)
これ以上韓国が勝ち進んで、もし優勝したりなぞしていたら、それこそ、欧州の横やりは審判構成の変更くらいでは絶対済まなかったでしょうね、と言う事です。でも、取り敢えず、韓国の快進撃がベスト4で止まった事で、これ以上の横やりは入って来ないであろう、と。思います。

もし、今の時点でアジア勢の優勝なんて事態になったら、欧州の横やりはこの程度では済まず、サッカーのルールそのものを一部変更したりとかの暴挙に出る可能性だってあると思います。モンゴロイドよりもアングロサクソンにとって概ね有利になるようなルールへの変更ね。例えばヘディングによるシュートは1.5点(2点でも可)にする、とかね。\(^o^)/(欧州勢のほうがアジア勢より平均身長が高いから、ヘディング・シュートの単位得点を上げれば、確実に欧州有利ですわな。)でも、もしそんな事になったら、サッカーという競技に熱中する人口が世界的に激減するのもまた確実でしょうけど。(^^;)

どうこう言っても、IOCだってFIFAだって、政治力の世界ではアングロサクソンが実権を握っている訳ですから、彼らがその気になればルール改正なんてたやすい事です。実際、冬季オリンピックでのスキー・ジャンプ(純ジャンプや複合)などは日本勢のあまりの強さに、欧州がルールを改正しましたからね。身長の低い人間に不利に働くようなルールに。(善し悪しではなく、現実がそうなんですから。)

今回は「アジア勢恐るべし」という認識を植え付けておいた、という事で良しとすべきだと思います。いきなり優勝では、上記の通り、ルール改正までされかねませんから。(^^;)
アジア勢が本気で優勝を狙うのは、次回大会以降でも全然遅くないと思いますよ。
◎ 2002.06/30 - 昨日の3位決定戦。私の予想は(期待も込めて)1−0でトルコの勝ち、だったんですが。「1点差でトルコの勝ち」はその通りだったですが、3−2ですか。(^^;)予選リーグを別にすれば、結構点の入った試合になりました。意外と言えば意外。ま、開始12秒後に1ゴール決まったくらいですからね。\(^o^)/点の取り合いになったのも仕方ないのかも。マニアックなファンはともかく、一般のファンは点が沢山入るほうが面白いでしょうから、これで良いのかも知れませんが。

ところで、トルコが結果的に日本にも韓国にも共に1点差で勝ってくれた事により、日韓両国にとっては万事丸く収まり、万々歳\(^o^)/\(^o^)/と言えるのではないでしょうか。
何故かと言えば。まず、最終順位は韓国が4位、日本はベスト16止まりだった事で、日本に対するライバル心が強くプライドが高くナショナリズムの強い韓国民には「日本より上に行けた」と満足してもらえるでしょうし。かたや日本国民にとってみれば「両国とも共に1点差でトルコに負けたんだから、力の差は無い」と認識できるでしょうから、これもまた韓国に対し変に卑屈になる必要も無い。(^^;)
今後のあるべき日韓関係を考えれば、まさに、天の配剤とも言うべき最善の結末ではないでしょうか。(^^;)

それにしてもトルコは強い。約半世紀(48年)ぶりの本大会出場って事もあったでしょうが、開幕前の下馬評はそんなに高くなかったと思いますが。どうしてどうして、スピードも体力も戦術もあるバランスの取れた素晴らしいチームじゃないですか。あれですね、予選地区がヨーロッパだから、半世紀近くも本戦に出れなかっただけなんですね。ヨーロッパは強豪ばっかりだから。もしアジア地区に組み込まれていれば、毎回本戦出場は間違いなしの強豪と思いますよ。

何故、トルコが欧州地区なんでしょうね。そりゃぁ、歴史的・文化的それに政治的にもヨーロッパの影響が非常に強い国なのは良く分かりますけれど。意外にも、古くからのNATO加盟国でもありますし。(いわゆるイスラム諸国の中で、NATOに加盟してるのはトルコだけ。)でも、世界地図を見れば分かりますが、地理的にはアジアと言ったほうが自然な場所にありますからね。
ともかく、トルコほどの強豪国が、FIFAでアジア地区でなく欧州地区に属してるお陰で、日本はアジア地区予選を突破しやすくなってるんだな、と改めて思いました。(^^;)
◎ 2002.06/30 - ところで、今日の夜、横浜でいよいよ決勝戦。ブラジル対ドイツ。今回で17回を数えるW杯の歴史に於いて、過去4回優勝(最多優勝回数)のブラジルと過去3回優勝のドイツ。一見すると、順当な決勝戦のように見えますが。今大会に限って言えば、両チームとも決して下馬評は高くなかったですよね。開幕前は少なくともこの2チームよりは、フランス、アルゼンチン、スペイン、イタリアなどのほうが下馬評は高かったはずです。

ところが最後に残ったのは、共に地区予選で大苦戦してやっと本戦に出場してきたこの2チーム。まぁ、確かに、ブラジルはエースの『怪物』ロナウドが完全復調したのが大きいでしょうし、ドイツは『守護神』オリバー・カーンがこれも一時の不調を脱して完全復活したのが大きいでしょうけれど。肝腎要の本番で、こういうふうにチーム状態をピークに持ってこれるあたり、これが、伝統国の底力というものなんでしょうか。

ところで『奔放な個人技』ブラジル対『鉄の規律』ドイツ。或いは『怒濤の攻撃力』ブラジル対『鉄壁の守備力』ドイツ。という具合で、非常に対照的で見出しの付けやすい今回の対決ですが。何と、W杯での直接対決は初めてなんですってね。これはまた意外と言えば余りに意外な感じですが。今回で17回目(つまり全部)出場のブラジルと今回で15回目出場のドイツなら、当然、過去に何回かは予選Lなり決勝Tなりで当たった事があるかと思いきや。直接対決は初めてとは。
こんな黄金カード(死語か?)を、21世紀初めに、国内で見られる日本人は幸せなんですね。

最後に、この決勝戦の予想。私、個人的には『強面の守護神』カーンが好き(^^;)なので、ドイツに勝ってもらいたいんですが。ただ、勢いと、今日の決勝戦の状況(バラックが出場停止)から言えばブラジルやや有利でしょうか。さしものカーンも、ブラジルの高度な個人技を止めきれず、2−1でブラジルの勝ち、でしょうかね。
まぁ、当たるも八卦当たらぬも八卦。結果や如何に?\(^o^)/
◎ 2002.06/30 - ついさっきまでTV観戦できない環境だったのでラジオで聞いておりましたが。終わりましたね、W杯。決勝戦は結局2−0でブラジルの勝利ですか。上記で書いた通り、今朝の僕の予想は「2−1でブラジルの勝ち」(でも心情的にはドイツに勝って欲しい)でしたから、まぁ勝ち負けだけは当たりましたがスコアが外れましたね。ま、そんなん、どーでもえぇか。(^^;)

それにしてもまだTVでのダイジェストすら確認してないですが、ラジオで聞いていた限りではカーンがやはりファインセーブの連発で、ゴールを死守していたようですが。前半は。後半はドイツDF陣に一瞬の隙ができたんでしょうか。ロナウドに2発叩き込まれて、ここまで、という感じでしたね。
所詮結果論ですが、ドイツは、前半に攻め込みながらあと一歩でゴールを決められなかったのが、響きましたね。前半でドイツが1点取っておれば、展開はかなり変わったと思いますが...

しかし、ドイツもブラジルも、前評判より遙かに健闘しましたね。両チームとも、決勝戦まで勝ち上がってくるとは思われてなかった訳ですからね。伝統国のさすがの底力を見せてもらいました。
両チームに、ありがとうと言いたい。

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