長野オリンピック閉幕 - 2 -


 「長野オリンピック閉幕 - 1 -」からの続きです。(何故、1ページにまとめなかったかって?1ページに無理矢理押し込んでしまうと、かなり大きなページになってしまいそうだったので、分割したまでです。)
・ 岡崎 朋美 選手
 この人も、モーグルの上村選手や里谷選手と同様、美人ですねぇ。(悪いけど、男って、まずはそこを見るんですよ、女性を見る場合ね。)特に笑顔が素敵ですね。マスコミじゃ、「トモちゃんスマイル」なんて言って、もてはやされてましたね。しかも、美人なだけでなく、速い!500mで銅メダルですが、500mと言えば、男子の清水宏保選手と同じなんですが、つまり、日本人が、男女とも、短距離で世界に通用するレベルになったってことですね、ことスピードスケートに関しては。喜ばしいことです。

 ところで、私知りませんでしたが(←こればっか)、朋美ちゃんて、実は26歳なんですねぇ。童顔なんですね(笑)。私は20歳〜21歳ぐらいかと思ってました。同い年の島崎京子選手は、年相応に見えるんですけど(^^;;;それはともかく、岡崎選手、テレビ・インタビューで今流行のスラップスケートのことを聞かれて、「(スラップは)インチキなんですけどね」と答えてて、実にあっけらかんと本音を言う人なんだなぁ、とオヂサンは思ってしまいました(笑)。
・ 荻原 健司 選手
 この人は、アルベールビル、リレハンメルに続いて3度目のオリンピックなんですが、またしても個人戦でのメダルには届きませんでしたね。(ジャンプの9位から、翌日のクロスカントリーで猛追したけれど、惜しくも4位。)団体戦では、アルベールビル、リレハンメルとも、実力通り金メダルを取って、日本チームのエースの底力を遺憾なく見せつけてくれたんですが...あの頃は、当然個人戦でも金メダルを取れる実力(注*1)でありながら、個人戦では不思議とメダルに縁がない人でした。まあ、過去2回のオリンピックを思い出してみると、やはり初日のジャンプで(彼の飛ぶ時)風に恵まれなくて、ポイントを稼げなかったのが、当時金メダルを取れなかった大きな要因だと思いますが、今回のオリンピックでは、荻原選手が飛ぶ時の風は決して悪くなかったと思いますので、まあ、残念ながら、彼自身のジャンプの失敗と言わざるを得ないでしょう。

 それにしても、この人は、原田雅彦選手とはまた別の意味で「明るい」キャラクターですねぇ。考え方が常に前向きなのが良いですよね。今回のオリンピックでは、個人戦4位、団体戦5位で、彼の目標からすれば、(多分)不本意だったんでしょうけど、そんなことはとやかく言わず、「まだワールドカップがありますから、ビークとか、今回勝った連中に、必ずギャフンと言わせてやりますよ」と実に明るく言ってるのが、素晴らしい。この人の人柄だね。

 考えてみると、それまでヨーロッパでは人気があっても、日本ではあまり知られていなかった「ノルディック複合」なんて競技を、日本人に広く知らしめたのは、紛れもなくこの荻原健司選手だし、そういう意味からも偉大な選手です。本人はまだまだ競技を続ける意欲があるようですし、ワールドカップでもオリンピックでも、もう一花咲かせて欲しい人ですね。

(注*1) 彼は、確か92年〜94年のワールドカップ3年連続総合優勝者だったはず。それに、95年も総合2位だったはずで、それらの実績から、92年のアルベールビル、94年のリレハンメル両オリンピックでは(個人戦)金メダルの最有力候補だったんですよね。
・ 西谷 岳文 選手
 閉会式前日の夜に飛び込んできた、この西谷選手の金メダルと、同じく植松仁選手の銅メダルのニュース。しかも、日本のオリンピック史上最年少の金メダリストというおまけ付き。私、不覚にも西谷選手も植松選手も、名前すら知りませんでした。ショートトラックの男子と言えば、寺尾悟選手ぐらいしか名前を知らなかったもんですから(苦笑)...(そう言えば寺尾選手は、転倒したのもそうだけど、何か、500mも1,000mも納得のいかない負け方だったでしょうね。)

 ただ、VTRを見ると、確かに「ロケットスタート」の異名通り、抜群のスタートダッシュですね。スターターの合図に対する反応の早さが凄い。何しろ、500mという短距離で、しかもショートトラックですから、スタートダッシュで先頭に出れるかどうかが最大のポイントですが、その意味では西谷選手は勝つべくして勝ったと言えます。(まあ、韓国勢や中国勢のように、小競り合いで足を引っかけたり肘で小突いたりと、結構エゲツないことのできる人達ならば、必ずしも先頭に立たなくても良い訳ですけど...)それにしても、前回のコラムでも書いたけど、大舞台でも怯まずに実力を出してくる、今の日本人選手。本当、頼もしい限りです。
・ 勅使河原 郁恵 選手
 この人はまた、岡崎朋美選手以上に、年齢の分からない童顔ですねぇ(笑)。中京大学の1年生だそうですが、何と言うか、高校生どころか、中学生でも通りそうな、そんなあどけない顔ですね。(女子選手について書く時は顔の話が多すぎるって?当たり前ぢゃないの。まずは、その話から入らなきゃどうにもならん(笑)でしょ。)顔はあどけないけど、500mで6位、1,000mで5位と、キチンと入賞してますから、実力は折り紙付きですね。(前評判でも、ショートトラック女子のエース格だった訳ですしね。)

 惜しむらくは、表彰台に上れるチャンスだった団体戦で、途中誰かが転倒してしまって、メダルを逃したことですね。まあ、スピードスケート、特にショートトラックに転倒は付き物だから、仕方ないんですが...あと、これは勅使河原選手に限ったことではないですが、日本人のショートトラックの選手は、大人しいと言うか、遠慮深いと言うか、つまり韓国勢のようなエゲツない小競り合いが出来ませんね。(出来ないと言うべきか、やらないと言うべきか、微妙だが。)記録ではなく勝負を争うショートトラックで、大人しい走りをしてたら、勝てないでしょ。それこそ、西谷選手のように、最初から最後までトップを走るという方法以外には...
・ 吉川 由里 選手
 ご存知、オリンピック直前の大会(イタリアのサンカンディド大会)で突然(失礼!)優勝して、急遽オリンピックの代表入りしたユリッペ。スノーボードの国際大会では、日本女子初の優勝者ということで、必要以上に期待がかけられ、多分マスコミにも追い回されたでしょうし、そういう意味では少し気の毒でしたね。もっとリラックスした状態で参加させたかった。

 でも、結果として予選通過はならなかったけど、「決勝進出を狙って」大技マックツイストに果敢に挑戦した姿勢は、立派だと思います。失敗してコケる姿を人目に晒したくなければ、無難にまとめるという手もあったはずですが、「それじゃ予選通過は多分無理」ということで、果敢に挑みましたね。結果はどうあれ、あれで正解です。何事も、守りに入らず、攻める気持ちが大切なんですから。

 ところで、由里ちゃんて、元ヤンぽい顔立ちで(人相が悪いという意味じゃないですよ(笑)、雰囲気のことです)、年齢が分かりにくいです(笑)が、もう26歳なんですね。次のオリンピックのことを聞かれた時に、「私、30になってますよ」と言って笑わせてたのが印象的です。(でも、そう言いながら「できれば次のオリンピックにも...」と言ってたのが、なかなか頼もしい。)