千葉県
大多喜・勝浦方面オートキャンプ場
(2005年7月31日)

7月31日(日)天気に誘われ、房総は大多喜・勝浦方面のキャンプ場を
回ってきました。今回訪れたのは以下の6箇所です。
■風の村オートキャンプ場
■勝浦チロリン村オートキャンプ場
■ACNオートキャンプ場in勝浦・まんぼう
■オートキャンプしあわせの丘リゾート
■オートキャンプニュー勝浦温泉
■ふれあいの森オートキャンプ場

■風の村オートキャンプ場

まずは、風の村オートキャンプ場を訪れた。
森林に囲まれ静かな環境にあった。ここの特徴は、なんといっても高台にある建設足場で組まれた展望台であろう。
また、キャンプ場内にはハーブ園やバラ園もあり、季節ごとに美しい花が見られることだろう。この日も近くで採った山百合の花がとても綺麗に飾ってあった。
管理等の隣には大きな3階建てのログハウスがあり、管理人さんに案内してもらった。
1階はプールになっている。2回には部屋がいくつもあり、くわがたが飼育してあり、夏にはくわがた教室も開催しているそうである。
海抜も200m近くあり、夜にはけっこう涼しいとか。
静かで、場内にはウグイスの鳴き声が響き渡っていた。
このキャンプ場の目玉である展望台に登ってみた。
途中は山肌がむき出しになっていて、砂山のような感じである。
子供たちにとっては格好の遊び場となるようだ。
自分がもっと若かったら、きっと泥んこになって、この砂山で遊んだであろう。

不思議なことに、この山肌には小さな穴がたくさんあり、そこに蜂が出入りしていた。きっと巣穴であろう。管理人さんに伺ったところ、刺したりする蜂ではなさそうであった。
展望台から岬町・大原方面の眺め。
この日は、北東方面に雷雲があり、雷の音が聞こえていた。白子町では海岸で多くの人が落雷に遭ったらしい。
やや霞んでいて、太平洋の海原は確認することが出来なかった。
展望台に登ると、360度のパノラマが開け、絶景である。
あまにりにも高く、やや足がすくんでしまった。

管理人さんに伺うと、ここまでの道は太平洋戦争末期に、ここにアメリカの軍艦を沈めるための大砲を築くために作られたそうだ。肉眼でも確認できそうに無い海の向こうの軍艦をここから撃って沈めようと考えたのだからすごい話である。

■勝浦チロリン村オートキャンプ場

ここまでの道沿いには、沢山の案内板があり、道に迷うことは無い。
ここチロリン村はもともとが田んぼだったそうで、その地形を活かして整備してある。
それぞれのサイトに段差があり。面白い。
サイトの間には田んぼも残っている。
ここで取れたお米を食してみたいものである。
今年は、林間サイトを増設したそうで、収容能力も拡大したようだ。
サイトは芝も綺麗に整備されており、かつフラットで、テントを張って寝るには最高である。

場内には池もあり、初夏には蛍もたくさん舞うとか。夕べも1っぴき飛んでいたとか。

蛍の見れる場所など少なくなった現在、貴重な存在である。

ここ勝浦方面にはたくさんのキャンプ場が存在するが、海・山の自然、観光、釣りなどたくさんの楽しめる場所があり、観光・レジャーのベースキャンプ地として最高の場所である。

■ACNオートキャンプ場in勝浦・まんぼう

ナビを頼りに、ACNオートキャンプ場in勝浦・まんぼうを訪れた。
案内板は有るのだが、キャンプ場に近づくたびにどんどん道が狭くなり、両側に塀が迫り、道は曲がりくねり不安になる。一度クリアすればなんでもないのかもしれないが、初めてはやっぱり怖い。
キャンプ場のオーナにたずねると、あの道を広くするのは簡単なんだが、あの道を通れるくらいの車の人たちにキャンプ場を訪ねて欲しいとの事。これもキャンプ場のポリシーであり、納得。

キャンプ場を見学させて欲しいとお願いをしたが、キャンパーが沢山おり、キャンプサイトは生活の場であるので踏み入らないで欲しいとのこと。これもキャンプ場オーナーのポリシー。納得。

とうとう、写真の一枚も撮ることなく退散。

漁港のすぐそばであり、堤防釣りや、船釣りを楽しむには格好のキャンプ場かもしれない。

左の写真は、キャンプ場を出てすぐの道路際から、勝浦方面の風景。

■オートキャンプしあわせの丘リゾート

ここは、キャンプ場だけではなく、花野辺の里として四季折々の花々を観賞できるリゾート施設となっている。広大な敷地の一画にキャンプ場は作られている。
キャンプ場の見学だけをお願いしたが、やはり入場料を払わないと許可できないとのこと。先を急いでいたこともあり、早々に退散。
国道297号線沿いの施設であり、海までも車で5分程度、アクセスは非常に良い。
キャンプサイト110区画、キャビン34棟とかなり大規模な施設である。大きな大会にも利用できそうだ。

■オートキャンプニュー勝浦温泉

オートキャンプニュー勝浦温泉を訪れた。
勝浦温泉のすぐ目の前であり、温泉まで歩いて0分のロケーション。このキャンプ場を利用すると温泉は半額で入浴できるそうである。一日券のようなものが有れば最高なのだが残念。

サイトは、道を挟んで両側に広がる。サイトはいずれもフラットで使いやすそうである。
ここは直火OKで、薪は無料だそうだ。左の写真にもあるように、直火OKとはいえ芝が焼けた痕は痛々しい。
キャンプ場と隣接する勝浦温泉。
房総特有の茶色の温泉で、お湯はつるつるしているらしい。
神経痛やリュウマチ、皮膚病などに効き、飲めば糖尿病などにも効くらしい。

キャンプ場の東側には斜面を利用してログキャビンが4棟設置されていた。
また、場内には子供の森や、釣堀もある。サイト自体は立ち木が無く自由度が有る反面、木陰が無いので夏場の晴天はやや辛いものがあるかもしれない。しかし、秋から冬、春先にかけては地域的にも温暖なところであり、温泉も目の前で、快適なキャンプを過ごすことが出来るかもしれない。

■ふれあいの森オートキャンプ場

この日の最後はふれあいの森オートキャンプ場を訪れた。
このキャンプ場の特徴は、いたるところにウィスキーの木樽が置かれており、独特の雰囲気をかもし出している。オーナーが、キャンプ場を開設する前にウィスキー工場から大量に仕入れたものだそうだ。

ここのお風呂はオーナー手作りのお風呂だそうだ。
湯船が一つしかないので、入浴の際は時間により男女入れ替え制となるが、お風呂を見せて貰ったがなかなか清潔で、綺麗なお風呂である。
ちょっと足を伸ばせば勝浦の温泉はあるというものの、キャンプ場内にお風呂が有るのはキャンパーにとって有り難い。
キャンプ場のサイトは千葉県規格なるもので作られたとか。7X8程度。オーナーも残念がられていたがやや狭めとなっている。そんな規格があることを始めて知った。予約も結構有り、繁忙期はかなりの数を断らなければならないとの事で、まだまだこれからサイトを拡大していく予定だそうだ。その際はもう少し広めの区画にしてもらうと有りがたい。

この日は、キャンプ場を心地よい風が吹き抜けていた。
昼間は仕方が無いが、夜は心地よく眠れそうだ。

色んなキャンプ場を訪れ、オーナーから色々な話を聞かせていただき感じたこと。
・最近は、ログやキャビン、トレーラーハウスなどの施設利用希望者が大変多いとの事。手ぶらでキャンプを楽しむ人たちが増えているようだ。
・上記を利用するメンバーにはグループの割合が多く、遅くまで騒いだりと困ることもしばしばだとか、、、
・キャンパー人口が減少していると噂される中、訪れたキャンプ場はそこそこに利用もあるようで安心。
・インターネットの普及で、キャンプ場のパンフレットを置いていないキャンプ場が増えたことに驚き。時代の流れとして、当然の結果かも。
時間が有れば、地元千葉県内キャンプ場を多く訪ね、色々とレポートしたい。

戻る