タンチョウ生息環境の監視


 北海道から委嘱されたタンチョウ監視人として7月から3月まで(7〜8月は繁殖地で、10月以降は越冬地で)タンチョウの生息状況を監視しています。
レンジャーによるタンチョウ生息状況監視業務

 近年、越冬地では観察、撮影マナーの低下が目立ちます。また、人慣れしたタンチョウによる給餌場周辺での人や人工物との距離が近づきすぎる傾向があり、事故が多発しています。2002年は31羽ものタンチョウの傷病鳥や死体が収容されました。それまでの収容最高数は20羽だったので、1.5倍以上にも増えたことになります。

 タンチョウは、これまで地元の方々を中心とした保護活動により、その生息数を増やしてきましたが、近年その弊害として人に慣れていく傾向も見られます。現状では、給餌をやめるとタンチョウの数が一気に減少すると思われますので、給餌活動をやめることは現実的ではありません。しかし、給餌のあり方を検討する余地は残されています。給餌を含めた保護活動のあり方を見直す時期にきているのかもしれません。
サンクチュアリの柵の手前に降りたタンチョウ 道路を渡るタンチョウ
電線の上すれすれを飛ぶタンチョウ 電線接触により落下死したと思われるタンチョウの死体(死体の真上に電線があります)

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