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  2004年度 事業報告  

≪INDEX≫


2004年度総括

2004年度重点目標

関西地域におけるNGO間での経験共有の活性化
& NGOの多様な担い手の育成


1.ネットワーク

基本方針: 加盟団体のニーズに応える協働プログラム開催を通して、各団体の活動、組織形成、人材育成、 相互交流に寄与するネットワークを構築する。
特定非営利活動法人関西NGO協議会は、人道的動機に基づき、市民のイニシアティブにより 設立され、かつ民主的に運営されている非営利の市民組織として、開発・人権・環境などの 分野における国際的な協力活動を主目的とする団体(NGO)間の協力関係を促進し、これらの 団体の健全な発展に寄与するとともに世界平和に貢献することを目的としている。

総    括: 関西NGO協議会の役割の一つに、関西地域のNGOの活動・組織の強化がある。協議会の加盟団体は、 活動分野、組織の運営にそれぞれの特色があり、人材育成、組織形態等において、それぞれの 「ニーズに応える」プログラムを企画し開催できたかどうかの全体的な評価は難しい。 しかし拡大学習会ではタイムリーな課題を加盟団体の協力を得て取り上げ、相互の情報・ 経験共有の機会となった。また、各会合、委員会、検討会では、担当者が事務局と共に責務 を果たすことから、ネットワークの深化を担った。


2.政策提言

基本方針: 外務省、国際協力機構(JICA)との定期協議への出席、地域センターとの協働プログラムの実施 において、関西地域のネットワークNGOとしての経験と専門性を活かした提言を行う。 特に、説明責任、プロセスの透明性を確保し、NGOとODAの望ましいパートナーシップの あり方について質の高い対話、協議を展開する。

総    括: 2004年は「新ODA中期政策」の改定に際して、意見交換会、公聴会を関西地域で開催し、 外務省に対して、策定プロセスの透明化、パブリックコメントに対する対応への提言を行い、 一定の成果を挙げた。定期協議においては、第3回ODA政策協議会を大阪で、NGO・JICA協議会 の第2回地域会合を兵庫で開催し、ODAとNGOとの対話・連携プログラムを地域のNGOと共有する ことができた。今後も地域ネットワークの強みを活かし、ODA、自治体等へ草の根の立場に 立脚した政策提言が必要である。


3.市民向け開発教育・広報

基本方針: 市民のNGOへの関心は高くなっているが、NGOの特性や活動状況が充分に理解されているとは 言えない。市民の関心の度合に合わせた情報発信プログラムの立案、恒常的なNGO相談受付、 関西NGO大学開催等のプログラムを連動させることで、関西地域において国際協力に携わる 市民活動の担い手が増加する事を目指す。そのためにも、加盟団体の活動情報を常に把握 して紹介し、NGOに関する広報の拡大と充実を図る。

総    括: 昨今、国際協力への関心は年々高まり、NGOへの就職希望者も増加している。しかし、 この現象と、NGOの支援者が増加していることとはイコールではない。そこで、国際協力 の課題が社会システムと関連していることやNGO活動の意義/理念を理解した上で自主的 に活動に参加する担い手の育成を目指した。具体的には、NGO相談員、NGO入門講座、 関西NGO大学といった開発教育事業と加盟団体の各プログラムへの参加促進を連動させる ことで、将来のNGOの担い手発掘を心がけた。広報面では、関西NGO協議会HPは、 加盟団体を始めとする関西地域のNGOの情報を素早く更新し、タイムリーな広報の役割 を果たしている。しかし加盟団体の活動情報を常に把握して発信するためには、 広報手段のさらなる開拓、工夫が求められている。

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0.担い手

(1)理事会

<代表理事>平田 哲(ひらた さとし) (特活)アジアボランティアセンター
<副代表理事>清家 弘久(せいけ ひろひさ) 日本国際飢餓対策機構
<理事>石中 英司(いしなか えいじ) (特活)AMネット
<理事>井上 勇一(いのうえ ゆういち) (財)日本クリスチャンアカデミー
 関西セミナーハウス
<理事>藤野 達也(ふじの たつや) (財)PHD協会
<理事>榛木 恵子(はりき けいこ) (特活)関西NGO協議会
<監事>鹿野 幸枝(しかの さちえ) (財)大阪YWCA
<監事>田中 眞一(たなか しんいち) (財)大阪YWCA

(2)各委員会

【企画委員会】 4名
(特活)関西NGO協議会の各企画に対する助言、中期目標の策定を目的としている。

<委員>川上 豊幸 (特活)AMネット
清家 弘久日本国際飢餓対策機構
中田 豊一参加型開発研究所
藤野 達也(財)PHD協会


【提言専門委員会】 6名
各省庁との定期協議会の議題に対する事前協議を含めた、(特活)関西NGO協議会の 提言活動充実を目的としている。基本的に月一回開催、委員以外の参加も可能である。

<委員>神田 浩史 (特活)AMネット
中田 豊一参加型開発研究所
平田 哲(特活)アジアボランティアセンター
川村 暁雄(特活)AMネット
三輪 敦子(特活)AMネット
山本 知恵(財)大阪YWCA


【JICA研修「NGO-JICA連携による実践的参加型村落開発コース」運営委員会】4名
研修員の選考、研修カリキュラム策定、研修中のファシリテーター、研修後の評価など を担当。JICA大阪国際センター側からも4名の運営委員が選出されている。

<委員> 清家 弘久日本国際飢餓対策機構
藤野 達也(財)PHD協会
榛木 恵子(特活)関西NGO協議会
宮下 和佳(特活)関西NGO協議会


※【企画委員会】は、2004年度は休会であった。

(3)第18期関西NGO大学運営委員会

<運営委員長> 平田 哲(特活)アジアボランティアセンター
<校長> 藤野 達也(財)PHD協会
<副校長> 浜本 裕子(財)大阪YMCA
<事務局> 榛木 恵子(特活)関西NGO協議会
<事務局> 宮下 和佳(特活)関西NGO協議会
<事務局> 幕谷 安紀子(特活)関西NGO協議会(インターン)
<運営委員> 荒川 共生(特活)アジアボランティアセンター
岡部 達彦第17期関西NGO大学修了生
栗本 知子大阪自由学校「ぼちぼち」
佐久間 量子第17期関西NGO大学運営委員
笹島 尚子第17期関西NGO大学修了生
篁  正康第17期関西NGO大学修了生
田中 綾第17期関西NGO大学修了生
中山 晋吾(特活)アジアボランティアセンター
福井 美果小学校教員
福田 典男(特活)海外災害援助市民センター
藤井 久美子中学教員、第17期関西NGO大学運営委員

(4)「関西NGO協議会 NGO活動・運営指針」検討委員会

川上 豊幸(特活)AMネット
清家 弘久日本国際飢餓対策機構
田中 真一(財)大阪YMCA
平田 哲(特活)アジアボランティアセンター

(5)事務局

<事務局長> 榛木 恵子
<事務局> 宮下 和佳
<アルバイト> 杉野 竜美
<NGO専門調査員> 瀬良 香織
<インターン> 幕谷 安紀子関西NGO大学
海江田 陽子スタディツアー合同説明会運営補助
<ボランティア> 和田 みのり関西NGO大学資料整理、イベント補佐
南  伊紀子イベント補佐
三井 みどり会議記録作成、イベント補佐
坂本 和彦事務局パソコンメンテナンス
福嶋 昭夫ホームページ作成及び更新
武田 かおりホームページ作成
福本 由佳ホームページ作成
清水 多恵子「関西発スタディツアーハンドブック」編集
古家 次男事務局業務全般
岩崎 恵美子事務局業務全般
竹谷 智史事務局業務全般

  事務局には、通常のスタッフに加えて、NGO専門調査員を受け入れた。 通常の事務局体制では 難しい「関西NGO大学」17年間を通じてのインパクト調査を実施する事ができた。従来の業務 を担当する事はなかったが、イベント開催時の運営/電話や来客者への対応などを補助して もらう事で、より丁寧な対応ができたと考える。

 インターンは、担当業務内容と範囲の決定やフォローアップ(進路相談)に一部課題を残した。 志望者の目的意識(インターンを通じて達成したい事)を、始めによく話し合い理解する事が必要であった。

 ボランティアは、編集や記録作成など、自らのアイデアを生かせる/知識や経験が身に付く 内容を一部取り入れた。 また、NGOへの入り口として新たに応募された方の中で、資料整理等の事務局業務補助をある 程度継続された方については、次のステップへの方向付けをサポートすることを心がけること が大切である。


■関西NGO大学では毎回の発題者からの学び、参加者から受ける刺激もさることながら、 運営委員や事務局が、楽しみながら作り上げていくそのプロセスに関わることが大変貴重 な経験となりました。
「やりすごす」ことで平穏を保つ傾向にあった自身の生活が一変し、 自分と向き合うことのしんどさと、大切さを再認識した1年間でした。
 インターン活動半ばで就職が決まり、ご迷惑をかけてしまったことが残念でなりませんが、最後まで続ける ことを許してくださった関係者のみなさまに、この場をお借りして御礼申し上げます。
 ほんとうにありがとうございました。

■幕谷安紀子(関西NGO大学担当インターン 現・市民活動センター神戸職員)■

(6)会員制度

種別会費入会金
正会員(団体)年額30,000円20,000円
準会員(団体及び個人)年額10,000円(団体のみ)10,000円
※ 正会員と準会員の相違について:    
・ 正会員・準会員とも、定期・臨時総会での発言、事務局からの情報提供、
  各種集会参加などに関しては、同等の権利を有する。
・ 議決権:正会員は議決権を有するが、準会員は議決権を有しない
・ 被選挙権:正会員は役員団体に立候補する権利を有するが、準会員は
  立候補の権利を有しない。

<正会員>(28団体)    
※ 京都地区(5団体)        
(特活)アクセス-共生社会をめざす地球市民の会-(ACCE)、(財)京都YMCA、国境なき 奉仕団波百流、(財)日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウス、(社)日本国際民 間協力会(NICCO)
※ 大阪地区(16団体)        
アイユーゴー−途上国の人と共に−(AIYUGO)、(社)アジア協会アジア友の会(JAFS)、 (特活)アジアボランティアセンター(AVC)、(社)アムネスティーインターナショナル 日本大阪事務所、アーユス関西=仏教国際協力ネットワーク、(特活)AMネット、 大阪自由学校「ぼちぼち」、(財)大阪YMCA、(財)大阪YWCA、シナピス海外プロジェクト 委員会、(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)、日越医療交流センター、 (社)日本キリスト教海外医療協力会関西事務局(JOCS)、日本国際飢餓対策機構(JIFH)、 (特活)枚方交野国際奉仕活動協会(HIKIVA)、(特活)緑の地球ネットワーク(GEN)
※ 奈良地区(1団体)        
(財)奈良YMCA
※ 神戸阪神地区(6団体)        
(特活)アジア眼科医療協力会(AOCA)、(特活)海外災害援助市民センター(CODE)、 (財)神戸学生青年センター、(財)神戸YMCA、(特活)国際エンゼル協会(IAA)、 (財)PHD協会

<準会員>    
※ 団体会員(2団体)        
ウータン・森と生活を考える会、龍谷ボランティア・NPO活動センター
※ 個人会員(2名)        
尾関葉子(DADA−アフリカの開発のための対話プロジェクト)
新田和宏(地球市民教育総合研究所)

新入会団体:(特活)アクセス-共生社会をめざす地球市民の会-(ACCE)
退会団体:地球市民教育センター    
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1. ネットワーク
(加盟団体、各NGO及び他セクターとの連携)

(1)例会・拡大学習会

<第1回>
開催日時: 2004年7月9日(金)19:00〜21:00
出席者数: 加盟団体 6 団体 11 名、その他 1 名、事務局 3 名
【第1部 例会(事務会)】
議題: ・2003年度活動報告、2004年度事業予定
     ・第18回関西NGO大学のご案内
【第2部 拡大学習会】
テーマ: 海外におけるNGO活動の危機管理について
発題者: 村井雅清さん((特活)海外災害援助市民センター)
      平田哲さん((特活)アジアボランティアセンター)
司会: 藤野達也さん
<第2回>
2004年9月に開催した「平成16年度日本NGO支援無償資金協力についてのセミナー」 (外務省主催)を第2回拡大学習会とした。詳細は、「委託・共催事業」を参照。
<第3回>
開催日時:2005年2月3日(木)19:00〜21:00
出席者数:加盟団体10団体13名、事務局2名
【第1部 例会(事務会)】
議題:・(特活)関西NGO協議会 NGO活動・運営指針(案)について
   ・『第3回ネットワークNGO全国会議』「NGOの連携のあり方」提案内容に
     ついて
   ・次期理事団体選出選挙について(2005年5月定期総会時に実施)
【第2部 拡大学習会】
テーマ:スマトラ沖地震津波 復興支援プログラム
発題者:斉藤容子さん((特活)海外災害援助市民センター)
          平田哲さん((特活)アジアボランティアセンター)
          西岡良夫さん(ウータン−森と生活を考える会)
司会:榛木恵子
<運営協力受託事業> 「平成16年度日本NGO支援無償資金協力についての
                               セミナー」
主催:外務省経済協力局民間援助支援室
運営:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
開催日時:2004年9月28日(火)17:00〜20:00
開催場所:大阪NPOプラザ
出席者:38名
プログラム:・外務省とNGO間の連携・支援・対話について、及び、平成16年度
              日本NGO支援無償資金協力について(変更点を中心に)
  ・JICA草の根技術協力事業などについて
  ・国際協力NGOのアカウンタビリティについて

 当初予定していた「NGO活動・運営指針」に関するテーマを学習会で取り上げる事はできなかった。 代わって、危機管理・スマトラ沖復興支援など、その時機に情報交換する意義の高いと思われる テーマを取り上げた。
 緊急のテーマと継続的なテーマをどう両立させていくかは、今後の大きな 課題である。また、参加加盟団体数の平均が全加盟団体数の3分の1と、出席率が低い状態が 2003年度より続いている。原因としては開催案内の遅れ、周知の不徹底と共に、関西NGO協議会 事業全体への加盟団体からの参加が一部に留まっている事が挙げられる。
 加盟団体出席率 アップの為には、日常から、拡大学習会へのリクエストや期待についてアンテナを働かせるこ とが必要であると思われる。

 

(2)報道関係者とNGOとの学習会

1) 第19回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第1回)
開催日:2004年4月20日(火)
テーマ:イラク人質事件について
参加者数:報道関係者3名、NGO関係者5名、計8名
2) 第20回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第2回)
開催日:2004年5月18日(火)
テーマ:イラク人質事件のその後/NGO・NPO論
参加者数:報道関係者1名、NGO関係者14名、計15名
3) 第21回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第3回)
開催日:2004年6月23日(水)
テーマ:報道のあり方/メディアの国籍
参加者数:報道関係者3名、NGO関係者7名、計10名
4) 第22回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第4回)
開催日:2004年7月14日(水)
テーマ:選挙について
参加者数:報道関係者2名、NGO関係者6名、計8名
5) 第23回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第5回)
開催日:2004年9月29日(水)
テーマ:ビルマ〜フィリピン〜インドネシア報告、ODA中期政策
参加者数:報道関係者2名、NGO関係者3名、計5名
6) 第24回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第6回)
開催日:2004年10月21日(木)
テーマ:ODA 50周年、イラク復興支援
参加者数:報道関係者1名、NGO関係者3名、計4名
7) 第25回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第7回)
開催日:2004年11月25日(木)
テーマ:NGOとJICAの連携
参加者数:報道関係者1名、NGO関係者3名、計4名
8) 第26回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第8回)
開催日:2004年12月21日(火)
テーマ:NGOとJICAの連携(地域において)
参加者数:報道関係者0名、NGO関係者4名、その他1名、計4名
9) 第27回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第9回)
開催日:2005年1月18日(火)
テーマ:スマトラ沖地震緊急支援/NHK/ネパール最新情勢/NGOの評価・ランキング (寄附・募金先としての紹介方法)
参加者数:報道関係者3名、NGO関係者2名、計5名
10) 第28回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第10回)
開催日:2005年2月24日(木)
テーマ:「第3回ネットワークNGO全国会議」報告、ネパール2月1日政変
参加者数:報道関係者0名、NGO関係者5名、計5名
11) 第29回報道関係者とNGOの学習会(2004年度第11回)
開催日:2005年3月16日(水)
テーマ:存在意義を問われるNGO/NPO、ネパール最新状況
参加者数:報道関係者1名、NGO関係者5名、計6名

 参加者数、特に報道関係者の参加者数が減少している。以前に参加していた記者が異動し、 新任の記者に学習会の存在が知られていないというのが一因であり、定期的な報道関係者 向け広報の拡大・充実が課題である。
 取り上げる内容は、時事問題や現場報告などと共に、報道・NGO双方のあり方についての 意見交換などもおこなっており、報道関係者・NGOの相互理解を促すという目的に合致している。

■参加者数は少ないものの内容は濃いものとなっている。 新聞社への働きかけに工夫し、 報道側の参加者を増やしたい。活動がNGOの自己満足に終わらないためにも、第三者の 意見をきく場としての機能も重要である。
■藤野達也 (財)PHD協会■

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(3)提言専門委員会

<第 1回>
開催日時:2004年4月16日(金)11:00〜13:10
出席者数:6名
協議事項:・NGO・外務省定期協議会「第1回全体会」開催について
   ・2003年度ODA政策協議会の振り返りについて
   ・(4/10開催)「ODAに関するNGOと国会議員との学習会」について
   ・イラク日本人人質事件について
報   告:・(3/15開催)第4回NGO・JICA協議会報告
   ・(4/15開催)ODA連続講座第4回開催報告

<第 2回>
開催日時:2004年5月21日(金)10:15〜13:00
出席者数:5名
協議事項:・NGO・外務省定期協議会「ODA政策協議会」2004年度コーディ
    ネーターについて
   ・NGO・外務省定期協議会「ODA政策協議会」ふりかえりミーティング
    について
   ・民間援助支援室の若手職員受け入れについて
   ・(6/18開催)2004年度「第1回ODA政策協議会」の議題について
   ・「ODA50周年」関連事業について
   ・「ODAに関するNGOと国会議員との学習会」について
報   告:・(5/14開催)NGO・外務省定期協議会「第1回全体会」報告
   ・(5/17開催)2004年度「第1回NGO・JICA協議会」報告

<第 3回>
開催日時:2004年6月25日(金)11:10〜13:00
出席者数: 4名
協議事項:・(7/5開催)2004年度第1回「連携推進委員会」の議題について
   ・(7/6準備会合開催)2004年度第2回「NGO・JICA協議会」議題
     について
   ・「ODA50周年」関連事業について
報   告:・(6/18開催)2004年度第1回「ODA政策協議会」開催報告

<第 4回>
開催日時:2004年 7月23日(金)10:30〜12:20
出席者数:5名
協議事項:・(8/13開催)第2回NGO・JICA協議会について
   ・第3回ネットワークNGO全国会議 第1分科会「ODAとNGO」について
   ・(8/7開催)シンポジウム(ODA連続講座第6回)について
   ・ODA政策協議会地域開催(案)について
   ・(10月開催予定)第2回連携推進委員会議題について
報   告:・(7/5開催)第1回連携推進委員会について
   ・NGO・JICA協議会 連携事業タスクについて
   ・(10月開催予定)第2回連携推進委員会議題について

<第 5回>
開催日時:2004年 8月26日(木)13:00〜15:00
出席者数:6名
協議事項:・第2回ODA政策協議会議題(案)について
   ・第2回連携推進委員会議題(案)について
   ・第3回ネットワークNGO全国会議について
   ・ODA中期政策について
報   告:・(8/13開催)第2回NGO・JICA協議会について
   ・NGO・JICA協議会運営費の件
   ・(8/7開催)シンポジウム(ODA連続講座第6回)開催報告

<第 6回>
開催日時:2004年 9月30日(木)10:55〜13:00
出席者数:5名
協議事項:・(10/15開催)「第2回ODA政策協議会」議題(案)の論点について
   ・(10/30開催)「ODA中期政策の策定に関する意見交換会in関西」
     開催について
報   告:・(9/24開催)「第2回民主党議員との研修会」報告
   ・(9/28開催)「日本NGO支援無償資金協力セミナー」報告
   ・第2回NGO・JICA地域会合の件

<第 7回>
開催日時:2004年11月16日(木)10:15〜12:00
出席者数:5名
協議事項:・NGO・JICA協議会「評価小委員会」について
   ・第3回ネットワークNGO全国会議について
   ・第3回「NGOと国会議員のODA政策に関する懇談会」について
   ・第3回「ODA政策協議会」(関西にて開催)について
   ・(11/19開催予定)「ODA中期政策の改定に関する意見交換会
     in 関西(仮)」について
   ・(11/23開催予定)「ODAタウンミーティング」について
報   告:・第3回「NGO・JICA協議会」(福島開催)開催報告
   ・NGO・JICA協議会第2回「地域会合」準備状況について
   ・JICA環境・社会配慮審査会について

<第 8回>
開催日時:2004年12月14日(火)10:00〜12:00
出席者数:4名
協議事項:・(12/16開催予定)「ODA中期政策(案)公聴会」について
   ・(2/19・20開催予定)「第3回ネットワークNGO全国会議」について
   ・「第3回ODA政策協議会」(関西にて開催)について
報   告:・(12/10開催)「第3回NGOと国会議員のODA政策に関する懇談会」
     について
   ・NGO・JICA協議会評価小委員会 新委員について

<第 9回>
開催日時:2005年1月11日(火)10:15〜12:15
出席者数:4名
協議事項:・(2/19・20開催)第3回ネットワークNGO全国会議について
   ・(2/14開催)「第3回ODA政策協議会」議題(案)の論点について
   ・NGO・JICA協議会の「実施要項」改定について

<第10回>
開催日時:2005年2月10日(木)11:00〜12:30
出席者数:5名
協議事項:・(2/14開催)NGO・外務省定期協議 第3回ODA政策協議会について
   ・2005年度提言専門委員会について
   ・(3/4開催)NGO・外務省定期協議 第3回連携推進委員会について
   ・(3/8開催)第4回NGO・JICA協議会の議題(案)について
報   告:・(1/29開催)NGO・JICA協議会「第2回地域会合」について
   ・(2/19・20開催)第3回ネットワークNGO全国会議について

<第11回>
開催日時:2005年 3月17日(木)13:30〜15:30
出席者数:4名
協議事項:・NGO・外務省定期協議 ODA政策協議会コーディネーターについて
   ・2005年度提言専門委員会について
   ・NGO・外務省定期協議 全体会について
報   告:・(2/14開催)NGO・外務省定期協議 第3回ODA政策協議会
   ・(2/19・20開催)第3回ネットワークNGO全国会議について
   ・(3/4開催)NGO・外務省定期協議 第3回連携推進委員会について
   ・(3/8開催)第4回NGO・JICA協議会について

 専門性の高い委員による協議を継続開催する事で、政策提言活動の質を確保する事ができて いる。一方、加盟団体へのフィードバック/加盟団体からの意見集約については、十分で あるとはいえない。
「ODA50周年」に際した関連学習会共催などにも事務局レベルでの協力 に留まり、加盟団体との協働には至らなかった。

■提言専門委員会では、NGO・外務省定期協議会を中心に、ODAを中心とした (主に国の)政策に対する提言活動の実働を担っている。
 関西NGO協議会の提言活動は、 ODA政策という公共の政策立案過程が透明化され、市民・NGOの実質的な「参加」を促す ことを目的としている。外務省他と近く親しい「良きパートナー」となるためではなく、 ネットワークNGOとして政府の公共事業・公共政策をウォッチし、<公開と参加の道筋を つくる>という役割を担う必要がある。
 日常の活動との接点が見いだしにくいのは確かだが、 より多くの加盟団体からの参加が望まれる。
■山本知恵 (財)大阪YWCA■

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(4)NGO-JICA連携による実践的参加型村落開発コース<JICAより受託>

1998年から5年間にわたり、JICA大阪国際センターとのパートナーシップのもとで実施した研修 「NGO との連携による参加型村落開発コース」を踏まえた上で、新たな研修委託契約に基づき、 2003年度より本コースを実施している。

研修期間:2004年10月4日(月)〜11月12日(金)40日間
コースリーダー:長畑誠(いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク)、 三輪敦子((特活)AMネット)
運営委員会:清家弘久(日本国際飢餓対策機構)、藤野達也((財)PHD協会)、 榛木恵子((特活)関西NGO協議会)、宮下和佳((特活)関西NGO協議会)
研 修 員:カンボジア、スリランカ、ホンジュラス、トルコ、サモア、東チモール、 ニカラグア、ベナン … 8ヵ国計12名
国内参加者:NGO((特活)アムダ)スタッフ1名、大学院生2名…計3名

 2004年度は長畑さん、三輪さんをファシリテーターとして迎えた事で、新しいアイデアを 取り入れる事ができた。しかし研修割当国に「アジア」という枠組みがなくなった事で、 加盟団体をはじめとする国内NGOのカウンターパートからの研修員は4名のみに留まった。
 また、国内参加者も、全コース通しての参加者はなく、モジュールごとの参加者のみに留まった。

■今年度、加盟団体からの国内参加者がなかったのは、誠に残念でした。「途上国」 から日本に研修生を招いて、参加型「村落開発」について学ぶことの限界が認識され、 来年度からは参加型「地域開発」としてコースが構成されることになります。
 加盟団体が地域開発に関して蓄積してきている知見を共有・交換する貴重な場となるよう に当コースを構成したいと考えており、そのために加盟団体からはさらなる協力をお願い したいと思います。また、若手職員を当コースに送ることを、積極的に検討していただきた いと考えています。
■三輪敦子 (特活)AMネット■

 

(5)「第3回ネットワークNGO全国会議」準備委員会

<実行委員長>横川芳江横浜NGO連絡会
<実行委員>倉田洋子にいがたNGOネットワーク
林 滋(特活)名古屋NGOセンター
榛木恵子(特活)関西NGO協議会
山崎唯司(特活)国際協力NGOセンター
山中悦子ODA改革ネットワーク
和木弘毅横浜NGO連絡会

<第 1回>
開催日時:2004年4月23日(金)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:9名(実行委員6名、事務局1名、オブザーバー2名)
協議内容:
・ 実行委員会の立ち上げ
・ 予算立ての確認
・ 会計の引継ぎ
・ 会議内容、タイムスケジュールの確認

<第 2回>
開催日時:2004年6月2日(火)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:9名(実行委員6名、事務局1名、オブザーバー2名)
協議内容:
・ にいがたNGOネットワークの委員交代、実行委員会への参加について
・ 実行委員会の構成・役割について(実行委員長の任命/実行委員の
   決定/実行委員の役割)
・ 規約の検討
・ 分科会の検討(第一分科会/第二分科会/第三分科会)
・ 全体会について
・ 今後の進め方
・ 予算について

<第 3回>
開催日時:2004年7月15日(木)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:12名(実行委員8名、事務局3名、オブザーバー1名)
協議内容:
・ ODA改革ネットワークの実行委員会への参加について ・ 分科会内容の検討
・ 全体会について
・ 会議スケジュール案
・ 分科会の担当について
・ 実行委員の交通費精算

<第 4回>
開催日時:2004年9月6日(月)(木)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:13名(実行委員7名、事務局4名、オブザーバー2名)
協議内容:
・ 第3回実行委員会議事録の確認
・ プレ企画について(報告者:YNN 小俣さん)
・ 分科会内容の検討
・ 全体会について

<第 5回>
開催日時:2004年11月15日(月)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:13名(実行委員6名、事務局5名、オブザーバー2名)
協議内容:
・ 第4回実行委員会議事録の確認 ・ 全体会、各分科会からの報告
・ 各分科会の講師、司会者などの確認、ならびに謝金、交通費、
   宿泊費の調整、内容の調整
・ 助成金申請の状況報告
・ プレ企画報告
・ タイムスケジュールの確認
・ 連携の在り方検討委員会からの提案

<第 6回>
開催日時:2004年12月28日(火)13:30〜15:30
場   所:かながわ県民サポートセンター 9階
出席者数:8名(実行委員4名、事務局4名)
協議内容:
・ 全体会のスケジュールと分担の確認
・ 「連携のあり方委員会」からの提案の取り扱いについて
・ 各分科会の内容確認
・ JICSからの助成金について
・ 参加者のアピールコーナーについて
・ 謝金関連のルールについて
・ ボランティアの活動内容について

<第 7回>
開催日時:2005年1月18日(火)15:00〜17:00
場   所:横浜NGO連絡会(YNN)事務所
出席者数:16名(実行委員8名、事務局6名、オブザーバー2名)
協議内容:
・ 第7回実行委員会議事録の確認
・ 各分科会最終内容確認
・ プログラム発送の諸事項について
・ 謝金・交通費補助の確認
・ 全体会最終確認
・ 関係者の宿泊についての確認
・ プレ企画報告「かながわ国際協力NGOネットワーク・フォーラム」地域
   ワークショップを開催
・ (財)日本国際協力システム(JICS)からの助成決定
・ 各分科会で希望する会場内の席配置・必要機材の最終確認

※第3回ネットワークNGO全国会議開催概要及び決定事項については、資料(P48)参照

 第3回ネットワークNGO全国会議(以下第3回)の開催までには、約2年期間があった。 当初第3回事務局はにいがたNGOネットワークが担当していたが、諸事情があり辞退。 関係者が協議の結果、横浜NGO連絡会が第3回の事務局を担い、実行委員会も再構成して 準備をおこなった。
 会議には20ネット120人(オブザーバーを含む)の参加があり、3つの分科会、交流会も 盛況であった。今回は、横浜NGO連絡会が事務局を担当して、前夜にはプレイベントを開催し、 JICA、神奈川県国際交流協会等との新しい関係の構築も始まるなど、地域での活動が 活性化されネットワークも強化された。
 第2回に立ち上がった「連携のあり方検討委員会」からは、今後のNGOの連携のあり方に関して 2題の提案があり、関西NGO協議会においても第3回例会にて、同2案に関しての意見交換 を行った。会議では全体会で協議をおこなったが、2提案とも過半数の賛同が得られず、 従来の内容を踏襲して第4回を開催する予定となった。
 第3回で、今後のネットワークNGO全国会議の方向性が決議にいたらなかったことは残念である。 全国的なNGOの会合であるので、「NGOの連携のあり方」については時間をかけて協議する ことは避けられない。
 第4回、第5回の、特に「全体会」での参加者間の協議において、 第6回目以降の方針が提案され、形作られていくと予想している。

 

(6)地球環境市民大学校「NGO・NPOの会計実務講座」大阪初級コース

<運営協力受託事業>
主   催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金
運   営:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
開催日時: 12月1、8、15、22日(毎水曜日)14時〜17時(4回連続)
開催場所:大阪聖パウロ教会1回中集会室
出 席 者:10名
講座内容:
(1)現金出納帳、預金出納帳、入出金伝票などの実務
(2)仮払い精算書、給与計算と台帳、未収・未払いなどの管理
(3)仕訳、振替伝票、総勘定元帳、残高試算表などの会計システム
(4)源泉徴収、社会保険、労働保険などの日常業務
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2. 政策提言

(1)NGO・外務省定期協議会

 1996年発足。ODA政策、外務省とNGOとのパートナーシップ、外務省によるNGO支援策などが 話し合われている。現在は、議題の整理と協議内容の専門性の深化を図るために、 NGO支援策を議題する「連携推進委員会」と外務省のODA政策を協議する「ODA政策協議会」 に機能を分離して定期協議を継続している。2004年度は新たな試みとして、連携推進委員会と ODA政策協議会の協議結果を共有し、NGOと外務省との対話を促進するために、全体会を開催した。

【連携推進委員会】
<第1回>
開催日時:2004年7月5日(月)15:00〜17:00
場  所:外務省内会議室 南396室
参加者数:NGO 8 名、外務省 8 名、オブザーバー 10 名
報告事項:(1) 全体会議の振り返り<NGO側からの報告>
   (2) 各国支援策の調査結果の報告<外務省よりの報告・意見交換>
協議事項:(1) 「NGO支援無償」に関して、11の提言のフォローアップ
   (2) 年間の協議事項の方向性

<第2回>
開催日時:2004年11月5日(金) 15:00〜18:00
場  所:なごやボランティア・NPOセンター 集会室
参加者数:NGO 33名、外務省 4 名、計 37 名
報告事項:(1) NGO支援における定率支援についてのNGOと外務省の
                 非公式勉強会の実施状況および概要の報告
   (2) アフガニスタンにおける安全情報
協議事項:(1) NGO活動環境整備支援事業について
1-1.NGO相談員制度について
1-2.NGO専門調査員制度について
1-3.分野別・国別NGO研究会について

<第3回>
開催日時:2005年3月 4日(金)14:00〜16:00
場  所:外務省内会議室 南庁舎 396号室
参加者数:NGO14名、外務省6名、JBIC1名、JICA1名
報告事項:(1) 2004年度プール金会計報告および名称変更について
   (2) 2004年度振り返りアンケートの結果について
協議事項:(1) 災害緊急支援におけるNGOと外務省の連携
   (2) 日本NGO支援無償資金協力の改善について
   (3) NGO活動環境整備支援事業について
   (4) NGOと外務省の連携の具体的ビジョンについての提案
   (5) その他:来年度の協議方式について等

■今後の課題として、まず災害緊急支援について、NGOからの取り組みをアンケートで 集約することが必要。ジャパンプラットホームのみとの連携は、問い直すべきである。
 次に、分野別、国別のNGOの取り組みについても、調査・アンケートで集約し、NGOの意見を 反映した協議をおこなうことが望ましい。 
■平田 哲 (特活)アジアボランティアセンター■

【ODA政策協議会】
<第1回>
開催日時:2004年6月18日(金) 14:00〜16:00
場  所:外務省内会議室 南396室
参加者数:NGO 18名、外務省 15名、JICA 1 名
報告事項:(1) ODA中期政策の見直しについて
協議事項:(1) 危険地域におけるODAとNGOの協力関係について
   (2) イラク復興支援について

<第2回>
開催日時:2004年10月15日(金)14:00〜16:00
場  所:三田共用会議所 会議室
参加者数:NGO 12名、外務省 11 名、JBIC 1名、JICA 1名
報告事項:(1) ミレニアム開発目標について
   (2) アフリカ開発会議について
協議事項:(1) 新ODA中期政策の策定について
   (2) イラク復興支援について

<第3回>
開催日時:2005年 2月 14日(月)13:00〜15:00
場  所:大阪NPOプラザ
参加者数:NGO30名、外務省5名、JICA2名
報告事項:(1) 新ODA中期政策の策定について
   (2) アチェへの渡航に関する注意喚起(外務省からの報告)
協議事項:(1) イラク復興支援について
   (2) スマトラ島沖地震・インド洋津波災害支援について
   (3) ODAの情報公開について
   (4) 対中ODAについて

■コメント「ODA政策協議会」は実質2年目となり、事務局の多大な労力のおかげで安定的 に開かれるようになってきました。また、東京以外での開催の初めての試みとして、 第3回が大阪で開催されたことは特筆すべき点ではないかと思います。
 外務省との事務レベル折衝が密に、的確に行われるようになってきたことが、安定的な開催 と大阪での開催成功に繋がったものと高く評価できると思います。一方で、これらの業務が、 関西NGO協議会の運営に、どれくらいの影響(マンパワー、コスト、成果など)を及ぼしてい るのかについては、適当な時期に精査し、問題があれば改善策についても検討される必要が あると思います。
 「ODA政策協議会」で議論される内容については、「ODA中期政策の策定」に見られたように、 部分的とは言えNGOからの提案・提言が取り入れられたものもある一方で、繰り返し提案される 「イラク復興支援」のように十分な情報公開にも繋がっておらず、消化不良に終わっているもの もあります。
 協議議題の実効性を高めるためには、より一層のコーディネーター間の連携や、外務省との 十分な連絡調整が必要になりますが、これらは今以上に事務局負担を増大させる可能性も あります。また、協議議題の提案や内容については、提言専門委員会ならびに提言専門委員 から出ているコーディネーターに委ねられる形となっており、これらの内容について 関西NGO協議会で十分に共有されているかどうかに対して、懸念があります。事務局を担う負担 に対する理解を得るためにも、「ODA政策協議会」に関する情報の共有を今以上に図っていくこと が重要ではないかと思います。
■神田 浩史 (特活)AMネット■

【全体会】「NGOと外務省の対話:どこまで来て、これからどこに向かうのか」

開催日時:2004年5月14日(金) 14:00〜16:30
場  所:三田共用会議所(東京)
参加者数:NGO 40名、外務省 19名、JBIC 2名、JICA 1名、計 66名
報告事項:(1) ODA政策協議会(2002年12月〜2004年2月)からの報告
        (2) 連携推進委員会(2002年11月〜2003年11月)からの報告
        (3) 外務省からの報告:開発に関する国際的議論の動向
             (G8サミット、UNCTAD、TICAD等)について
協議事項:(1) 今後のODAとNGOの連携のあり方について
        (2) ODA50周年について(経済協力局政策課より)
        (3) 海外安全情報について(海外安全相談センターより)

 NGO・外務省定期協議会のリニューアル後、最初の全体会である。パネルディスカッション を行い、会場からの質問にも対応した。連携推進委員会、ODA政策協議会の開催内容と成果 については滞り無く進行したが、意見交換会においては、事前の打ち合わせが十分でなかった 影響として、フロアーからの意見、質問の対応は論点を把握した内容ではない場面もあった。
 NGO側としては、2つの会合の今後の協力体制の構築が課題である。しかし、準備の段階から 民間援助支援室とNGO側事務局が打ち合わせを重ねて、開催準備のプロセスを共有することが できた事は成果と言える。
 今後も、NGOと外務省の連携のあり方を大きく捉えたテーマ設定が望ましい。

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(2)NGO・JICA協議会

 1998年発足。JICA(国際協力機構)関係者(現在の担当は国内事業部市民参加協力室)と NGO関係者((特活)国際協力NGOセンター)、(特活)名古屋 NGOセンター、(特活)関西 NGO協議会)によるパートナーシップに基づいている。情報交換・相互学習などを通して、 (1)開発途上国に対するより効果的な国際協力(2)国際協力に対する市民の幅広い理解と 強協力の促進に向けたNGOとJICA の協力の推進を図ることを目的としている定期的な協議会 である。
 この協議会には、「NGO−JICA連携事業検討会」「開発教育小委員会」「評価に関する 小委員会」の各小委員会が設置され、協議会で検討する内容をより具体的に議論している。 小委員会の活動報告や協議内容はNGO・JICA協議会の議場で報告され、プログラムの共有を 通じて、JICAとNGOとの連携の基盤強化がなされている。
 2004年度より新プログラムとして「地域会合」の開催を開始した。
 また、JANICの運営補助委託により、「JICA市民参加支援事務局業務」を2004年10月から 2005年9月までの契約期間で受託した。業務内容は、NGO-JICA協議会、およびNGO-JICA連携 事業検討会の開催に係る事務局業務である。

【NGO-JICA協議会】
<第1回>
開催日時:2004年5月17日(月)15:00〜17:50
場  所:JICA東京 オリエンテーションルーム
参加者数:NGO 8 名、JICA 27 名、オブザーバー 7 名
報告事項:(1)独立行政法人化後、2004年度のJICA組織改編について
   (2)各小委員会からの報告
   (3)JICAにおけるNGO関連事業の年間スケジュールの説明
   (4)JICAの寄付金に関して
協議事項:(1)2004〜2005年度NGO-JICA協議会のあり方
   (様々な地域NGOとJICAとの連携の可能生について)

<第2回>
開催日時:2004年8月13日(金)15:00〜17:30
場  所:JICA東京 オリエンテーションルーム
参加者数:NGO 6 名、JICA 17 名、オブザーバー 8 名
報告事項:(1) 各小委員会からの報告
   (2)技術研修員受け入れ事業「市民活動促進とコミュニティ開発」
   (3)JICAの寄付金事業に関して(JICAから現状報告)
協議事項:(1)地域のNGOとJICA国内機関間の連携の構築及び促進に向けて

<第3回>
開催日時:2004年 11月 14日(日) 13:00〜18:15
場  所:郡山市労働福祉会館
参加者数:NGO 27 名、JICA 19 名
報告事項:(1) 「NGO-JICA協議会」の目的及び内容紹介
   (2)今回の福島開催の経緯説明
   (3)各小委員会からの説明及び報告
協議事項:(1)福島県内におけるNGOとJICAの連携の現状報告
   (2)今後の福島県内におけるNGOとJICAの連携についての意見交換

<第4回>
開催日時:2005年 3月 8日(火)14:00〜17:00
場  所:JICA本部 11階CDEF会議室
参加者数:NGO14名、JICA17名 外務省1名 JBIC1名
報告事項:(1) 各小委員会からの報告
   (2) 第2回地域会合開催報告
   (3) 2005年度のJICAにおけるNGO関連事業について
       (JICAから現状報告)
協議事項:(1) NGO-JICA協議会実施要綱の改定について
   (2) 次回NGO-JICA地域会合の開催について
【地域会合】
<第1回>
開催日時:2004年9月4日(土)13:30〜17:00
場  所:福島県男女共生センター
担  当:(特活)国際協力NGOセンター
参加者数:NGO16団体、NGO側担当者4名、JICA11名、自治体2名、
             国際交流協会1名、報道関係者1名
内  容:(1) NGO・JICA連携に向けた課題の洗い出しと具体的な解決案に向けて
(2) 総括「11月の協議会に向けて」

<第2回>
開催日時:2005年1月29日(土)13:30〜17:00
場  所:JICA兵庫国際センター(JICA兵庫)ブリーフィングルーム
担  当:(特活)関西NGO協議会
参加者数:NGO12団体、NGO側担当者6名、JICA 11 名、自治体4名、
            教育関係4名、大学生13名
報告事項:(1) 事例紹介
a. 開発教育支援事業(開発教育支援実行委員会/教師海外研修)
b. 草の根技術協力事業 支援型(アマゾン自然学校プロジェクト)
c. 研修員受入事業(留学生セミナー/NGO・JICA連携による実践的
   参加型村落開発コース)
   (2) 質疑応答
   (3) NGO-JICA連携スキームの紹介

■(特活)国際協力NGOセンター、(特活)名古屋NGOセンターとともに運営を担ってきている。 定期会及び各分科会の協議において単なる顔みせに終わらず、実質が伴うようになってきている。 今後は「協力」の中味、質を向上させるための意見を交換する場になればさらに意義があろう。
■藤野 達也((財)PHD協会)■

 

(3)その他

【NGOと国会議員のODA政策に関する懇談会】
<第1回>
開催日時:2004年4月10日(土)10:00〜12:00
場  所:大林ビル29F「生駒」
参加者数:民主党大阪府連 5名、関西NGO協議会 5名
内  容:懇談会に至った経緯・背景の説明/NGOの概況など

<第2回>
開催日時:2004年9月24日(金)18:00〜20:00
場  所:大林ビル29F
参加者数:民主党大阪府連 4名、関西NGO協議会 6名
内  容:ODA中期政策策定の概要説明など

<第3回>
開催日時:2004年12月10日(金)14:30〜16:30
場  所:民主党大阪府連事務所
参加者数:民主党大阪府連 5名、関西NGO協議会 5名
内  容:ODA政策について           

【新ODA中期政策(案)に関する公聴会】<外務省より受託>
開催日時:2004年12月16日(木)15時〜18時
開催場所:大阪市立青少年文化創造ステーション(KOKO PLAZA)
出席者:41名
内  容:(1)ODA中期政策(案)に関する説明(外務省)
       (2)ODA総合戦略会議委員からのコメント
       (3)ディスカッサントからのコメント及びパネリストによる応答
       (4)参加者との意見交換

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3. 一般市民向け開発教育・広報

(1)関西NGO大学

・のべ参加者数:209名
・4回以上参加(修了証授与):26名
・全6回参加(皆勤賞):11名
・助成金:庭野平和財団
・運営委員:「第2部 0.担い手」(P.2)参照
・全体テーマ:「私は意志をもって社会とつながりたい」

<第1回>
日  程:2004年9月18日(土)〜19日(日)
テ ー マ:NGOって何?NGOって必要?
発題者:平田哲((特活)アジアボランティアセンター)、
     藤野達也((財)PHD協会)
場  所:関西セミナーハウス(京都市)
参加者数:38名

<第2回>
日  程:2004年10月16日(土)〜17日(日)
テ ー マ:これでいいのか!?世界の経済・日本の経済
発題者:佐久間智子((特活)「環境・持続社会」研究センター
     (JACSES))
場  所:長居ユースホステル(大阪市)
参加者数:38名

<第3回>
日  程:2004年11月20日(土)〜21日(日)
テ ー マ:やり過ごさないこと、考えつづけること
―政治と私のつながり―
発題者:岡田憲治(専修大学法学部助教授)
場  所:神戸学生青年センター(神戸市)
参加者数:32名

<第4回>
日  程:2004年12月18日(土)〜19日(日)
テ ー マ:流す人、流される人 −情報に流されない読み解き方−
発題者:野中章弘(アジアプレスインターナショナル)、
浜本裕子((財)大阪YMCA)
場  所:小林聖心女子学院 ロザリオ・ヒル(宝塚市)
参加者数:35名

<第5回>
日  程:2005年1月15日(土)〜16日(日)
テ ー マ:「こだわり」が社会を変える
発題者:ナマケモノ倶楽部、「ビッグ・イシュー日本版」、
「パタゴニア」大阪ストア、應典院寺町倶楽部のスタッフの方々
場  所:JICA大阪国際センター(茨木市)
参加者数:37名

<第6回>
日  程:2005年2月12日(土)〜13日(日)
テ ー マ:未来をつくる新たなつながり
発題者:参加グループ、関西NGO協議会加盟団体
場  所:小林聖心女子学院 ロザリオ・ヒル(宝塚市)
参加者数:29名            

※インパクト調査※
外務省の「NGO専門調査員」制度を利用し、関西NGO大学が受講生を始めとする市民社会に 与えたインパクトを調査した。

 講座全体のコンセプト/構成の議論に時間を要した為、従来よりも1回多く運営委員会 を開催した。しかしその結果、講座構成・企画内容ともに一層充実し、受講生の積極的な 参加とも相まって、活発な議論・グループワークがおこなわれた。受講生はのべ人数で 2003年度より21名増加し、より多くの社会人の参加により、NGOへの多様な関わり方を共に 考える事ができた。
 また、運営委員側からは、企画・運営を通じて自らのエンパワメント・スキルアップを達成 したとの評価が得られており、アドバンスト・コースとしての運営委員会の役割を確認できた。

■この数年、NGO大学は、国際協力に関わる問題を直接的に扱うより、社会とどうつながるか という、より個人の考え方の根幹に迫るアプローチを基軸に、地球が抱えるさまざまな 問題にどう取り組むかを考えてきました。難しいアプローチですが、半年の連続講座で あること、参加者同士ができるだけたくさん話をできるしくみを作ること、グループワーク を取り入れることで、参加者や運営委員が満足できる内容で今期も終えることができたと 思います。
 この「満足」にはもうひとつの理由があります。通称「N大酒場」と呼ばれる一日目のセッション 後の交流会です。みんながリラックスした雰囲気で参加することができ、世代も仕事も立場も 違う人達と思いを共有して信頼関係を築いています。それぞれの生活の場で発することがで きなかった疑問についても自由に言うことができ、他の参加者がそれを受け入れています。
 このような「場」が提供できるのもN大の特徴ですし、参加者のみなさんが、テーマについて 学んでいただくと同時に参加を楽しいと感じて下さればいいと思います。加盟団体の方々も ぜひプログラムに参加してみてください。必ず宿泊付で。
■佐久間 量子 関西NGO大学運営委員■

 

(2)講師紹介

1) 講座名:こどもと外国語
日  時:2004年4月1日〜9月30日
派遣先:大阪薫英女子短期大学児童教育学科幼児教育専攻2年次
紹介講師:  (特活)関西NGO協議会 榛木恵子、(特活)アジアボランティアセンター           
間野千里/荒川共生、日本国際飢餓対策機構 西本玲子/西川和子/清家弘久/木村、 (財)PHD協会 佐々木拓次郎/芳田弓生希/藤野達也/Africa(研修生)、 大阪聖和保育園園長 森本宮仁子

2) テーマ:国際協力NGO職員へのアプローチ
講座名:クレオのセミナー キャリアウォッチング講座           
〜さまざまな職種へのリレーアプローチ〜
日  時:2004年9月17日(金)14:00〜16:00
主  催:大阪市
実施主体:(財)大阪市女性協会 クレオ大阪
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 榛木恵子

3) 講座名:国際NGO論T・U(特別講義)
日  時:2004年8月5日(火)〜8月8日(金)
派遣先:龍谷大学経済学部
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 榛木恵子、           
   (特活)アジア文化交流センター 森脇祐一

4) 講座名:国際NGO論
日  時:2004年9月21日(水)〜12月15日(金)
派遣先:龍谷大学
紹介講師:  (特活)関西NGO協議会 榛木恵子、(特活) アジア文化交流セン           
ター 森脇祐一、 (特活)緑の地球ネットワーク 東川貴子、(社)アジア協会アジア友の会 大麻豊、 (特活)アジアボランティアセンター 間野千里/山本愛、(特活)AMネット 三輪敦子、 日本国際飢餓対策機構 西本玲子/西川和子、(特活)海外災害援助市民センター 斉藤容子、 (社)アムネスティーインターナショナル日本大阪事務所 大塚智美

5) 講座名:国際NGO論(集中講義)
日  時:2004年12月22日(水)〜12月25日(金)
派遣先:龍谷大学
紹介講師:  (特活)AMネット 神田浩史、(財)大阪YMCA 浜本裕子、           
竹安裕美、日本国際飢餓対策機構 清家弘久、(財)PHD協会 藤野達也、 (特活)関西NGO協議会 榛木恵子

6) 講座名:NGO・NPO論(集中講義)
日  時:2004年9月20日(月)〜9月22日(水)
派遣先:帝塚山学院大学文学部国際文化学科
紹介講師:  (特活)関西NGO協議会 榛木恵子、(財)PHD協会 藤野           
達也、日本国際飢餓対策機構 清家弘久

7) テーマ:日本と途上国とのつながりを見つめる
講座名:国際協力論
日  時:2004年11月2日
派遣先:大谷女子大学文学部コミュニティ関係学科
紹介講師:日本国際飢餓対策機構 清家弘久

8) テーマ:夏期国際ボランティア体験
日  時:2004年7月27日(火)10:30〜15:00
依頼元:寝屋川市立第八中学校
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 榛木恵子

9) テーマ:NGO/NPO活動における「自己責任」と政府の責任
日  時:2004年6月9日(水)18:30〜20:30
依頼元:大阪市立大学大学院創造都市研究科都市共生社会研究分野
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 榛木恵子

10)テーマ: 開発教育・国際理解教育アクティビティ紹介+授業への取り入れ方
日  時:2004年8月30日(月)13:00〜16:00
派遣先:京都市立桂川中学校
紹介講師:(特活)開発教育協会 佐藤友紀        

11)テーマ:NGO職員として働くこと
講座名:総合学習「社会人に話を聞く会」
日  時:2004年11月4日(木)13:00〜15:30
派遣先:宇治市立木幡中学校
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 榛木恵子

12)テーマ:スタディツアー
講座名:「ワークキャンプ・スタディツアー 100%活用術!!」
日  時:2005年1月14日(金)16:20〜17:50
派遣先:立命館大学ボランティアセンター
紹介講師:(特活)関西NGO協議会 宮下和佳

13)テーマ:国際協力における危機管理
日  時:2005年2月28日(金)12:00〜14:45
派遣先:洛西ロータリークラブ
紹介講師:(特活)CODE海外災害援助市民センター 村井雅清

 昨年度と同様、主な紹介先は大学であり、NGO・NPO論、ボランティア論といった講義への 講師紹介依頼に対応している。中でも、集中講義と週1回の講義を組み合わせた スケジュールは新しい試みであった。
ネットワークNGOの利点を活かし、加盟団体の協力を得て、国別/分野別でNGOの現場の 状況、開発の課題を講義できる講師をユニットで紹介するプログラムが好評である。
授業内容もワークショップ、視聴覚を取り入れた参加型の授業であり、講義を重ねるに つれて、受講生の国際協力に対する関心や意識の高まりをレポートの内容から見出せた。
また、講師紹介を通して、申込み団体、加盟団体、当協議会間で相互の働きに対して理解 を深め、新しいネットワークが生まれる可能性がある。
NGOにとっては、講義を行う事により活動内容の見直しが出来る。事務局にとっては、 加盟団体の活動状況や活動姿勢について意見を聞く貴重な機会となっている。
依頼が年々増加しているので、資料を整備し、講義の質の向上と多様性を培うことが重要である。

 

(3)NGO相談員<外務省より受託>

事業目的:  国際協力NGOの組織基盤の強化や能力強化に対する外務省
のNGO支援策のひとつ。NGO、市民からの国際協力、NGOに関する問い合わせに対して、NGOの経験、知識、専門性を もって対応し、市民の国際協力推進を図る。
受託期間:2004年7月1日〜2005年3月31日
相談件数:  7月/26件、8月/33件、9月/28件、10月/33件、11月/30件、
12月/24件、1月/25件、2月/32件、3月/26件
出張相談件数:2月/1件
相談員:(正)榛木恵子、(副)平田哲、(相談員補助)宮下和佳、杉野竜美、
瀬良香織
多い相談内容:
1.NGO団体の問合せ・紹介/講師の紹介(37)
2.NGOに関する質問・問合せ(25)
2.NGOの設立・運営/特定非営利活動法人の取得に関する問合せ(25)
2.NGO・国際協力分野への就職相談(25)
2.NGO・国際協力分野のボランティア参加に関する相談(25)
3.学校からの相談・問合せ(体験学習・総合学習・開発教育など)(17)

 市民の国際協力への関心は高く、またインターネットの登場で、メールによる相談業務も 年々内容が複雑になっている。総合件数は毎年増加している。
できるだけ事務所にて面談を行い、相談者の背景を知りつつ、直接聞き取った内容や仕草 で相談のボイントを判断して対応している。相談のテーマをカテゴリー別に分けることは できるが、相談ポイントは個々である。これらの個別な内容への対応を通して、 市民のNGOへの理解度を知る機会となった。
相談内容では、年齢を問わず国際協力機関への就職相談が増加しているが、NGOに限定して いる人は、昨年に比べて少ない。スタッフであるがゆえに生じる限界についても説明して、 就職だけがNGOに「関わる」方法ではないことも理解して頂くように工夫している。 さらに、中堅NGOスタッフからのマネジメントに関する相談ではボランティアコーディネ ーター研修の必要性を感じ、相談員の業務から得た知見を加盟団体にフィードバックする 方法を検討している。

 

(4)ホームページ

<トップページ掲載項目>
*新着情報 *代表理事挨拶 *協議会の概要 *主催・共催事業 *イベント情報  *よくある質問 *NGO相談員の部屋 *フェアトレードショップ *活動アルバム *人材募集案内 *関連団体リンク *加盟団体紹介 *スタッフルーム
<新規開設コーナー>
ウィークリーKNC(「スタッフルーム」内):スタッフ、ボランティアの近況
人材育成研修(「人材募集案内」内):各種研修情報
<1日平均アクセス数> 約115件

 イベント情報を中心にほぼ毎日の更新ができており、ホームページをきっかけとしての 相談・問い合わせにつながっている。一方、昨年度からの懸案であるリンクの整理について は、2004年度も着手する事ができなかった。

■2001年秋に現ホームページにリニューアルして早くも3年半経ちました。訪問者数も順調 に伸びており、メンテ担当者としてもひそかに喜んでいます。訪問者数の伸びを支えているのは、 何と言っても情報の新鮮さです。多忙にも拘わらずせっせとネタを提供し続けている事務局の 熱意に敬意を表します。技術的にはCGIやJAVAなどをふんだんに使えば、ホームページに動的 なアクションなどを加えることができ見栄えもハデになりますが、いつまでも飽きの来ない 現状程度の体裁が良いと思います。と言うか、CGIやJAVAを使いこなすには相当勉強しないと ダメで、どんどん衰えつつあるこの頭脳には無理、というのが本音です。
■福嶋 昭夫 (特活)関西NGO協議会 ボランティアGr.■

 

(5)スタディツアー合同説明会

<春季>
日  時:2004年6月6日(日)13:30〜16:30
場  所: 大阪市立総合生涯学習センター 第1研修室
参加費:500円
参加人数:44名
参加団体:  11団体(関西・南部アフリカネットワーク/アイユーゴー/(社)アジア協会
アジア友の会/(特活)アジア文化交流センター/(特活)アジアボランティアセンター /(特活)開発教育協会/(財)神戸YMCA/コリアNGOセンター/ネグロス教育里親運動・宝塚会 /(財)PHD協会/(特活)モンゴルパートナーシップ研究所
内  容:1.スタディツアー100%活用セミナー
 2.スタディツアー見本市
助成: (財)大阪コミュニティ財団

<秋季>
日  時:2004年10月31日(日)13:30〜16:30
場  所: 京都YMCAホール
参加費:500円
参加人数:35名
参加団体:  7団体((特活)アジアボランティアセンター/(社)アジア協会アジア友の会
/(特活)アクセス/インドマイトリの会/大阪YMCA学院日本語学科/(財)京都YMCA/ (財)神戸YMCA)
内  容:1.ワークショップ
 2.スタディツアー見本市
助  成: (財)京都市国際交流協会

 2003年度より開始し、3度の開催を経て、参加者のニーズに応え得るイベント内容を作り 上げる事ができた。しかし広がりという意味では、大学のボランティアセンターなどから 広報協力を得たものの、参加者数は伸び悩んだ。
また、「スタディツアー・ハンドブック」は関西NGO協議会での販売に加えて一部大学 生協書店等での取り扱いもおこなったが、多くの人に購入して頂く事はできなかった。 大手旅行代理店等の「ボランティア体験ツアー」「エコツアー」といったツアーと、 「NGOによるスタディツアー」の違いをアピールしつつ、多くの方に情報提供する仕組み づくりが、今後の大きな課題である。

 

(6)国際協力NGO入門講座

 国際協力NGOに関する超初心者向けのセミナー。国際協力やNGOの活動に興味を持ちながらも、 参加のきっかけを見出せない人々を対象に開講した。参加者が、国際協力NGOに関する基礎的 な知識や情報を学び、活動への参加方法や情報源について知ることを目的としている。 単発講座であり、各回の内容はほぼ同じ。

日  時:5月〜9月の第1金曜日(5/7、6/4、7/2、8/6、9/3)19:00〜21:00
参加費:1,000円
場  所:大阪聖パウロ教会4階研修室
講座内容:  1.導入
2.NGOとは?
3.国際協力NGO活動の現状について
4.NGO活動への参加方法
5.質疑応答
参加者:第1回15名、第2回3名、第3回9名、第4回11名、第5回10名 (延べ50名)

 毎回平均10名の参加者数は、個々の参加者の希望を取り入れながら進行するには適正な 規模であった。参加者による評価は概ね良好であり、講座内容への満足度は高かったと思 われる。しかし、「この講座をきっかけにNGO活動に参加していきたい」という感想が多く 寄せられたものの、実際に参加したかどうか、フォローする事ができなかった。
(本講座参加者のうち、今期の関西NGO大学を受講した方は2名であったが、いずれも本講座と 関西NGO大学参加をほぼ同時期に申し込んでおり、本講座での紹介をきっかけに関西NGO大学 参加を決めたとは言い難い。ODA連続講座やスタディツアー合同説明会には、入門講座参加者が それぞれ3〜4名程度参加していた。)
今後は、「入門講座」という位置づけにふさわしい、より多く/より幅広い層からの参加を 想定した講座づくりと対応が必要である。

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4. 組織の充実

(1)定期総会

開催日時:2004年5月28日(金)19:10〜21:10
場   所:大阪聖パウロ教会1階中集会室
出席団体:16団体18名
委任状出席団体:10団体10名
欠席団体:3団体
その他出席:(特活)関西NGO協議会事務局4名
議   題:  1. 出席団体及び委任状出席団体の点呼、定期総会成立の宣言
2. 総会議長選出、開会の挨拶
3. 議長による議事録署名人及び書記の指名
4. 2003年度事業報告および収支決算報告
5. 2003年度監査報告
6. 理事団体辞任の報告
7. 2004年度事業計画及び予算の報告
8. 各出席団体による自己紹介および2004年度活動紹介

(2)理事会

<第1回>
開催日時:2004年5月10日(月)18:30〜21:00
出席者数:7名
協議内容:  ・ (特活)関西NGO協議会 NGO・活動・運営指針(案)について
・2004年度事業計画について
・2003年度「定期総会」について
・(特活)開発教育協会との相互団体会員入会の件
報   告:  ・ 2003年度会計監査報告         
・ボランティア、インターン、NGO調査員について

<第2回>
開催日時:2004年6月21日(月)18:30〜20:30
出席者数:7名
協議内容:  ・ 会計報告(4〜5月)
・2003年度「定期総会」の振り返り
・NGO活動・運営指針(案)の作成プロセスについて
・2004年度「例会・拡大学習会」プログラム(案)について
・2004年度「NGO調査員」について
・第18期「関西NGO大学」の運営方針とプログラム(案)について
・2004年度「NGO-JICA連携による実践的参加型村落開発コース」について
・JICAの寄付金事業について
・その他(ODA総合戦略会議委員選出の件、事務局夏期休暇)
報   告:  ・ 2004年度第1回スタディツアー合同説明会(6月6日)開催報告
・新規プログラム「ゼロから始める国際協力NGO入門講座」開催報告
・インターン活動報告

<第3回>
開催日時:2004年9月10日(金)18:30〜20:30
出席者数:8名
協議内容:  ・ 第2回理事団体改選の準備について
・新入会団体について
・下半期のスケジュール・運営指針について
・2005年度事業方針(案)の準備について
報   告:  ・ 会計報告(6〜8月)
・第18期関西NGO大学(準備状況の報告)
・ゼロから始める国際協力NGO入門講座(開催報告)
・JICA-NGO連携による実践的参加型村落開発コース(準備状況の報告)
・NGO・外務省定期協議会、NGO・JICA協議会(開催報告)
・第3回ネットワークNGO全国会議(準備状況の報告)
・秋期スタディツアー合同説明会(準備状況の報告)
・委託事業2件(準備状況の報告)

<第4回>
開催日時:2004年11月8日(月)18:30〜20:30
出席者数:7名
協議内容:  ・ 第3回例会・拡大学習会について
・ NGO活動・運営指針(案)について
・第3回ネットワークNGO全国会議『全国組織構想』について
・NGO-JICA協議会(評価小委員会)メンバー募集について
報   告:  ・ 会計報告(9〜10月)
・秋期スタディツアー合同説明会(開催報告)
・第18期関西NGO大学(中間報告)

<第5回>
開催日時:2005年1月11日(火)18:30〜20:30
出席者数:7名
協議内容:  ・ 第3回ネットワークNGO全国会議について
・NGO活動・運営指針(案)について
・理事団体選挙について
報   告:  ・ 会計報告(11〜12月)
・NGO-JICA協議会地域会合(関西)の開催について
・NGO・外務省定期協議(ODA政策協議会第3回)関西の開催について
・委託事業開催報告           
(a)NGO/NPOの会計実務講座
(b)ODAに関する中期政策(案)公聴会(関西)

<第6回>
開催日時:2005年3月28日(月)18:30〜20:30
出席者数:8名
協議内容:  ・ 今年度事業ふりかえり
・来年度事業計画について
・NGO活動・運営指針(案)について
・理事団体選挙について
報   告:  ・ 会計報告(1〜2月)、決算見込み
・第18期関西NGO大学 開催報告
・NGO-JICA協議会 地域会合(関西)開催報告
・NGO・外務省定期協議 ODA政策協議会第3回(関西)開催報告
・第3回ネットワークNGO全国会議開催報告

(3)「関西NGO協議会 NGO活動・運営指針」の策定

 2003年度に引き続き、検討委員会での協議を経て草案を作成し、理事会・例会(第3回) での協議を経て、最終案を作成した。

■関西NGO協議会として自らの立場を鮮明にすることは、加盟してくださっている団体や、 外部の方々からも求められていました。2年をかけて議論し、調整しながら総会提出の運びと なりました。関西NGO協議会がこの指針のもとに活動、運営を進めていくと同時に、 加盟してくださっている団体の皆様にも自分たちの指針であるという自負と自覚を持って いただきたいと願います。
■ 清家 弘久 日本国際飢餓対策機構■

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5. その他

(1)後援名義

1) 事業名:国際ボランティア講座「持続可能な社会へのアプローチ」
開催日:2004年5月16日(日)〜7月7日(水)全7回
主催団体:(特活)アジアボランティアセンター
2) 事業名:公開シンポジウム「自発的人道活動の一層の発展のために」
開催日:2004年5月29日(土)
主催団体: 龍谷大学龍谷ボランティア・NPO活動センター
3) 事業名:参加型開発入門ワークショップ「南の人びとと共に築く未来を考える」
開催日:2004年7月16日(金)
主催団体:(特活)アジアボランティアセンター
4) 事業名:『いのちを育む学び 〜グローバルに、ローカルで〜』
開催日:2004年8月7日(土)〜8月8日(日)
主催団体:(特活)開発教育協会、「第22回開発教育全国研究集会」実行委員会
5) 事業名:平成16年度「国際協力ひろば」
開催日:2004年7月23日(金)、
2005年1月16日(日)、
2005年2月5日(土)〜6日(日)
主催団体:  読売新聞大阪本社、読売テレビ、独立行政法人国際協力機構
大阪国際センター、国際協力銀行大阪支店、(財)大阪府国際交流財団、(財)大阪国際交流センター、 (財)国際ボランティア貯金普及協会
6) 事業名:韓国・人権大使 パク キョンソ博士を囲む会(案)「東北アジアにおける
        平和・人権・共生」
開催日:2004年7月23日(金)
主催団体:(特活)アジアボランティアセンター
7) 事業名:緊急シンポジウム「関西NGOが問い直すイラク人質事件 -「自己責任
        論」とNGO・マスコミ-」
開催日:2004年6月5日(土)
主催団体:ジュビリー関西ネットワーク
8) 事業名:公開シンポジウム「NGO/NPO活動における「自己責任」と政府の責任」
開催日:2004年6月9日(水)
主催団体:大阪市立大学大学院創造都市研究科都市共生社会研究分野
9) 事業名:アジア理解セミナー「社会変革とジェンダー」
開催日:2004年11月13日(土)より全6回
主催団体:(特活)アジアボランティアセンター
10)事業名:シンポジウム「傷ついた子どもの自立をささえて---児童養護施設と
        ストリートチルドレンの現場から」
開催日:2004年10月24日(日)
主催団体:シャプラニール関西
11)事業名:日本のODA50周年地球シンポジウム「地球公共政策としてのODAを
         めざして」
開催日:2004年10月11日(月)
主催団体:ODA改革ネットワーク
12)事業名:どうなるWTO(世界貿易機構)第2弾
開催日:2004年10月29日(金)
主催団体:(特活)AMネット
13)事業名:大阪・関西の声を国会へ!「認定NPO法人制度の改善を求める緊急
         集会・大阪」
開催日:2004年11月2日(火)
主催団体:(社副)大阪ボランティア協会・NPO推進センター
14)事業名:阪神・淡路大震災10周年記念事業/国際協力ひろば特別シンポジウム
         「神戸から世界へ」
開催日:2005年1月16日(日)
主催団体:  (財)兵庫県国際交流協会、(財)神戸国際協力交流センター、独立行政
法人国際協力機構、国際協力銀行大阪支店、(財)大阪府国際交流財団、(財)大阪国際交流センター、 (財)国際ボランティア貯金普及協会、読売新聞大阪本社、読売テレビ
15)事業名:AMネット連続学習会「知らんと損々!「世界の仕組み 日本のからくり」
開催日:2005年3月19日(土)より全10回
主催団体:(特活)AMネット

(2)その他

1) 大阪府総合計画審議会委員
(大阪の再生・元気倍増プラン 〜大阪21世紀の総合計画)〔受託〕
開催日時:2004年7月1日から2年間
会議回数:年1〜2回程度、1回あたり2時間程度
2) 市民国際交流活動助成金選考委員〔受託〕
開催日時:2004年10月2日(土)13:00〜17:00
場   所:とよなか国際交流センター 3階イベントホール
主   催:(財)とよなか国際交流協会
3) JICA市民参加支援事務局業務〔運営補助受託〕
契約期間: 2004年10月〜2005年9月
運   営:(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
業務内容:NGO-JICA協議会及びNGO-JICA連携事業検討会開催に係る事務局
   業務
      
4) 教育協力評価手法ワークショップ〔広報協力受託〕
開催日時: 2005年3月19日(土)、20日(日)10:30〜17:30
主   催:外務省
運   営:教育協力NGOネットワーク(JNNE)

外務省や東京のNGOが、地域においてセミナー等を開催する意義を認め、地域のネットと協力 して実施する機会が増えている。関西地域の特性や要望を活かしたプログラムを提供する ことで、まだ加盟されていないNGOの参加もある。また、委託事業の収益は、協議会の財政 にもブラスである。
事業の下請け機関ではなく、協働プログラムの担い手の立場に立脚 した委託、共催事業には、加盟団体の協力を得て、積極的に参加することが望ましい。

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